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官能小説 あなたを掴まえたい 後編【LCスタイル】


秘密…にしたい

「リコ、何したの?」

彼自身を私の蜜の泉に沈めたまま、恋人の隆は視線を落としてくる。

3週間ぶりのデート。挿入したときに、私も今までと違うものを感じていた。 それは、会えないあいだの一念発起、膣トレの成果。…きっと。 そして彼も、何かを感じてくれた。…きっと。

「…秘密!」

少し意地悪に視線を返すと「だめ、隠しちゃ」と、彼は泉の奥をドンッと重くついた。

「あぁ…」

思わず声が漏れる。

いつもなら、挿入してすぐは、ゆっくりと動く彼が、「教えて」と言いながら責め立てるように強く私の快感を高めていく。

「隆…あぁぅんっ…いきなり…そんなにしたら…おかしくなっちゃう…」 
「いいよ…リコ。おかしくなっちゃって、何したのか教えてよ」

私の腰をがっちりと掴まえて、激しく奥を突き、泉から蜜をかき出すように引く…。 かき出された蜜が立てるピチャピチャという音が、“秘密にしたい”という女心の声を、少しずつかき消していった。

「あぁぁ。リコ、やっぱすごい。今日、すごくいい感じ…」

彼の視線と声が、一段甘くなる…。

(嬉しい…。ちゃんと、伝わってるんだ)

「膣トレ…」

甘さを深めた彼の目に嬉しくなると、自分でも思いがけないほどに自然に言葉が出た。

「膣…トレ?…何、それ?」

腰の動きをゆっくりと緩めて、隆は不思議顔になる。

「膣圧って言うか…つまり、締まりをよくするっていうか…そういうトレーニング?」

質問に答える方なのに、恥ずかしくてつい疑問形になってしまう。

「それを、したの?」

体位を正常位から対面座位に変えながら、彼は、また質問を重ねた。

「うん」

彼の肩に顔を乗せて、頷く。

「どうして?」

なぜそんなに、心に素手を突っ込むようなダイレクトな質問をするんだろう…。でも彼の声は、少しも曇りがなく、純粋な疑問の色をしていた。

「だって…ゆるいのかなって…」

彼と目が合う姿勢だったら、答えられなかったかもしれない。

「え?リコ、そんなこと考えてたの?」

強引に目を合わせると、彼は、驚いた顔を見せる。その視線を振り払って、また彼の肩に顔を乗せる。

「そうだよ…。だって、私、隆より少しだけど年上だし。隆は仕事もできるし友達も多いし。モテてきたんだろうなって思うと…。自信もなくなるっていうか…」

スルスルと風船から抜け出る空気のように、言葉が落ちてきた。

「リコ…。そんなふうに思ってたんだ…」

がっかりしたような隆の声が、耳にジメッと流れ込んでくる。対面座位でつながっているけれど、彼自身が少し柔らかくなったかもしれない…。

(やっぱり、言わなきゃよかった、膣トレのこと…)

