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投稿官能小説「優しい彼の濃厚愛撫」
美加(29歳)の体験談
人は記憶を、さまざまな物から得ると言う。匂いや形、そして触感…。
ペルシャ猫の毛並みを撫でていると、そのふわっとした感触に、頬ずりしたくなる。ぬいぐるみでもそうだ。ずっと抱きしめて、撫でていたい。
つるつるとした、陶器の触感。薄い茶碗と厚い茶碗では、その触り心地は、全然違うのだ。
鉛筆、口紅、ボールペン…。すべてに触り心地があり、すべてが違う。
半年前から付き合い始めた隆の触り心地だって、この手のひらの中にある、触感だ。
彼は、知り合いの数人の友達と飲んでいる時、美加の知り合いとして、現れた。
「私が知っている人が、この近くで働いているのよ」
美加の電話の15分後に、彼は現れた。
すぐに話の輪に加わった彼は、初対面だと言うのに、すぐにみんなと打ち解けて、にこにこして…。
帰り際、
「楽しかったですよ、ありがとう」
ホームでなぜか私の手だけを握り締めた彼の手の温かさが、まだ記憶に残るうち、彼はすぐにお誘いのメールをくれた。
その着信音が、なぜか耳に残っている…。
彼の指が私の体中を…(肌がエッチで…)
「やわらかい肌…この触り心地がたまらない…」
恋人になった彼は、私をぎゅっと抱きながら、私の肌を、彼のその男性の手で撫でながら、そう囁く。
いつまでもいつまでも、彼の記憶の中に、私というやわらかい肌の感触が、刻み込まれて欲しい…。
女の体の凸と凹の部分の、どこもを彼の指がなぞる。その彼の指の動きで、私はうめき、喘ぎ、のけぞり…
そして髪を乱して、ひたすら彼と一体になることを求め、究極の高みへと、愉悦が登りつめていくのだ…。
彼が言った事がある。
「あなたの甘い香りのするこの肌が、僕に焼きついていて、逢わない時だって、いつもあなたを思い出させる…」
ベリーの甘い香りに包まれて、お風呂で自分の肌をマッサージするとき、彼に愛されるこの我と我が身が、つくづくいとおしく感じる。
私は今夜も、ベリーの香りに包まれ肌を揉む。
次も彼に優しく抱かれるために…。