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官能小説 恋愛診断 2話


2話 セックスもひとりエッチも

一度は「自分磨き」を決意した弘美だったが、いざ実行しようとすると躊躇してしまう。
「自分磨き」とは「ひとりエッチ」のことだ。
何もしないまま数日過ごした結果、夫との関係も変わらなかった。
思い切って「ひとりエッチ」セットの箱を開ける。

バイブレーターやローター、ローションのボトル…。
色も形もポップで可愛らしい。
これなら…と、後ろめたさは少しずつ消えていった。

●忘れていた刺激

弘美は、まずローションを指先に塗ってみた。
その指先で軽く乳首をマッサージしてみる。下半身にも手を伸ばす。
蕾にくるくるとローションを塗ると、トロけるほど気持ちがいい。感じている自分に驚きながらも、中がどうしようもなく疼いた。
自然と脚が開き、恥ずかしい姿勢に変化する弘美。

思い切ってラブグッズを挿入すると、刺激が中いっぱいに広がる。
腰を浮かし上下に動かしてみる。

「もうダメ…!」

弘美の奥深くで、忘れていた切ない悦びが弾けて散った。

●セックスの変化と疑惑

オーガズムを自ら生み出すことを覚えた弘美は日に日に艶を増していき、ある晩ついに真一が弘美を求めてきた。
自分が魅力的になったことを喜び、夫が求めてきたのだと思った。

だが真一の思いは弘美とはまるで逆で、突然キレイになり始めた妻に、焦りと不安を感じて求めたのである。
そのせいか、真一のセックスはやや強引だった。
美しい妻をどう扱って良いものか、分からなくなったのだ。

そんな戸惑いを悟られまいとして、つい行為は乱暴になる。
いきなり背後から弘美のパジャマをたくしあげる真一。力強く胸を揉まれ、同時に下着を引きずり下ろす。

「そんな…」

「いいじゃないか。久しぶりだろ?」

真一が弘美の秘部に指をもぐらせると、すでに十分潤っている。

「こんなに感じてたのか…」

荒々しい夫の態度に最初は戸惑ったが、「ひとりエッチ」でイメージトレーニングしていた弘美は、すんなりそれを受け入れられた。
愛撫もそこそこに、背後から容赦なく突いてくる真一。

「真一さん、すごい…」

激しく交わり同時に果てた2人。
短い時間だったが、弘美は充実したセックスが出来たと思った。
しかし、真一は思いがけないことを言った。

「弘美、こんなに感じやすかったか? 最近外出も多いし…綺麗にもなった。もしかして…浮気か?」

衝撃的な夫の問いかけに黙り込む弘美。真一が寝室を出て行った。
性生活の問題を1人で解決しようした私が悪かったのかも。
激しく後悔した弘美は、すべてを真一に打ち明ける決心をした。

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あらすじ

セックスもひとりエッチも変わっていく弘美…
忘れていた刺激を思い出して…。

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