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官能小説 遠距離恋愛 3話 (遠距離恋愛のエッチは激しく乱れる…!)


遠距離恋愛のエッチは激しく乱れる…!

待ちに待った再会の日。
誠二は今日、都内のシティホテルのスイートを待ち合わせ場所に指定してきた。

私は今日のために、シフォン素材のブラウスを新しく購入した。
色はオフホワイト。紺色のミディアム丈のパンツと、ベージュのストラップサンダルを合わせてみた。
初夏らしいコーディネートに我ながら満足。

ホテルに着くと、まずフロント階の化粧室に入った。
香りつきのリップグロスを塗り、ぽってりとした唇を作る。髪には、艶の出るヘアパフュームをスプレー。
私は、鏡の中の高揚した顔を見ながら色っぽい宴に思いを馳せた。

「ようこそ、お姫様」

誠二がシャンパン片手に出迎えてくれた。

「お招きありがとう」

誠二は何も言わずじっと私を見ている。

「何?」
「あんまりキレイだから、ビックリして。僕の彼女が、こんなに魅力的な女性だったってことに改めて気づいたよ。どぎまぎしちゃうな…」
「惚れなおした?」
「うん…」

快感が込み上げ…

シャンパンを全部飲み終えないうちに、誠二は私を両腕で抱えてベッドへ運ぶ。

「あ…まだシャンパン残ってたのに…」
「早く唯に触れたかったんだ」

強引に唇をふさぐ誠二。彼の手が自然と私の胸元をまさぐる。薄手のシフォンのすべらかな感触が心地いい。

「このブラウス、似合ってるね。あやうく透けそうなところも男心をくすぐる」

ブラウスのボタンを1つ1つゆっくりとはずしていく誠二。

「約束憶えてる?」

誠二が耳元で囁く。いつの間に用意したのか、彼の手には可愛らしいベビーピンクのローターが握られている。
ウーン…という静かな振動音が聞こえたと思った瞬間、私の体に電流が走った。
誠二が私の乳首にローターをあてたのである。

「ああ…」

快感が込み上げ、もだえずにはいられない。
誠二は私の衣服を全部はぎとってしまうと、ファーのついた手錠で私を後ろ手に拘束した。

魂のつながり

無防備すぎる格好に、恥ずかしさでいっぱいになり目を閉じる。
ドキドキしていると、胸のあたりにヌルッとした冷たい感触が走る。

「きゃっ」
「しーっ…じっとしてて」

ヌルヌルしたローションの感触が胸や腹、太ももに広がる。
誠二が私を胸元まで抱き寄せ、生温かい肌と肌でローションをはさんで触れ合う。テロテロとした淫猥な輝きを放ちながら絡み合う男と女。
誠二の舌が私の体を這う。同時に、ローターが私の小さな蕾を刺激する。抵抗ができず、されるがままの私…。

「ダメ…。先にイッちゃいそう…」
「我慢して…」

乳首を吸う唇、太ももや尻をまさぐる大きな手、ローションの感触、秘部を責め続けるローター…。
頭が真っ白になり、どうにかなりそうだ。その瞬間、いきなり誠二が入ってきた。

拘束された私を抱えるようにして、グイグイ腰を押しつける誠二。
濡れそぼった泉の中にすっぽりとおさまった誠二自身は、固くいきり立ち、奥へと深く分け入ってくる。

「ああ…」

高まる興奮の中で、いつのまにか拘束をとかれている。
それから私たちは、今までしたことのないようなあらゆる体位で絡み合った。私は数えきれないほどの絶頂を味わった。

人生の中で、こんなに誰かと「つながり」を感じたのは初めてだ。
それは心や体という境目のない、言わば「魂のつながり」だった。

私は誰より誠二を愛し、誠二にとって私は唯一の女。そんなシンプルな事実こそが、この世の奇跡だ。
今、私の横で誠二が静かな寝息を立てている。
私はといえば、今宵があまりに幸せ過ぎてなかなか眠れそうになかった。

<遠距離恋愛 〜おわり〜>

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