後悔の風が心に吹き始めたとき、 「ごめんな、リコ…」 少しがっかりを増した声で、意外な言葉とともに、彼は私を痛いほど強く抱きしめた。

「そんなふうに思わせちゃってたんだ、俺。だめだな…。ごめん」
「どうして?どうして、隆が謝るの?」

そう言う私を、彼はいっそう強く引き寄せる。

「年齢とか気にしたことなんてないし、仕事仲間よりも友達よりも、リコは何倍も素敵なんだよ。可愛いんだ。誰にも、渡したくない。心もカラダも、リコは最高なんだ」

申し訳なさそうな、切ないような、苦しいような…。いろんな気持ちのないまぜが、涙ぐむ目の奥から伝わってくる。

「ほんとに、リコは、今までだって、ずっと最高だったよ」

涙のさらに奥から、まっすぐに私を見つめてそう言うと、彼は急に腰の動きを激しくした。

「あぁぁ…ほんと?」

彼に合わせて、腰を波打たせる。

「ほんと。全部、大好き…」

「嬉しい…」

見つめ返すと、彼の表情はさらに切なさを増している。でもこれは、申し訳なさじゃなくて、快感に向かう切なさ…。

「でも、あぁ…私、膣トレして、…っんん。…ちょっとは変わった?」

快楽の嵐に吹かれながら、思わずきいてしまう。

「うん…リコ、もっとよくなった…。だから…俺…もう…」

さらに切なさを増す彼の表情に、私もいっそう大きく腰を波打たせてしまう。

「あぁぁ…。すごい…。中に、あぁ、隆を…すごく、感じる…の」
「リコ…。ほんと、違う…。もぅ…だめ」
「うん…きて…私も」

背中に爪の跡がつきそうなほどに抱き寄せ合って、そして脱力する彼の肩の汗を、舌ですくった。

隆が握る快感のスイッチ

「あんまり見ないで…」

恋人の隆の目の前に手をかざす。

彼の手の中には、会えなかった3週間の間、私が膣トレで使ったインナーキュートが収まっている。「へぇ、こういうのなんだ」と意地悪な目を向ける彼に、私は返す言葉もなかった。

前回のデートは、3週間ぶりの再会。そのとき私は、膣トレのことを告白した。そして今日、彼は、インナーキュートを見たいとせがんだ。

「もう、見せなきゃよかった!」

ソファで隣に座っていながら、私はそっぽを向いてテレビをつける。右の耳から「おぉ」と少し驚いて跳ねた声とインナーキュートのバイブレーションの音が流れ込んでくる。 その音に、恥ずかしさが増して、少し隆から離れようと腰を浮かせる と、彼は私の肩に左手を回して、グッと抱き寄せた。

「分かった。こうやって使うんだね」

インナーキュートを握った右手を、私の首筋に当てる。

「いやん…違う…」

咄嗟に首をすくめたけれど、同時に、思いがけない心地よさが走って、隆に身を寄せてしまう。

「違わないって感じの反応だけど」

彼は、私のシャツのボタンをひとつずつ外し、ブラのストラップに沿って、インナーキュートを下ろす。

「今日からはこうやって使おう。だって、リコ、気持ちよさそうだよ」

胸の膨らみを下から外側からつつくように…。乳首に触れずに円を描くように…。時々、少し押し付けながら…。彼の手の中にある震えに、体と空気の境界線が分からなくなるようなぼんやりに包まれていった。

「あぁんっ」

ブラの中に彼の手が入って、声をこらえきれなくなる。

「気持ちいいんだ…。自分で、こういうふうにしたの?」
私は、彼の胸に顔を埋めながら、激しくかぶりを振った。
「じゃ、どうやって使ったの?」
「…言わない」
「こっちだろ?」

隆は、私のスカートをひと息にめくると、ショーツの上にバイブレーションが響く右手を乗せた。あまりにも的確に、その震えはクリトリスを捉えていた。

「あぁっ」

腰の周りに、炭酸の泡が一気に何百何千も弾けたような快感が広がる。

「どうするの?」

少しずつ湿り気を帯びてくる彼の声に誘われるように、「あぁん…中に…」と答えていた。

「中に、入れるの?」
「うん…っ」

息を必死で吸いながら頷くと、彼は、ショーツの中に手を忍ばせる。

「リコ、もうヌルヌルだよ」

泉の溢れ口にインナーキュートを当てられると、本当にすっかり蜜がこぼれているのが分かる。

「だって…隆が…」
「俺が悪いの?じゃ、もっと悪いことしちゃう」

彼は器用にショーツを脱がせると、振動したままのインナーキュートを、泉の中に沈めた。

「あぁぁ…ダメ…」

のけぞって、ソファに倒れ込みそうになる。

「リコ、きもちいい?」

目を覗いて尋ねる彼に、私は素直に頷いた。

「よかった。じゃ、テレビでも観よう」

彼は、自分と私の姿勢を整えると、リモコンを手にした。

「入れたまま、テレビ観てな」
「…え?」

私の小さな声が聞こえなかった様子でテレビを向くように促すと、「いっちゃだめだよ」と、耳元に声を吹きかけた。

腰が、動いてしまう…。ドラマに集中しようとしても、泉の中で震える快感が、私の意識を支配していた。

(きもち…いい…)

