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【医師監修】生理痛を和らげるツボって?知っておきたい女性のための知識をイラストで紹介!
生理痛を和らげたい…ツボ押しが利くって本当?

毎月来る生理で悩みの種になりがちなのが生理痛。
個人差はありますが、どんより腰が重く感じたり、キリキリとお腹や頭が痛くなったりと、生活に暗い影を落とします。
そんな生理痛を和らげる方法の1つとして、ツボ押しがあります。
そもそも、ツボとは東洋医学に基づいた考え方で、心身を整えるエネルギーの通り道に点在するポイントを指します。
ツボを押すと脳に指令が届き、ツボが影響を与える部分に作用が働きます。
ツボは体中にあり、正しい位置やポイントを押さえた刺激の仕方をすることで、中枢神経を通して効果を発揮。もちろん生理痛に関わらず、肩こりやむくみなどさまざまな不調に対してツボはアプローチすることができるのです。
また、一つの不調に対して一か所といった考え方ではなく、体のさまざまな箇所に点在。生理痛に効くツボも複数の場所にあります。
そこで、生理痛を和らげるとされるツボをいくつか紹介しましょう。
生理痛を和らげるとされるツボの紹介
気海(きかい)

おへそから指1.5〜2本分ほど下にあるツボで、刺激することで血行を促し、体をポカポカさせる効果があるといわれます。
指の腹でそっと優しく押しましょう。
気海を温めると生理痛だけでなく、全身の調子が安定し、気になる冷えからくる不調を整えることができます。
関元(かんげん)

おへそから指3本下ほどにあるツボ。ここは丹田(たんでん)とも呼ばれる、エネルギーが集まる場所で、気力を整えるツボとしても効果的です。
子宮や膀胱など大事な臓器が集まる場所なので、押すときは強くせず、ゆっくり力を加えるのがポイントです。
生理痛が起こってからというよりも、日常的に温めたり優しくマッサージしたりしておくと、いざ生理の時に痛みを和らげることができるでしょう。
中極(ちゅうきょく)

関元からさらに指1本下(恥骨より指2本分ほど上)にある、生理痛の緩和と生理不順を整えてくれるツボ。
また泌尿器科系のトラブルにも効果が期待できます。
ここも強く押しすぎないよう、あおむけの状態で指3本をツボに当て、ゆっくり押します。
帰来(きらい)

中極の両サイドにあり、中極から左右に指3本分ほどにあるツボ。
性器全般の不調や冷え、生理痛を和らげます。
位置が2か所でかなり下の方にあるので、刺激がしにくい箇所。両手の指でゆっくり押すか、お灸でじっくり温めると効果的です。
三陰交(さんいんこう)

内くるぶしの一番高いところから真上に指4本分のところにあります。
生理痛の緩和をはじめとした、婦人科系のトラブルに効果のあるツボです。
位置的に痛みが出やすいツボの一つなので、骨の際を骨に向かってゆっくり押してみましょう。
また、冷えに効くとも言われるため、冷えが気になる、冷えによって生理痛が増幅している場合は刺激をするといいでしょう。
照海(しょうかい)

婦人科系や泌尿器科系の疾患に働きかけるツボで、刺激することで、下腹部に滞った血流を動かします。
場所は内くるぶしの骨から親指1本分下辺りで、少しへこんだところが照海です。
親指でじっくりと押すようにしてみましょう。
合谷(ごうこく)

