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官能小説 心の糸を結ぶ場所 8話

ふたりからの連絡

寝起きの女性

―――深い眠りから、スマホのアラームに引き上げられる。

手に取ったスマホを見ると、直樹と健二の両方から、会いたいという内容の連絡が来ていた。
それを読むと、昨夜のひとりエッチで強烈になった直樹の存在が、さらに強く胸に刻まれる。

健二には、今夜会おうと返し、
直樹には、明日の夜はどうかと返事をして、ベッドから起き上がった。

伝えなければいけないこと

バーで飲む

待ち合わせのバーに入ると、健二が一番奥の席から手を振る。
「早速今夜会ってくれるなんて、思ってなかった」
私が席に座ると、嬉しそうに目を合わせてくる。

「あのね」
私のカクテルもコースターに乗ると、健二と私の声が、同時に耳に響く。
どうぞ、と手で促す私に、健二は「ありがとう。今の勢いがないと言えないから」と前置きをして、ウイスキーのロックをひと口含む。
そして、ふぅと息を吐くと「気づいてると思うけど、好きなんだ」と息の続きのようによどみなく言った。
決意に満ちた色の目を向ける健二から、視線を逸らせない。


「付き合ってほしい。結婚を前提に」

「…え?」


健二の言葉が意外だったような反応になってしまう。自分だって、結婚するのなら健二だと、さんざん考えてきたのに…。
「ごめん。結婚ってのは、急すぎたかな…」
会ってすぐじゃないと告白する決意が揺らいでしまいそうだったから、と付け加えて、健二は、改めてグラスに口をつけた。

「…どうしよう」
私の瞳の奥からは、ジワジワと涙がにじんでくる。
「そんなに深刻にならないで。いいんだよ、ゆっくり考えてくれれば」
「そういうことじゃないの…。健二さん、ごめん…。もう、会えない」
涙と声が、同時に流れ落ちた。
「え?…どうして?」
面食らったような健二の声が、胸をさらに締め付けた。
「あのね」
涙をぬぐって、健二に向けて顔を上げる。哀しい寂しい視線が飛び込んでくるけれど、言わなければならない。

「私、好きな人が…」
弱々しい声でそこまで口にしたところで、店の入り口のドアが開き、誰かが入ってくる。

―――直樹だ。
気まずそうな私に気づき、健二も店の入り口を振り返る。

私を見つけた直樹は、一瞬笑みを浮かべた。
しかし、私の隣に男性がいることに気づくと、驚きと怒りと不機嫌をすべて詰め込んだような表情になり、店を出ていった。

「あの男が、好きなんだね」
「…あ…」
まともに返事ができない私に、健二は大きくため息をついた。
「好きなんだろ?ちゃんと言ってよ」
彼の声に、少し苛立ちが混じる。
「うん、好きなの。ごめん…なさい。すごく、揺れたの。健二さん、素敵だなって本当にそう思ってた。今も思ってる。だから、すごく、考えて…」
必死に話すほどに、私も健二も、深く沈み込んでいく。

「追いかけたほうがいいよ、行きな、早く」
健二の声は、半ば強引な色になっていた。
「ほら」と私を席から立たせて、背中を押す健二に「ありがとう」と振り向いて、私は、店を出る。

信じて…

夜景

「直樹くん…」
直樹は、店のすぐ外にいた。

「どういうこと?」
私の顔を見るなり、ため息まじりに一瞬だけ視線を合わせる直樹。

「怒らないで…」
つい、本音が出る。

「怒るっていうか、俺は、怒れる立場じゃないしね。あの人、彼氏?」
投げやりな直樹の言い方に返した「落ち着いて」という言葉は、明らかに自分自身に言っているものだった。


「あのね…」
直樹の正面に立つと、私は、健二との出会いのことを話した。直樹と偶然会った後に婚活パーティーで知り合ったこと。もちろん彼氏ではないこと。健二からも誘われていて、さっき告白を受けたこと。けれど、もう会えないと伝えたこと。


…そして、その理由が直樹であることを伝えようとしたそのとき、
「その話、信じたい」と直樹は、うつむいたまま口にした。さっきよりも、少しだけ、声が柔らかくなっているかもしれない。


「信じていいよ」
私より先に答える健二の声に、直樹と私は同時に顔を上げる。


「みさきさん、ありがとう。もう、連絡しないから安心して」
涙目の私に、もう一度「ありがとう」と言うと、健二は立ち去った。


視線を上げて直樹に向き直ろうとした瞬間、ギュッと抱きすくめられる。
「好きなんだ」
耳のすぐそばで熱い息と共にそう言うと、直樹は、瞬時に私の唇を奪った。

あらすじ

深い眠りから覚めると、みさきの携帯には直樹と健二の両方から「会いたい。」という内容の連絡が来ていた。
昨夜のひとりエッチで直樹の強烈な印象が胸に刻まれている。

みさきは健二と今夜会うことを決め、直樹にはその次の日の夜にどうか、と返事を送った。

待ち合わせのバーに行くと健二は奥の席からうれしそうにみさきに手を振る。
二人同時に言葉を口に出すと、健二と声が被る。 「どうぞ」と、健二に続きを言うように促すみさき。
「ありがとう。今の勢いがないとなかなか言えないから」と健二は真剣な面持ちで話し始める…。

「付き合ってほしい。結婚を前提に」

健二の言葉が意外だったような反応になる。
みさきは結婚するのなら健二だと、さんざん考えてきたのに…。
しかし、健二と直樹の二人と会ううちに出した答えは…。

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