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セクシーな女というと、最近の流行りはおおまかにいって 二種類に分けられるような気がする。
ひとつは雌豹のような野性味あふれる魅力の持ち主。 なぜか世界のセレブに多い美しき野獣タイプ。 豪奢なドレスを第二の皮膚のように着こなしてしまう。
もうひとつは小鹿のバンビを彷彿とさせる純情可憐な清純派。 華奢な妖精の繊細さ、涼しげな佇まい…… 精緻な工芸品のような美が、いつの世も人を惹きつける。
人気のあるタレントや女優、モデルなどを見ても、 以上のバンビと雌豹のいずれかにほとんどの人が当てはまると思う。
けれども、私は考える――
生身の女は、森の小鹿やジャングルの豹に憧れながら、 ふつうは、そうはなりきれないものなんじゃないの?と。 雌豹は女王様っぽい。小鹿は乙女チック。どちらも素敵。
だけど臆病な私は肉食獣に徹するのは無理だし、かと言って、 いつまでも少女のふりをするのもつらい。 それに鹿も豹も大きすぎるし(脚が長すぎるし……)。
そういう自分に正直に向き合ったとき、思い浮かべるのは小兎だ。 小さな兎はやわらかくて、弱々しくて、感じやすい。 怖がりだけど、美味しいとか気持ちいいとか、 そういうわかりやすい快楽にもヨワかったりして…… それって、まるで女性器そのもののようではないか。
そうか、私の本性はあそこだったのか――
だったら、小兎ならではの魅力を引き出すためには、あそこを、
より「兎ちゃん」らしくしてあげればよいのでは?
兎の良さは、なんといってもその敏感さにある。 感受性が豊かで、あらゆる刺激にビビットに反応する。 だからこそ可愛らしいのだと思う。
そういうわけで、私はもっと、感じやすくなってみたい。
……ときにはラブグッズでGスポットを探ってみたりして、
小兎のように震えながらイッてみて……。
ねえ、あなたの小兎はどこ? 優しくつかまえて、今夜もたっぷり可愛がってあげてね。
【川奈まり子】
コラムニスト。元AV熟女女優。1967年11月9日生まれ。A型。
2004年にAV界引退後、エッセイ、官能小説などの執筆で活躍中。
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