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官能小説 秘密の氷が溶ける音 9話(最終話)

両方、愛おしい…

カラダを重ねてキスする男女

「…いれて」
シックスナインでオーガズムに導かれ、ぐったりとしたカラダから、荒くなった息と共に出てきたのは、彼自身を求める言葉だった。

「上から?後ろから?」
私の好きな体位を把握している洋平は、少し意地悪な声を出した。
その声に、さらに興奮が高まって「上から」と素直に答える。


洋平は、私を仰向けにすると、一気に奥まで貫いた。
「あぁぁ…」
オーガズムの後で、まだ少しぼんやりとしていた全身に、一気に、鋭く快感を掴もうとする感覚が舞い戻ってくる。

「覚えてる?」
腰をゆっくりと前後させながら言う彼に、同じ波長で腰を揺らしながら「何を?」を返す。

「夕子が泣いててさ。処女なんだって教えてくれて。俺、時々、あの夜のこと、思い出すんだ」
「恥ずかしい」
彼の口を慌てて右手で押さえると、彼はその指先を口に含んで、軽く噛む。
そして、チュッと音を立てて吸うと「言わせてよ」と腰をズンと強く奥に突いた。
「はぁぁ」

「何度もあの夜のこと、思い出して。それで、こうやって変わっていく夕子を見て。俺、あの夜の夕子も、どんどん大胆になる夕子も、どっちもどんどん愛おしくなる。そのギャップが激しくなるほど、両方、すごく愛おしくなる」
時々、眉間のシワを深くしながら、彼は、まっすぐに視線を結んだまま言った。


唯一の存在

男性に後ろから挿入される女性

「あぁぁ…。そこ…あぁ…こすって…」
片脚を彼の肩に担がれ、激しく蜜の泉の壁をこすられると、一瞬ごとに敏感になる。

「これ、好きだね、夕子。ほら、ここでしょ。ここ…」
「んん…はぁぁ…そこ…」
カラダがぶつかり合う音は、愛液でピチャピチャと湿り気を増していた。

「こっちもね…」
そう言いながら乳首に伸びてくる彼の指に、体中の関節が緩んでいくような快感を覚える。
あまりの気持ちよさに体をくねらせてしまう私を、四つん這いにさせ、お尻を高く持ち上げると、彼は、バックから、また一気に私の奥を突き上げた。

「あぁぁ…突く…」
洋平は1本の指でスーッと私の首から腰までなぞると、両手で大きくお尻の肉を撫で上げる。


「夕子、顔、見たい」
しばらく後ろから泉の奥を突くと、洋平は、再び私を仰向けにした。

「可愛いな、ほんと」
激しく腰を動かしながらも、私の顔にかかる髪をそっと優しく指で流しながら、頬を撫でてくれる。

「あぁぁ…洋くん…すごい…」
息がいっそう荒くなる彼に、「私、絶対、洋くんでよかった」と、続けた。
「ほかの人、知らないけど。…あぁ…でも、…私には…洋くんしかいないって…ぅぅ…分かる」
快感に息を詰まらせながら、私は、本音を言葉にする。

「どうして、俺しかいないって分かるのか、分かる?」
まさか質問が出てくるとは思わず、私は、不思議そうな顔をしてしまったかもしれない。
「それはね、俺にも、夕子しかいないからなんだよ」
私が答える前に答えを口にすると、洋平の腰の動きは、一気に速まった。

「あぁぁ…洋くん…ダメ…そんなにしたら…ガマン、できない…」
ダメと言いながら、彼に合わせて、私の腰の動きも激しくなる。
「俺も…。ぅぁあぁ…」
さらに熱の高まった息と腰をぶつけ合い、ふたりともに快楽と苦しさをごちゃ混ぜにした表情になる。


「夕子…っいく」
「私…も」


彼がくれた、溶けた氷が育てた、自信

男性の腕枕で「愛してる」とささやかれる女性

彼の腕枕で抱き合いながら、一緒に少しずつ息を整えて、「愛してる」とキスをする。
やがて洋平は、「夕子…」と半分は寝言で言いながら、眠りについた。

洋平は、私の心にこびりつき、年々大きく厚くなっていった氷を、愛という熱で溶かしてくれた。
その溶けた氷は、“私たちふたり”という土壌に深く染み込んでいるのかもしれない。
処女だったから、心が重かったことは、確か。でも、おしゃれをして、女らしくして…鎧をつけなくてよかった、きっと。愛したい、愛されたいという気持ちに素直になれば、重荷は自然に消えていく。

今の私は、どんな彼でも愛おしいと思う。どんな彼を知ってももっと愛する自信がある。その自信は、どんな私でも好きになる自信があると断言してくれた洋平がくれた、かけがえのない贈り物。洋平が溶かしてくれた氷の、その水が育ててくれた自信。

彼の香りを胸の奥に吸い込みながら、髪を少しだけ揺らす彼の寝息を感じながら、私も、まどろみに沈み込んだ。


【「秘密の氷が溶ける音」 END】

あらすじ

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