合谷は手の甲にあるツボで、親指と人差し指の骨が交わる箇所にあります。
もう片方の手の親指をツボに当て、少し痛みを感じる程度の力で押します。
日常的に刺激をしやすい箇所で、ツボとしても幅広い症状に効くと言われ、生理痛の緩和だけでなく、頭痛や肩こり、腸の不調やストレスを和らげる効果もあるとされています。
そもそも生理の時に腹痛や頭痛が起きる原因とは?
生理痛の原因には、子宮の収縮によるものと、病気による痛みの2種類があります。
子宮の収縮時に出る物質によるもの
生理とは、妊娠が成立せずに不要となった子宮内膜を排出し、リセットします。剥がれ落ちた子宮内膜を外へ押し出そうと、子宮の筋肉が収縮し、下腹部に痛みが生じるのです。
その際、子宮の収縮を促す「プロスタグランジン」というホルモンが分泌されます。プロスタグランジは子宮収縮とともに痛みを引き起こすホルモンでもあります。プロスタグランジンは子宮だけではなく、頭痛や胃痛なども引き起こすことがわかっています。
プロスタグランジンによって痛みが出ているときは、血行アップを図ると経血の排出がスムーズになり、痛みを軽減できます。ツボ押しや体を温めることで血行を良くし、生理痛を和らげることができるでしょう。
ちなみに、子宮筋腫や内膜症などの器質的な病気がないのに、生活に支障がでたり治療希望がでるほど生理がつらい場合は「機能性月経困難症」とも呼ばれます。
病気によって起こるもの
一方、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が原因で生理痛が起こっている場合もあります。
あまりにも痛みが強い、痛み以外に血の塊が出る、経血の量が増えるなどの気になる症状があるときは病気の可能性もあるので、念のため早めに病院で診察を受けましょう。
生理痛を和らげるためにツボ押し以外にもできること
生理痛を和らげる効果のあるツボ押しですが、それ以外にも痛みの緩和を働きかけるケアがあります。
体を温める
まずは下半身を温めて血行をよくすることで、生理痛が和らぎます。
冷えは生理痛の天敵。カイロや湯たんぽ、腹巻などを使って、下腹部や腰を温めるようにしましょう。
夏でも冷房の冷えで生理痛を悪化させる可能性があるので、生理中は保温性の高い下着の着用やひざ掛けなどで冷えを防ぐようにします。
さらに、お風呂で体を温めることも効果的。もし生理中にバスタブへ入ることに抵抗がある場合は、足湯をするだけでもいいでしょう。
ぬるめのお湯でゆっくり温め、血流をよくします。普段から冷えが気になる方は、日常的に湯船に浸かる、足湯に入るなどを習慣づけることをおすすめします。
また、食べ物では生姜や根菜類は体を温めてくれます。ハーブティーやココア、みそ汁などの温かい飲み物もポカポカさせてくれますが、コーヒーや牛乳、緑茶、お酒は体を冷やすので、飲み物を選ぶときは注意が必要です。
リラックスをする
体が緊張していると、痛みが強く感じることも。できるだけリラックスして、ストレスの少ない環境を整えましょう。
気軽にできるのは、軽い体操やマッサージなど。力を抜きながら血行アップも促せて、一石二鳥です。
また、あまり動きたくないときはアロマセラピーも効果的。リラックスできる香りを焚いて、心の力を抜きましょう。
無理に痛みを我慢して動こうとしたり、気合いで頑張ろうとしたりせず、動けないときはゆっくり体を休めてOK。ゆったりとした服装で、自分なりにリラックスできる状態で過ごすことが一番です。
生理中 ツボ まとめ
生理自体は病気ではないですが、痛みで苦しくなったり、ブルーな気持ちになったりと、さまざまな困難が生じます。
これからも生理と上手に付き合うためにも、積極的に日ごろから痛みのケアをしておきましょう。
ツボ押しなら、お風呂に入りながら、夜寝る前などにも手軽にできて、リラックスできます。重い生理痛に悩んでいたら、まずはツボ押しにトライしてみましょう。そして改善がない場合は婦人科を受診しましょう。
【記事監修】一倉絵莉子(産婦人科医)

日本大学医学部卒業。川口市立医療センター、北里大学メディカルセンター産婦人科で臨床経験を積み、現在は六本木ヒルズクリニックにて診療を行っている。(日本産科婦人科学会専門医、日本女性医学学会会員)
※本記事の医師監修に関して学術部分のみの監修となり、医師が商品を推奨している訳ではございません
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あらすじ
生理痛を和らげるツボをイラストで紹介します。
頭痛や腹痛などの生理痛の原因と緩和する方法を知り、できるだけ快適な生理期間を過ごしましょう。