心の声を察知したように、彼はバイブを止めた。ねだるような目で、彼を見てしまう。

「ほら、ドラマ」

冷静な彼の言葉に紅潮して、テレビに目を戻す。

しばらくすると、ビクンと腰の内部が振動した。同時に、また炭酸の泡が充満して、弾けていく。

「あぁぁ…」

漏れる声は「いっちゃだめ」と釘を刺す言葉にかき消される。ぐっと、全身に力を入れて、快楽の渦に引き込まれるのをこらえていた。

また、ふっと、振動が止まる。 腰から力が抜けて、「はぁはぁ」と走り終えた後のような息をつく。

「いきたいの?リコ」

懇願するような息が、頷きと共に口から落ちる。

「ダメだって言ったろ?」

彼はまたバイブのスイッチを入れた。そして、バイブのリズムを切り替える。 私は、自分の吐く息で乾く唇を噛みながら、「うぅ」と快感の限界に耐えていた。

それから彼は、バイブのスイッチを切り…。入れ…。振動を切り替えて…。私の快感の密度を濃縮させていった。 「いっちゃだめだ」と、そのたびに釘を刺しながら。

撮るだけじゃ、終わらない…

全身の肌がぼーっとかすみそうな感覚が、ベッドの中に溶け込みそうになる。

「大丈夫?」

恋人の隆の声。 ソファで私のカラダの中にインナーキュートを沈ませて、バイブレーションのスイッチを入れたり切ったりしながら、「いっちゃだめ」と言い続けたのは、彼なのだ。私の息を荒くさせ、ぐったりとさせた張本人が、ソファからベッドへと私を運び、心配の声をかけている。

「ちょっと疲れちゃったね、リコ」

マッサージをすると言って、彼は私の姿勢を整えた。

私は、されるがままにうつ伏せになる。

「リコね、気づいてないかもしれないけど、締まりがよくなっただけじゃないんだよ。くびれも、ヒップも、すごくいいカーブになってる」

彼は私のウエストにほんのりと温かいオイルを塗って、優しくマッサージしてくれる。

「リコ、ありがとうね。俺のこと考えて、いろいろしてくれたんだね」

ちょっと照れくさそうな彼に、「恥ずかしい」と顔を枕に押し付けた。

「リコ、綺麗。写真撮っていい?」

全身のマッサージが終わると、彼は、少しベッドから離れて私を眺めながら言った。

「写真!?ダメ!何のため?」

条件反射のように、私は拒否をした。

「ほんとに、すごく綺麗だからさ。写真撮って、リコにも見せたいんだ」

私は、思わず体を丸めてしまう。

「ほら、そのポーズもすごくいいよ。やっぱり、見せたい!」

彼は、私の拒否などなかったことのように、ポケットからスマホを出した。

「ほら!」

無邪気とも思える彼の姿に、怒る気力は出てくるはずもなかった。 彼の差し出したスマホの画面を見ると、確かに…。確かに、自分で認識していたのとは少し違う私が、そこにいた。

