「今夜はどんなデコレーションにしようかな」
陽介がいたずらを見つけた子供のような、
少しいやらしい口調で言い、私をじっと見つめた。
パティシエである2つ年上の陽介と付き合い始めたのは、3年前の春。
お菓子を作るのも食べるのも好きな私は、大学に入ってすぐに、
オシャレなカフェでアルバイトを始めた。
そのカフェで、とても繊細な、美味しいという言葉で言い表すのが
もったいないくらいのお菓子を作っていたのが陽介だった。
「舞、今日もうんと美味しいお菓子にしてあげる」
唇を重ねたまま、陽介は私を静かにベッドに横たわらせた。
「んっ…」
私の閉じていた唇が、陽介の長い器用な舌によって割られる。
「んんっ…はぁっ…」
唇が離れると、熱い息が二人から漏れた。
キャミソールとレースつきのブラが同時に脱がされていく。
「やぁっ…」
思わず喘ぐような声が出ると、
「嫌?」
私の大好きな優しい目で、陽介は私を見る。
その目は私を金縛りにしてしまう。
「うっ…、ううん…、嫌じゃ、ないけど」
恥ずかしさに、手で胸を隠そうとすると、
さりげなく私の手が払いのけられ、膨らみが露わにされた。
「きゃっ…」
「今日は舞の好きなハート型にしようね」
陽介は乳首を避けるように、その周りにローションでハートを描く。
「舞をおいしくしてあげるからね」
繊細な手つきで、私の胸をさわさわと撫でたり、
柔らかく揉んだりし始める。
真剣にパイ生地をこねる陽介の姿が脳裏に浮かんだ。
それから、徐々に敏感になった乳首に指を沿わせ、
キュッと摘ままれたり、乳首の先を舌をとがらせて
ちろちろと舐めたりする。
「あ、んん…」
「今日はチョコ味だからかなぁ、いつもより、もっとおいしいよ…」
胸への愛撫だけで、私は言葉を発せなくなってしまう。
そうなってから、陽介はショーツの上からつつっと指でなぞる。
「舞の中から、たくさん甘い蜜が出てきたよ」
ローションのひんやりとした感触と、生クリームをなでつけるような
陽介の手の温もりが心地よい。
「びしょびしょだね、舞、たっぷりなめてあげる」
陽介の両手は乳首への愛撫を絶え間なく続け、舌はぬるぬるに
ローションの塗られた私の中の先へと進んでいく。
「あんっ…、陽ちゃん、欲しい…」
「何が欲しいの? はっきりいってごらん」
私は恥ずかしさに、ぶるぶると首を横に振った。
しかし、陽介はわざと私に恥ずかしい言葉を言わせようとする。
「ほら、もう一回」
「…陽ちゃん、の、が、欲しい…」
「もう欲しいの? じゃあ、俺のも味わって」
すでに大きくそそり立った陽介のモノにローションを絡ませ、
舌を這わせる。
深くて熱いキスをしながら、陽介自身を奥へ受け入れていく。
「あっ、いいっ、イク…」
「俺もイクよ…」
私は汗とローションでキラキラと輝く陽介の身体に
ぎゅっとしがみついた。
イク瞬間、二人の心の中で、
いただきます…
その言葉と共に、二人とも身も心もセックスに満足する夜は、
どんなお菓子よりも魅力的な一夜になっていく。
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