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投稿官能小説「奥手な彼の思う事」(ハルさん)


子犬みたいに人懐っこくて…

今年26歳になる渡辺明日香の彼は、同じ会社の後輩。
名前は葉山祐一、歳は22歳。
子犬みたいに人懐っこくて、奥手なタイプ。そんな彼とのSEXの主導権はいつも明日香が握っている。

「ねぇ、ここ、もうすごい硬いね。どうしてほしい?」

「明日香さんっ!俺もう…」

涙目になる祐一が可愛くて、明日香は気に入っていた。
仕事が終わり、明日香は、資料室に向かっていた。

「明日香」

そこにはよく知っている人物が立っていた。山崎直人。
同じ会社の上司で明日香の元彼。30歳。

「何か用?」

出来るだけ無愛想に答える。
二人が付き合っていたのは一年前で、別れた原因は彼の浮気だった。
明日香の部署が異動になったため、同じ会社でもほとんど会うことはないのだ。

「お前、葉山と付き合ってんだって?」

「そうだけど。」

山崎は、無愛想に答える明日香の、腕を引っ張り、壁に押し付ける。

「痛!」

「お前が、あんな子犬とねぇ。」

そう言うと、山崎は、明日香のスカートに手を入れ、パンストの上から太ももをなぞる。
その瞬間、明日香の体がビクッと震えた。

「相変わらずいい反応。エッチな明日香ちゃんが、ガキ相手に満足できるのかよ。こうやっていじめられるの、好きだったよなぁ。」

「うるさい! 離してよ!」

そのとき

「明日香さん!」

「祐一」

明日香が振り向くと、祐一が見た事もないような怖い顔をして立っていた。

「明日香さ…ん。明日香は、俺のだから。」

カッと山崎をにらみ、そう告げると、明日香の手を引っ張って、早歩きで立ち去る。

「祐一、始めて呼び捨てしてくれたね。」

「…」

嬉しそうな明日香に、祐一は何も言わなかった。

いつもの祐一らしくない(奥手な彼の思う事)

その夜。明日香の部屋に着くなり、祐一は玄関で激しく唇を奪ってきた。

「んっ、ふぅ…」

明日香の体をドアに押し付け、やわらかい唇を味わう。舌を差し入れ、くちゅくちゅと音を立てて、絡める。
いつもの祐一らしくない。

「ふぁ、祐一…」

唇を離すと、つぅーっと首筋に舌を這わせる。

「あっ…祐一、待って!」

かまわず、明日香のブラウスのボタンを外していく。

「祐一、ダメだって!」

「嫌です。明日香さんは俺のものでしょう?」

そう言ってスーツの上着を脱ぎ、外したネクタイで、明日香の腕を縛る。

「ちょっ…どうしたの?祐一。らしくないよ。」

「いじめられるの、好きなんでしょう?」

その表情には昼間の怒りの色が感じられた。

「あ、昼間の話!?違うって、あっ」

祐一が明日香の敏感な部分に触れ、話をさえぎる。

「声、我慢しないと外に聞こえちゃいますよ。」

ビリッとパンストを破いてパンツをずらし、直接指を這わせる。
明日香のそこはもう大量の愛液で濡れていて、少し触っただけでクチュっといやらしい音が聞こえた。

「すごいですよ。ほとんど触ってないのに。やっぱりエッチなんですね。」

そう言って、こんどは直接舌で愛撫する。
下から上になぞるように舐め上げ、蜜をすする。上にある突起部分を唇全体で包み込み、軽く吸うと、明日香がいっそう高い声を上げた。

「あぁっ、そこ、やぁっ」

「明日香さん、ここ好きでしょう?俺がしてるとき、いつもここ触ってるの、知ってましたよ。」

ゆっくり繋がった

「嫌ぁ、そんなこと」

祐一はニコッと笑うと、そのまま舌を敏感な突起にあてる。明日香は、ビクビクと全身を震わせ、果てた。
祐一は、その体を抱きしめ、拘束を解いてやる。

「す、すみません、昼間嫉妬して、明日香さんにひどいことやっぱガキですよね。」

力なく笑う祐一に明日香はキスをする。

「そんなことないよ。さっき俺のって言ってくれた祐一、すごくかっこよかったし、いつもの祐一も、全部大好きだよ。」

そう言って微笑む。

「明日香さん…」

ギュっと抱き合い、キスをする。

「ね、だから続き、しよ?」

「うん、さっきの明日香さん、すっごく可愛かったから、俺も我慢できません。」

どちらともなくキスをして、そしてゆっくり繋がった。

「祐一がこんなにいじわるだったなんて、知らなかった。」

「俺、明日香さんは、するのが好きだって思ってたから、いろいろしたいの、けっこう我慢してたんですよ。」

「えっ!そうなの?」

「はい、でもこれからは我慢しません。明日香さんいつもより気持ちよさそうだったし。」

いたずらっぽく笑う。
子犬の彼は、少しいじわるになりました。

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あらすじ

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