「あ…」
「だろ?」

私は、思わず彼と視線を合わせる。 嬉しそうな彼の表情が、スッと光った。

「リコ、こうなって」

私を横向きにして、手と脚を整えると、彼はまた、私から離れて写真を撮る。

「いい、ウエストからヒップのライン、最高だよ」
「やめてよ、恥ずかしいな…」

口をついて出る言葉が本心なのかどうか、私は、少し分からなくなっていた。

「どうして?じゃ、今度は、うつ伏せになって、少しだけお尻上げて」

「えぇ…」と渋りながらも、ゆっくりと姿勢を変えてしまう。

「こう?」

彼の言う通りに、お尻をキュッと上げる。ザワザワとくすぐったいような感覚が腰に走る。

「いい。すごく色っぽいよ」

隆の声に、くすぐったさが増した。

「リコ。今度は、膝ついてよ。膝ついて、お尻をもっと突き上げて」

私はその声に、もう黙って従っていた。 うつ伏せのまま膝を立てて、お尻を突き上げるように腰を逸らす。

「脚、開いて」
「それは、ダメ!」
「ほら」

彼の手が私の脚に触れてそっと促す。 意外なほどあっさりと、自分の脚が左右に動いて、撮られていることよりも、そのほうが恥ずかしくなる。

「そう…」

彼がまた私から離れると、フラッシュが何度か光った。

「リコ、そのまま、右手でワレメを触ってごらん」
「イヤ、そんなの」
「いいから」

彼の声に制されると、私の右手は、素直に動いた。そして、真ん中に触れると、「え…」と声が出て、手が止まってしまう。

「濡れてるだろ?」
「どうして…」

肯定も否定もできない私の返事に、彼は「濡れてるんでしょ?気持ちよくなりたいんでしょ?いいよ、触って。指、中にいれてごらんよ」とまたフラッシュを光らせた。枕の上でかぶりを振りながら、それとは裏腹に、指は彼の言う通りに動いてしまう。閉じている瞼の向こう側に強い光を感じるたびに、カラダは敏感になっていく。

「あぁぁ」

閉じていたはずの口から、声が漏れてしまう。

「いやらしいね、リコ。こうやってエッチな写真撮られて、どんどん濡れちゃって」
「いやん…言わないで…」
「どうして?本当に綺麗だよ。もっとぐちょぐちょにかき回しな。全部、見てるから」
「こうして?…あぁぁ…ねぇ…こうして?」

私は、さらにお尻を高く突き上げ、右手の人差し指だけでなく中指も泉に押し込んだ。

ピチャピチャと音を立てて溢れる愛液が、激しく出し入れする指を伝って、手首まで濡らしていた。

奪われていく自由

ベッドの上でお尻を高くつき上げて、蜜をかき出すようにグチュグチュと泉の中をかき回し、熱い息と声を漏らしている。

ひとりエッチ…では…ない。これは、何と呼ぶのかしら…?

ベッドサイドでは、恋人の隆がスマホで私の写真を撮っている。

また、フラッシュが光った。その光に反応するように、泉からはさらに甘い蜜が溢れてくる。

「もっと、気持ちよくなるよ」

不意に頭を撫でられる。 柔らかなコットンの感触が、一瞬頬に触れたかと思うと、隆は私の頭をスッと持ち上げた。
優しいコットンは、そのまま目の前を覆っていく。

「隆…、何?」
「目隠し」
「いや…」

泉から指を抜こうとすると、それよりも一瞬早く、彼が私の手首を捉えた。そして、私自身の指が中をかき回すように、私の手を操作する。

「ほら、こうやって音出して喜んでいるんだよ。本当に嫌?」

「似合うよ、目隠し」

隆は、いったんベッドサイドに離れてもう1枚写真を撮ると、また私の手を捉えて泉から抜いた。そして、私を仰向けにすると、その指を彼の口に含む。

「美味しい、リコの気持ちいい汁」
「やめて…はずかしい」
「ほんとに美味しいよ」

彼は、仰向けになっている私の両膝を立てた。そして、太ももの後ろに私の両腕を回す。

(どうして、こんなこと…)

その疑問が言葉になる前に、目元を隠しているのと同じ優しさのコットンが、私の手首に巻かれた。パチンとボタンが留まる音が何度かして、クッと手首の拘束感が高まる。

「ちょっと…隆…」

言いながら、腕から脚を外そうとするけれど、…抜けない。 もがけばもがくほど、自分の不自由さを突き付けられた。

「きれい…」

彼は、私を改めて仰向けにすると、太ももの裏側から脚をぎゅっと抱える恰好にさせた。私は、自分の泉があらわになっているのかと赤面した。目隠し をされていると、脳裏に浮かぶ風景が瞼の裏側に妙にくっきりと映し出されてしまう…。

