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官能小説 心の糸を結ぶ場所 2話

吹き始める、ふたつの風

ベッド

目が覚めると、カーテンの外はぼんやりと明るくなっている。

昨夜、婚活パーティーの帰り、美穂に、パーティーに行く直前に知り合った直樹にも、パーティーで知り合った健二にも、連絡先を訊かれたことを打ち明けた。
「モテ期だね〜」
美穂は冷やかしながらも「でも、直樹君はオススメしないなぁ」と釘を刺した。
大学時代、遊んでいるという噂があったのだという。実際、女友達は多いだろうという印象は、昨日の短い時間の中でも伝わってきた。

「でも、その健二さんって人は、よさそうじゃない?」
美穂が言うとおり、健二は、申し分ない。心の隅で結婚を考えている私にとっては、願ってもない相手だ。

ぼんやりと昨夜の美穂との会話を思い出しながら、ベッドサイドにあるスマホに手を伸ばすと、直樹と健二、両方から連絡が来ていた。
連絡先を訊かれても、連絡が来るとは限らない。社交辞令かもしれないと思っていた私は、少し驚いた。

ふたつの魅力

コーヒーを飲む女性

“みさきさん、こんばんは。今日は少ししか話せなかったけど、偶然の出会いに感謝!今度、ゆっくり会いませんか?”

直樹からのメッセージには、昨日会ったときよりも、そして美穂から聞いていたよりも、穏やかさが漂っている。
何よりも、“感謝”という言葉に、私は正直、ギャップを覚えた。

(本当に、遊び人なのかな?)

まだ眠気が充満する頭の中に、疑問が漂う。

“みさきさん、今日はありがとうございました。友達に誘われた婚活パーティーで、どうしたものかと思っていましたが、あなたのおかげでとても充実した時間になりました。その後、無事に帰宅されましたように”

健二からのメッセージは、会ったときの印象を裏切らない。
(やっぱり、いい人そうだなぁ)

―――コーヒーを淹れてソファに座る。

“こちらこそ、バタバタだったけど、ありがとうございました!直樹くんは、いつも、どんなところに遊びに行くの?”

会いたいと言う直樹に、イエスともノーとも答えずに返事をした。

“こちらこそ、ありがとうございました。私も、健二さんのおかげで楽しく過ごせました。あの後、無事に帰宅しました。健二さんは、今日もお仕事ですね。頑張ってください!”

まだ健二の始業前であることを確認して、送信する。

「ふぅ」
ひと口めのコーヒーを喉の奥に落とすと、スマホの着信音が鳴る。

“よかった!返事、もらえた!俺、みさきさんが好きそうなカフェも知ってるし、バーもよく行きますよ。ドライブも好きです!”
直樹のメッセージからは、年下らしい勢いと、どこか慣れた感じが伝わってくる。

そのメッセージを読んでいる最中、健二からも早速返信があった。

“みさきさん、休日も早起きですね。無事に帰宅したようで安心しました。お返事もらえて、今日の仕事も頑張れそうです!”
「お返事もらえて、頑張れそう…か」コーヒーをもうひと口飲み込むと、健二の返事を声に出してみる。

その後、直樹とは、彼の誘導に引き込まれて、出かけるお店や場所の候補が絞られていった。
一方で健二は、私の返信に対して休憩のたびにさらに返信をくれて、仕事が終わってから “文字での会話は、もどかしいですね。食事でもいかがですか?”
とスマートに誘ってくれた。

葛藤と返事

スマフォを見る女性

「どうしよ…」

ひとり暮らしの部屋の掃除をしながら、ふたりの男性とやりとりを繰り返して1日を過ごした。
直樹は、こちらが乗せられてしまうような楽しさがある。つい「そこ、行きたい!」と言いたくなるように話を盛り上げる。
やはり遊び人かも…というざわつきも心をよぎるが、軽すぎない何かがある…ような気がする。
健二は、自分が仕事をしながらも、休日を過ごす私をねぎらい心配してくれる。つい、掃除のことなど話してしまうのは、やはりリラックスしているからだろう。

今までは、気になる人ができれば、他の男性は目に入らなかった。
だから私は、自分がものすごく一途でシンプルな恋愛をする人間なのだと思ってきた。

しかし、今は…。

直樹にも健二にも、きっと、惹かれている。
どちらから連絡がきても、素直に嬉しい。
返事をしたい…。
でも、いいことじゃない…。

“いつなら、都合がいいですか?”
葛藤が渦巻く中、ベッドに入る直前、直樹にも健二にも、同じ返事をした。

あらすじ

婚活パーティーの後、みさきは美穂に直樹と健二の両方に連絡先を聞かれた事を打ち明けた。

「モテ期だね〜」
と、美穂は冷やかしながらも直樹はオススメしない、と釘を打ってきた。

彼は大学時代から遊んでいる、という噂があり、みさきも実際に女友達も多いだろうな、という印象を持っていた。

美穂は「健二さんって人は良さそうじゃない?」とみさきに告げる。 確かに、結婚を考えているみさきにとって、健二は願ってもない相手だ。

自室でぼんやりと美穂との会話を思い出していると、 直樹と健二、両方から連絡が来ている事に気づく。

連絡先を聞かれたのもただの社交辞令だと思っていたみさきは驚いたものの、
直樹と健二、それぞれとメッセージのやり取りをしていて、ある気持ちに気づいた…。

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