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官能小説 心の糸を結ぶ場所 6話

脳裏に張り付く夢

女性とベッド

目覚ましをとめて、しばらく呆然とベッドの上に座っていた。
(セックスしてる夢…みたよね、私…)
誰に問いかけるでもない疑問が、頭の中に浮かんでくる。
健二に愛撫される夢の途中で目覚め、その後に直樹に抱かれている夢を…。
妙にはっきりと脳裏に張り付くようなふたつの夢。その後味を感じる余裕もなく、ただ、ぼんやりと思い出すともなく思い出していた。


「直樹くん…」
朝食の準備をしながら、ふと直樹の名前が口をついて出た。
ベッドから出て動き出すと、健二の夢は、少しずつ色あせていくように感じる。
同時に、直樹の夢が、色濃く浮かび上がる。
まるで、釣り合っていた天秤が、バランスを崩していくように…。


言い聞かせる…?

女性

「私、もしかして、直樹くんを好きなのかな?」
仕事帰り、美穂に行きつけのバーに付き合ってもらう。
「どうして?直樹くんとのセックスのほうが、想像できた?」
美穂は、こっそりと耳元で囁く。

「想像っていうか…。実は、両方と、してる夢、みちゃった…」
「うわ、大胆!」
からかうように言う美穂に、「笑いごとじゃないよ、ひどいでしょ、私…」
「ごめんごめん。でもさ、正直、どっちのほうが興奮した?」

美穂は半分はいたずらっぽい笑みで、半分は真剣な友情を含めて、目を合わせた。
悩んでるんだから不誠実なわけじゃないと、優しい前置きをして。
「うーん、どっちも」
同じ色の視線を私が返すと、ふたりでくすっと笑う。

「でもね、美穂。結婚を考えるなら、健二さんのほうがいいって、分かってるの。仕事の状況なんて、どうなるかは誰にも分からないけど。フリーデザイナーよりも開業歯科医のほうが未来が見えやすいだろうし。それに、今の時点で、健二さんのほうが結婚を考えているタイミングだしね。それにね。健二さんからの連絡も嬉しいし返事したいなって思うのも、本当なんだよ」

一気に話す私に、美穂は、温かな友情の視線で、頷きながら聞いてくれた。

「そう、言い聞かせてるのかもね、みさき」
グラスの中の氷に視線を落としながら、美穂はつぶやくように口にした。
「言い聞かせてる…のかなぁ」
否定は、できなかった。でも、肯定もできなかった。


二人の顔

女性の体

「まぁ、友達としては、健二さんのほうが安心するけどね。でもきっと、みさきは、直樹くんが好きなんだろうなぁ」
ドッと倒れ込むように、いつもより酔った体をソファにあずける。

別れ際の、美穂のしみじみとした言葉と視線が、何度もリフレインする。
「言い聞かせてる…」
言葉に出してみると、ふと、美穂の「どっちのほうが興奮した?」という言葉が突き刺さるように甦る。

「どっちも興奮するから、困っちゃうのよ…」
無意識に、興奮という言葉が口から出ていることに気づくと、急に、全身が鳥肌が立つような感覚に襲われ、敏感になるのが分かった。
「…んんっ」
ブラウスのボタンをはずして、左手をブラの中に忍ばせる。同時に、右手は、スカートの中へと侵入していった。

「あぁ…ぃぃ」
乳首を指先で転がしながら、健二の、私を辱めるような視線が脳裏に迫る。
「んんん…」
ショーツの上からクリトリスをチロチロと撫でる指が、直樹のそれであるかのような錯覚が起こる。

「あぁ…そこ…」
柔らかい胸の膨らみとその頂点の突起と、ドクドクと熱と大きさを増すめしべ。両方を愛撫する指の動きが、次第に速く、しかしねっとりと執拗になっていく。
「だめ…」
もどかしい快感にこらえきれず、私は、ブラウスもスカートも、ストッキングも下着も、すべて脱ぎ捨てた。

「もっと…」
誰に言うともなく、声が漏れる。
左手の指を深く口の中に納め、唾液で濡れた指で再び乳首をつまむと、「はぁぁ」と漏れる息につられるように、背中がのけぞる。
同時に、クリトリスの快感を巻き込むように、蜜の泉からは愛液が溢れ出してきた。
溢れるとろみを右手の指にすくうと、思いがけない熱さに一瞬指が止まる。

その瞬間、健二と直樹、二人の声が耳の奥に響く。
「こんなに熱いのが出てるよ。中は、もっと熱いんだろうね」と耳を噛む健二。
「嬉しい…みさきさん、きもちよさそう…」と私の胸に顔を埋める直樹。

「あぁぁ…健二さん…直樹くん…」
二人ともの顔と声を振り払うように、二人ともの名前を呼んだ。


あらすじ

健二に愛撫される夢の途中で目覚め、その後に直樹に抱かれている夢を見てしまったみさき。二つの夢はみさきの脳裏に、妙にはっきりと張り付いていた。

「私、もしかして、直樹くんを好きなのかな?」
仕事帰りに美穂を誘い行きつけのバーへ。戸惑うみさきは話を切り出した。

「どうして?」と聞く美穂に、
直樹と健二の両方とセックスをする夢を見たと伝える。
美穂は半分いたずらっぽい笑みを浮かべ、
「どっちのほうが興奮した?」と聞いてきた。
みさきはその言葉にふと考えると「どっちも」と答える。

みさきは話を聞いてくれる美穂に、
今、考えている事を色々と話した。
すると、美穂は 「そう、言い聞かせてるのかもね、みさき」
と、つぶやくように口にした。
言い聞かせてる、という言葉にみさきは否定も肯定も出来なかった。

直樹と健二、二人とセックスしている夢を見た事で
自分の気持ちに戸惑うみさきは一体どう決断するのか…。

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