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官能小説 同居美人 プロジェクトA 〜千織編〜 シーズン8


「最初は同情だった」

私と想子ちゃんは悩んだ末、篠村さんと福生さんに、なぎささんと池部さんが会っていたことを話した。告げ口みたいで気が引けたけれど、これはもうビューティ道場全体の問題として考えるべきだろうという結論になった。

「そうか、教えてくれてありがとう。まさか、宗一郎が……」

私たちから話を聞いた篠村さんは、眉を寄せてうめくような声を出した。


***


最初は同情だった。

僕の料理をおいしい、おいしいと言って食べてくれていたなぎさちゃんのことを、何となく放っておけなくて、道場を追い出された後も彼女に何かと連絡して、慰めたりしていた。

こういうのが僕のダメなところだと自覚はしている。

突き放すべきときにちゃんと突き放してあげないことは、優しさでも何でもない。その一瞬一瞬は心地いいかもしれないが、結果的に見れば余計「症状」を悪化させるだけだ。

……いや、こんなことは言い訳かもしれない。

僕はなぎさちゃんのことを、いつの間にか好きになっていたのだろう。

だから、なぎさちゃんを悲しませたくなかった。

たとえ、彼女の視線の先にいるのは僕ではなく、有本さんだったとしても、その表情が悲しみに沈むよりはずっとよかった。

『住所までは教えてくれなくてもいい。どのあたりに住んでいるかだけでも教えて』

そう聞かれたとき、本当は駅名なんて答えるべきではなかったのだ。

もしくは、もっと曖昧に答えるべきだった。

僕は、バカだ。一瞬の笑顔と「ありがとう」がほしかったために、愚かなことをした。

なぎさちゃんらしき人物を家のまわりで見たという話を聞いて、焦った。何とかしようと思い、メールしたり電話したり、直接会ったりして話をしたが、なぎさちゃんは聞かなかった。

ただ「忘れられなくない」とだけ思い、何とかしてみんなとの接点をもう一度つくろうと探っていたのが、いつしか千織ちゃんと想子ちゃんへの嫉妬と疑問に変わり、それは大きく、大きく膨らんでいった。

千織ちゃんと想子ちゃんに送られていったなぎさちゃんとひそかに追いかけて、駅前で話したのは、こんなことはもう二度としないと約束させたかったから。

「もう一度みんなと仲良くしたいというのなら、僕にできる限りの協力はする。だからもう、千織ちゃんや想子ちゃんに迷惑をかけるようなことはやめるんだ。そんなことをしたって何も解決しないし、ますますみんな君から遠ざかっていくよ」

「わかってるわよ。私も……バカなことしたって思ってる」

彼女の目に涙が滲みだしたので、もう何も言わず、その日はそこで別れた。


***


篠村敦の部屋に呼ばれた福生正光は、敦が千織から聞いたという池部宗一郎のことを打ち明けられた。

「まさか、宗一郎が、な……」

福生もそれだけ言って目を伏せる。

「宗一郎は優しすぎるからな。それが悪く出たか」

「気持ちはわからないでもないが、破門にした相手にやっていいことじゃない。男女がともに生活する場所なんだから、気を抜けば目標を達成できなくなるだけでなく、関係が乱れて、女性を幸せにするどころか不幸にしてしまってもおかしくない。何よりも自律が大事なのだと、皆にも示さなければならない」

「敦、まさかお前、宗一郎を……」

敦は答えない。だが、その沈黙に潜む覚悟を、正光は感じ取っていた。


「ちょっと恥ずかしい」

「そろそろ卒業に向けてスパートをかけていこうと思う」

みんなが集まったリビングで篠村さんに宣言され、私と想子ちゃんは背筋を伸ばした。

卒業の条件は、それぞれのカリスマに卒業に値すると認められること。テストなどはないが、点数での評価がないのは逆に厳しいことかもしれなかった。誰か一人にでも「ノー」と言われれば、卒業できないのだから。