「ほら、リコ、丸見え」

隆の指が、しっとりと濡れ溢れている泉に触れた。泉の入り口からクリトリスに向けて、スーッと線を引くように撫でる。

「あぁん…」

もどかしくて、腰をうねらせてしまう。

「丸見えで、どんどん濡れてくるよ…ほら」

彼は何度か泉とクリトリスを指で往復すると、指先に愛液をすくい、私の鼻先に近づけた。 そして、耳元で、わざと大きく音を立てながら、また口に含んだ。

「もっと、して欲しいでしょ?」

質問などする気は、まるでない質問を投げながら、彼は、何かを私の泉に当てた。

(あ…これ…)

インナーキュートだ。
膣トレのために買った、インナーキュート
ついさっきリビングで、泉の中に収められ、隆にリモコンを操作されたインナーキュート

「また、入れたいでしょ?」

また、まるで質問をする気のない様子で、入口でもったいつけて、転がしている。

「あぁ、リコ。どんどん溢れてきちゃうよ。そんなに入れてほしいんだ」

「あぁぁ…隆…お願い…いれて」

バイブレーションのスイッチが入れられると、私は、欲望を躊躇できなくなっていた。

「まだ、だめ」

彼は、指でしたように、インナーキュートでも線を引いて、クリトリスにそっと触れた。

「あぁぁ」

鮮やかに弾ける快感に、不自由な体を波打たせる。

ズボッ… 波打った拍子に入ってしまったのかという勢いで、インナーキュートが、泉の中に沈む込んできた。

「あんっっ」

さらに奥に入ってくるように、思わず腰を動かしてしまう。

「そんなに欲しかったんだ」

彼は、そっと私の膝を支えながら、インナーキュートを引き出して…またグッと押し入れて…。その動きが、少しずつ速度を増していった。

「はぁぁ…いい…」

2つのボールが、泉の中で暴れる…。コロッと入り口を広げてボールが出てくる快感と…。 一気に奥にグッと押し付けられる快感と…。泉の中の壁の思いがけないところをノックされる快感と…。 ボールだけでなく、快感もカラダの中で暴れまわっていた。

「隆…だめ…もう…我慢…でき…ない」

歯を食いしばり、目隠しの中でもグッと瞼を閉じて、訴えた。

「いいよ…リコ。今度は、いっていいよ」

その声を聞いたとたん、「あぁぁ。だめ…。い…っくぅ…」太ももを抱えたまま、全身の細胞が、一気に弾けた。

あなたを、掴まえたかった

なかなか呼吸が整わない。 目隠しをされて、手錠をされた腕から抜けない太ももを抱えたまま襲われたオーガズム。 不自然な姿勢のまま、ぐったりする私を、隆は優しく包み込んでくれる。

「大丈夫?」

手錠のボタンを外すと、隆は私の脚をゆっくりとベッドにおろし、目隠しも外した。

「リコ、ありがとう。こうやって俺のための努力してくれたの、嬉しくて。それで俺も、リコを喜ばせたいって、考えたんだ」

外した目隠しを私に見せて、照れくさそうに、彼は笑った。

嬉しそうな彼を見ると、恥ずかしさが甦る。 …同時に、胸が締め付けられるほど愛おしい。

「ねぇ、隆、舐めたい」

まだボクサーパンツをはいたままの彼の脚のつけ根に手を伸ばして彼自身に触れると、すぐにムクムクと形を変えた。

「珍しいね、リコがそんなにはっきり言うなんて」

彼は、ボクサーパンツをはぎ取るように脱いだ。

「俺も、舐めたい」

軽くキスをして、彼自身を私の顔に近づけながら、私の泉に顔を埋める。 私は、体を横向きにして、彼自身に吸い付いた。

(美味しい…)

