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「……あっ……待って、だめよ」
いつの間にか彬の手は奈々枝の方から腰へ、そして、 もっともプライベートな部分へとマッサージの手を伸ばしていた。
「だめじゃないよ。奈々枝の蜜が溢れる花瓶に、
どうぞ、僕の花を生けさせて」
彬は奈々枝の身体を返して、キスの雨を降らせながら言った。
「奈々枝の唇、少し、冷たくてやわらかい……でも、中はきっと、
蕩けそうに熱いんだろう?」
言いながら唇は喉もとから柔らかな白い胸へ、ばら色の乳首へと
愛撫を移動させる。
左右の乳首をそっと吸ったり舐めたりしながら、
彬の手は淡い草むらに潜む奈々枝の雌しべを探っていた。
「奈々枝、感じている? 少し、濡れてきた……」
「……いや、はずかしこと、言わないで……」
「どうして? 愛し合ってる恋人同士だろう?恥ずかしいことなんて、
ちっともないよ。感じてくれて嬉しいよ」
奈々枝が手で顔を覆ってしまうと、彬は奈々枝の膝裏に手を入れて、 白い腿を割り開いた。
「僕はアンスリウムは知らなかったけど、この花は知ってる。 奈々枝の花は、濃いピンク色をしたシンビジュームみたいだね。 ほら、もう、蜜が溢れてきて、すごく官能的な眺めだ」
自分の秘密の部分がどうなっているのかを言葉にされて、 奈々枝は羞恥に身体を火照らした。
「挿れていいかい?」
「あ……彬……待って」
奈々枝は起き上がり、彬が使っていたローションを、
思い切って彬の分身に振りかけた。
奈々枝が熱く潤んで彬を求めているのと同じように、彬の砲身も
奈々枝を求めて、すでに臨戦態勢で、天を向いて立ち上がっていた。
「奈々枝?」
「今度は、私が……ん……んっ……」
奈々枝は彬の股間にうずくまって、愛しい分身をそっと手に包み込むと、
フェラチオをはじめた。
「奈々枝……!ああ、すごい。奈々枝からしてくれるのって、久しぶりだ」
彬の声に、奈々枝はそっと顔を上げた。
「私、まだ……下手よね?でも……いつもあなたがしてくれてること、
私もやってあげたいって……。変よ、私、どうしちゃったのかしら?」
そう言うと、奈々枝は再び彬のものを口に含んだ。
「奈々枝も僕を欲しいって感じてるってことだろう? いいんだよ。愛しあってるんだから、そう感じて自然なんだ。 好きだよ、奈々枝」
耳に優しい恋人の声に、いつしか、 奈々枝は彬のものを夢中でしゃぶっていた。 口での奉仕に彬自身が、いっそう太く形を変え、幹はそそり立ち脈を 打っているのが感じられる。 奈々枝はすぼめた唇と舌で、彬の砲身を夢中で愛していた。
「奈々枝、もうだめだよ。イキそうだ。奈々枝の器に入っていい? もう、限界だ。僕は奈々枝の中で達(い)きたい」
彬は奈々枝の顔を股間から引き剥がし、いちど身体をきつく抱きしめると、 蜜壷に狙いを定めて自身を挿入した。
「奈々枝、動いていいかい?」
「……え? あ、待って、だって、うそ、あ…ああっ、な…んで…」
奈々枝はかぶりを振った。
久しぶりの――もしかすると、それは、初めての感覚だった。
彬に突き上げられ、ふっと放される浮遊感と、言いようのない快美感。 這いのぼってくる優しい恋人の手に、奈々枝は身体が蕩けていくようだった。 肌を吸われ、愛撫される深い陶酔の中に、身体の芯に打ち込まれたものが、 ますます熱くなっていくのを感じる。
「なにが嘘なんだい?」
「だって、こんなの……今夜の私、変、よっ……なんだか、溶けそう」
「変じゃないよ。愛しあっているんだから、心も身体も感じていいんだ」
もっと自由に正直に。自分を解放してごらん。
彬は奈々枝の耳元に、そう囁きながら、自身を大きくグラインドさせ、
ひときわ大きなストロークを打ち込んだ。
「奈々枝、一緒に達こう……」
身体中が熱く、痺れている。
乱れた吐息の中で、奈々枝も彬も言葉を失い、 文字通りに身も心もひとつにつながって登りつめ、溶け合って果てた――。
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