私は主に二つの分野で苦戦することになった。

ひとつは松垣洸太さんが指導するスタイリングだ。想子ちゃんはさらりとクリアしていたけれど、私はなかなか「合格」とはいわれなかった。

ここに来たときと比べて、私は体型がだいぶ変わった。今までは体のラインを隠すことを考えていたのが、松垣さんはラインをもっと活かすような服を薦めてくる。

「今の千織ちゃんなら大丈夫だよ。姿勢もよくなっているし、着こなせる」

そんなことをいわれても、そう簡単に意識を切り替えられるものじゃない。端的にいえば、ちょっと恥ずかしい。下着は気軽に試せたけれど、服ともなればそういうわけにもいかない。

松垣さんに勧められたのは、タイトなスカートやパンツ、カットソーなどだ。どれもシンプルで、「今の千織ちゃんは、体のライン自体がアクセサリーがわりになるから」ということだった。

そんなことをいわれれば、嬉しい反面、余計恥ずかしくなる。そこまで体のラインを見られることになるなんて。つい、大きめのジャケットやカーディガンを羽織ってしまいたくなる。

「困ったね……」

なかなか勇気を出せずにいる私に、松垣さんは溜息をつく。

「とはいえ、こういうのも結局慣れだと思うんだよね。だから、すぐに切り替えなくても、千織ちゃんがゆくゆくこういう服にもっとチャレンジすると約束してくれるなら、合格にしてもいいんだけど……」

そこまで松垣さんが言いかけたときだ。

リビングの鏡に向き合って、いろんな服を試していた私たちの背中に、よく知った声が届いた。

「おっ! 似合うじゃん! 今までよりずっといいよ。なんか、知性と色っぽさが共存してる感じ。さすが洸太だなぁ」

能天気ともとれる声は、平野井さんのものだった。

「……本当ですか?」

「ほんと、ほんと。俺、こういうことでお世辞言えるほど器用じゃないし」

「………………」

私も平野井さんに負けず劣らず単純である。

この日から私は積極的に、松垣さんに勧められた服を着るようになった。

好きな人に褒められると、新しい服を着るのが楽しくなった。

いったんストッパーがはずれると、もっとバリエーションを増やしたくもなる。

私は以前、平野井さんがきれいだと言っていた女優さんの着こなしを真似てみることにした。路線としては同じだから、合格への道からははずれないはずだ。黒のタイトなワンピースだった。

(意外と……セクシー系だったんだな)

雑誌のページの向こう側の存在として見ていたときにはあまり意識しなかったが、いざ自分でそういう格好をしてみると、意外と肉感的になったので、少したじろいでしまう。露出度が高いわけではないけれど、体のメリハリが強調されて、いかにも「色気のある大人のオンナ」という感じだ。

(これはもうちょっと慣れてからにしよう……)

