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官能小説 秘密の氷が溶ける音 2話

心の真ん中にあるもの

社内で食事に誘われ悩む女性


≪近いうち、食事、行かない?≫

洋平からのメッセージが届いたのは、彼の家に行くのを断った翌々日だった。
最初に湧き上がってくるのは、純粋な嬉しさ。
そして次の瞬間に、

「これ以上、近づいていいの?」

という疑問が現れる。
食事の誘いには、乗りたい。乗れば、洋平も喜んでくれるだろう。
…そして、もっと接近しようとするだろう。

接近した結果、私が処女だと知ったら…?

彼は、困ってしまうかもしれない。逃げたくなるかもしれない。
それは、ふたり共を傷つけることかも…。

そんなことをグルグルと考えていると、つい、返信が遅れる。
それでも、やはり、心の中にある一番大きな気持ちは、

(また洋平に会いたい)

というものだった。 コンプレックスが大きくなっても、恋を求める感情が、
それと入れ替わりに小さくなるわけではない。
かえって、コンプレックスの大きさに比例して、愛されたい気持ちも、
愛し合いたい気持ちも、大きくなるように感じる。
おしゃれや肌の手入れに念入りになったのも、それが原因かもしれない。

≪ありがとう!行きたい!≫

モヤモヤを潜りながらも、半日後、私は素直な気持ちを返信していた。

≪よかった!今夜、仕事終わったら、相談しよう!≫

洋平からは、1分後に返信がきた。

矛盾と葛藤

男性に手を振る女性


洋平との時間は、本当に楽しい。
結局、誘われた翌日の今、食事を終えて、バーで飲み直している。
私の降りる駅の近くにも彼の行きつけがあって、連れてきてもらった。

「ちょっと、ごめん」

トイレに立ちながら、彼は、私の手をギュッと握った。
飲んでいる最中も、前回よりも距離が少し近づいている。
目が合ったとき、視線を絡める時間も、長くなっている。

―――「なんか、夕子さん、疲れちゃった?今日は帰るね」

自宅の前まで送ってくれると、洋平は、数秒間私を抱き寄せて笑った。
…苦笑いのような気がしたけれど。 角を曲がるまで見送ると、 彼は振り返って手を振る。
カラ元気を出すように、 できるだけ大きく手を振ると、私は部屋に入った。

バタンと玄関ドアを閉めて、ため息をつく。
本当は、もっと一緒にいたかった。 でも、

「上がっていい?」

と言わせなかったのは自分だ。 そういう空気を、作ってしまった。
そういう空気を作りながらも、もっと一緒にいたくて、本当は求めていて…。

触れ合いたい…

ひとりエッチすする女性


触れたい…。
あのまま、抱きしめられたい…。
そして…そして…。

ベッドに入ってから、洋平に触れたい想いが、触れられたい想いが、
一秒ごとに大きくなる。私は、きっと、洋平を好きなのだ。
だけど…。好きだからこそ…、カラ元気で見送ってしまう。…失いたくなくて。

それでも、ひとりになると、触れ合いたいという欲求が、ムクムクと浮きあがってくる。
ゆっくりと、布団の中で、左手が、パジャマの中に伸び、胸を包み込む。 同時に、右手が、両脚の間に伸びていく。

(洋平くん…)

ひとつ年下の彼の名前を心の中で呼びながら、私は、ショーツを脱いでいた。
左手で乳首を転がしながら、右手の人差し指と中指は、敏感になっているクリトリスを挟んでいる。

「はぁ…はぁ…」

柔らかな胸の頂点で硬くなる突起も、2本の指の間で充血していく豆も、
自分の体温に包まれるだけで、どんどん敏感になっていく。
荒くなる呼吸に合わせて、両手の指先の動きが、激しくなった。

右手の指には、脈打つのが速くなるだけでなく、しっとりと濡れてきているのが伝わってくる。 それだけで、人差し指と中指の動きは、その間に挟まれる敏感な豆に、執拗になっていく。

絡めるように、ねっとりと押し付けるように、優しく包むように、
イタズラに転がすように…。
処女の私でも、自分のカラダの悦ばせ方は、知っていた。

「あぁぁ…。いいぃ…」

洋平に触れられるのを思い浮かべながら、それに小さな切なさを感じながら、私は、指の動きを止められなかった。ドクドクと脈打つクリトリスに挑発されるように、指を絡める。

「う…っ…い…いぃく…」

さらに激しくクリトリスに指を絡めると、全身が一気にカッと熱を帯びる。
そして、…果てた。

こんなふうに…こんなふうにひとりで彼を想うのなら、
恋に飛び込んで傷つくほうが、ずっと誠実なのかも…。

そんな痛みを胸に受けながら、眠りに落ちた。

あらすじ

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