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官能小説 秘密の氷が溶ける音 5話

恋人からの誘い

携帯で恋人からの誘いをチェックする女性

≪ねぇ、今夜、また会えないかな?≫

一晩中腕枕をしてくれた翌朝、洋平と私は、それぞれに仕事に向かった。
洋平からの連絡があったのは、フワフワとした気分で過ごしていた昼休みが終わりかけたときだ。

≪うん!会いたい≫

すぐに返事をして、仕事に戻る。

自信と決意と

バーで飲む男女のワイングラス

普段の洋平ならもう3杯はワインを飲んでいる頃に、まだ1杯目が半分も残っている。何か気に障ることをしただろうかと、食事をしながら、つい考えてしまう。

「あのね、夕子さん」

少し緊張気味な彼の声に反応するように、私は姿勢を整えた。

「僕と…、僕と結婚を前提に付き合ってくれませんか?」

私の口は、何かを言おうとして少し開いたかもしれない。けれど、何も声が出なかった。

「やっぱり、…早すぎたかな?」

無意識に首を横に振っている自分に気付きながらも、やはり、すぐには言葉が出ない。

「そう…じゃなくて…」

自分の声が震えていることに、驚いた。

「まだ、お互いに知らない部分が多いっていうか…」

その言葉の真意は、(処女だから、すぐ飽きられてしまうんじゃないか…)だ。洋平が私のことを知らなすぎるのだ。腕枕をしてもらうだけなら大丈夫だけれど、それ以上進んだら、彼をがっかりさせてしまうかも…。

「何を知っても、もっと好きになる自信がある」

私の頭の中を駆け巡るネガティブをかき消すように結ばれる洋平の視線に、思考が止まってしまった。

「すごく、その自信があるんだ。だから、指輪も何もないけど、すぐに伝えたいって。もっといろいろ準備して言うべきかもしれないけど。とにかく、今伝えなきゃって…」

強い視線も声も、少しもたゆまなかった。

「だめ…かな?」

その言葉だけが、少し、語気を弱めたような気がする。反射的に、私は、また首を横に振っていた。

「いいの?」

声に力と明るさを戻した洋平の瞳が、キラリと光って見える。

「私で…いいの?」

「よろしくお願いします」

照れ笑いを浮かべて頭を下げる彼に、私も同じ言葉を返していた。

引き受けてくれる温もり

ベッドの上の男女

昨日と同じベッドの上で、昨日と同じように洋平と横になる。
そして昨日よりも、さらに深い安堵感に包まれる。

「全部引き受けたいって言ったら、おこがましいんだけど、全部受け止めたいって思ったんだ。 夕子さんの全部を、自分の全身全霊で、ちゃんと受け止めて、愛したい。守りたい。昨日、夕子さんの話を聞いたとき、そう思った。
それで、夜中に時々目が覚めたり、今日仕事してたり、一緒に食事したり…
そうしているうちに、どんどんその気持ちが大きくなった」

何度も何度も唇を重ね、私の唇に舌を這わせながら、
洋平は

「信じてくれる?」

と、少し顔を離した。

「信じたい」

「あ、夕子さん、信じてない!」

「違うよ!ただ、私…、洋平くんをがっかりさせちゃうかもしれないから…」

一瞬、空気が凍ったかもしれない。

「ほら!そう考えちゃうんだよ、夕子さんは」

まっすぐに私の目を見て、彼は

「何もがっかりしないよ。何も気にしないで。俺と知り合う前の夕子さんだって、全部好きだし。これからの夕子さんは、もっと好きだし。その自信があるから、結婚したいんだよ」

と続けた。

彼が、自分を俺と呼ぶのを、初めて聞いたと思う。
黙って頷きながら、私は、彼に唇を寄せる。
彼の舌が、ゆっくりと私の唇を上下に割る。
そのまま口の中に入ってくると、私の緊張は一気に高まった。

「大丈夫?嫌じゃない?」

彼の言葉に、不思議なほど緊張の糸が緩む。

「大丈夫。ありがとう」

そう返すと、私は、無意識に、自分から唇を寄せ返していた。
絡まる舌の温もりは、私の心の奥にはびこっている厚い厚い氷を溶かすように口から全身へと広がる。顔から首、肩を撫でると、ワンピースの上から、洋平は私の背中、腰、お尻へと、ゆっくりと手を伸ばした。 太ももに触れる彼の手が、ワンピースの裾から忍び、ウエストから胸へと伸びる。

「あぁ…」

瞬間、息が漏れて、すぐに息を飲むように吸い込む。

「大丈夫?怖くなったら、すぐにやめるからね」

大きな手で私の胸を包んだまま、彼は目を合わせた。

「ありがとう。大丈夫…。ただ、ちょっと緊張して…」

「可愛い…夕子さん」

もう一方の手で、ワンピースをたくし上げる彼に、私も、体の動きを合わせてしまう。

あらすじ

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