彼をむさぼりながら、私は、甘いとすら感じていた。

「あぅぅ…リコ…いい」

同じように唾液と愛液の混じりを吸い上げて飲み込み、彼は少し強く泉に吸い付く。

「あぁぁ。だめ…隆、そんなにしたら、何もできなくなっちゃう…」

トロトロに濡れた彼自身を頬ずりして、私はまた、「まだまだ足りない」という言葉の代わりににジュルッと音を立て、硬く充血した彼を口に戻した。

その温かみと愛おしい味に、激しく首を前後させてしまう。 それに合わせるように、彼は、泉とクリトリスに這わせる舌の動きを速めた。

「あぁぁ、ダメ…リコ…。我慢…できない」
「私…も」

吐息のあいだから、「いれたい」というふたつの声が同時に漏れる。

彼は私を仰向けにすると、ゆっくりと、私の中に沈み込んできた。

「あぁぁ…」

私は、彼の背中に手を回して、しがみつくように抱き寄せる。

「あぁぁ、リコ。ほんと、すごいよ。すごく締まる」
「ほんと?」
「うん」

彼はさらに深く突き抜けてきた。

「あぁぁん。嬉しい…。こうやって、隆を掴まえたかった…」

クッと泉の中に力を込め、私も、下から突き上げ返す。

「うん、掴まっちゃうよ。…あぅ…最高」

彼は、少し苦しそうに言うと、上体を起こして私の腰を両側からがっちりと掴んだ。 そして、快感を抑えるような嗚咽を吐きながら、反対に我慢などしたくないというように腰を叩きつけてくる。

「いいっ…。隆…、お願い…突いて…」

彼の乳首に手を伸ばして、人差し指と中指の腹で転がす。 彼は、眉間にしわを寄せ、「いっぱい、気持ちよくなって」と激しく泉の底を突き抜けた。

それから、後ろから突き崩し…。向き合って抱き合いながらキスをして…。 彼は仰向けに寝ると、上に私を乗せた。

「あぁぁ…動いちゃう…動いちゃう、隆…」

彼にまたがると、腰の動きを抑えきれなくなる。 彼も、さらに硬さを増している。泉の壁が、彼にピッタリとくっついて…。彼自身の根本に押し付けられたクリトリスが、腰が前後するたびに爆発に近づく…。

「だめ…止まらなくなっちゃう…いき…たい」

懇願する声と視線を、眼下の隆に向ける。

「あぁ…俺も…。リコ…上になってもすごいよ…」
「隆、私、掴まえてる?ちゃんと、隆のこと、掴まえてる?」

両手の指を絡ませながら、苦しそうにうんうんと頷く彼は、下から私の何倍もの激しさで突き上げてくる。

「あぁ…いいっ」
「うぅぅ…いくっ」

息も声も激しく詰まって、私たちは、同時に昇りつめ、同時にぐったりと抱き合った。

「リコ…」

激しく鼓動する心臓を重ねながら呼ぶ隆に目を合わせると、彼は、いつもよりもずっと嬉しそうな目をしている。

「ねぇ。リコ、なんか、色っぽくなった?メイク、変えた?」

翌日の女子会で、里奈が私を覗きこむ。

「あ!」

事情を察した葉子が、少し大きな声を出す。

「何?何?」

みんなの注目が、一気に私に集まった。

「また今度教える!」

照れとやっぱり変われたんだという実感とを隠しながら、私はワイングラスを手にした。 心の奥で、「リコ、本当にありがとう。これからも、ふたりでもっと気持ちよくなろうね」という昨晩の隆の声を思い出しながら。

【「あなたを掴まえたい」 END】

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あらすじ

「リコ、何したの?」膣トレの成果なのか、挿入後いつもと違うことに気付いた恋人の隆。
対面座位で繋がりながら問いただすと、「ゆるいのかなって…」と告白するリコ。リコの言葉を聞いた隆は…?

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