もうしばらくの間、クローゼットにしまっておくことにした。

でも、せっかく着たのだから、平野井さんには見てほしかった。

「平野井さん、ちょっといいですか」

部屋を訪ねて、「どうですか、この服」とくるりと回ってみせる。

「あ……うん。いいと思う。似合うよ」

平野井さんの頬が、だんだん赤くなっていく。

私も何だか恥ずかしいことをしてしまった気持ちになって、慌てて部屋を出た。


「脱がせて……さわって……」

女性のアップ

部屋に戻った私は、自分の姿を改めて鏡に映した。

「すごく」セクシーかといわれればそうでもないけれど、少なくとも今までの私の服の中では結構セクシーなほうだ。

今までとは違うという驚きもあって、平野井さんは赤くなったのかもしれない。

ともあれ、今の時点では平野井さんにしか見せなくてよかったのだろう。

とりあえず着替えようと、鏡の前でワンピースのファスナーを下ろす。細い肩紐が肩を滑ったとき、ふと浮かんできたイメージがあった。

もし、今ワンピースを脱がそうとしているのが、私自身ではなくて平野井さんだったら――。

すとんと床に落ちるワンピース。下着姿にされた私は、鏡の前に立ったまま平野井さんに後ろからぎゅっと抱きしめられる。

平野井さんの手が、私の体のラインを確かめるように優しく撫でる。

動きが、だんだん胸のあたりに集中してきた。

ブラの上から胸の柔らかさを堪能するように指が踊る。

触られているうちに乳首が硬くなってしまったのが伝わったようだ。ブラごしにその部分を指でコリコリと攻める。

「あ……んっ」

「千織ちゃん、ここ、弱いんだ……」

耳元で平野井さんの声が響く。いつもよりも少しだけ低いトーン。熱い息とともに。

私の意向なんか聞かずに、平野井さんはブラのホックをはずしてしまう。胸があらわになって鏡に映る。乳首が硬く尖っているのが、自分でも恥ずかしい。

その乳首を、今度は直接指で摘ままれる。最初は転がすように優しく。だんだん力を入れて、激しく。

「やっ、あ……そこばっかり攻めちゃ……だめぇ」

指先の力を調節されるたびに、腰がびくんびくん動いてしまう。たまらなくなって鏡に手をつくと、胸がぷるぷる揺れるのが目に飛び込んできて、また恥ずかしくなった。でも、まっすぐに立っていられないから仕方がない。

平野井さんの右手が胸から離れて、お腹や腰を伝い、するすると下りてくる。手はしばらくお尻の上で、ショーツの上質なサテンとレースの感触を楽しむように動いた後、下へ潜り込んでいった。

「ここ……上からでもわかるぐらい、濡れてる」

「……言わないで……ぇ」

すすり泣くような声になってしまう。恥ずかしさと嬉しさが混じって、うまく声を出せない。

「千織のここがどうなっているのか、一緒に確かめたいな」

指がショーツの紐にかかる。ゆっくりと、平野井さんはショーツをおろそうとする。普段は豪快な人なのに、こんなときだけ焦らすなんて、ずるい。

「や……そこは……っ」

見なくてもわかる。トロトロに濡れ光っている花びらが、平野井さんに触れてほしくてひくひくしているのが。クリトリスだって、早く刺激がほしくて、触れられる前だというのにぷっくり膨らんでいるに違いない。

早く脱がせて……さわって……。でも、恥ずかしい……

「千織ちゃん、ちょっといい?」

ドアのノックの音で、私は我に返った。想子ちゃんの声だった。

(わわわ、私は卒業前に一体何を……っ)

慌てて首をぶんぶんと横に大きく振り、まだ頭の中にわだかまっていた妄想を振り払おうとした。


「感情をきちんと表現する」

数日後、私と想子ちゃんはウェディング・プランナーの小島泰明さんに改めて「結婚につながる自己アピール」について習った。

スタイリングでも苦戦したけれど、苦戦の度合いでいったらこちらのほうが上だったかもしれない。スタイリングはある程度技術で何とかなる話だったけれど、こっちは精神論で、今までの価値観そのものの見直しを迫られたからだ。

苦手意識を覚えたのには、小島さんが近くにいるといまだに少しどきどきしてしまうせいも少しはあっただろう。好きなのは平野井さんなのに、ちょっとした癖のようなものだ。

「結婚はゴールでも何でもなく、人生の一通過点に過ぎないが、結婚につながる自己アピール力磨きは人生全体で通用する」というのが小島さんの持論だった。想子ちゃんと一緒に聞いた小島さんの話は、これまで何となくぼんやり考えていた女子力やアピール力といったもののイメージを覆される内容だった。

小島さんはまず、今までどこかで拾ってきた技術論的なことはいったんすべて捨てるように言った。

たとえば、「男性をその気にさせるには上目遣いが効果的」だとか、そういうことだ。実際に私がそのことについて尋ねると、見事に一刀両断されてしまった。

「もういい歳なのに、まだそんな小手先の技術で何とかなると思ってるの?」

(ちょ……小島さん、意外と毒舌だなぁ)

物腰は穏やかな人なので、面食らってしまう。

「自然にそうなったらかわいいと思うけど、つくられたんだと気づいてしまったら、ちょっとね。もし苦手だと思うならなおさらやらないほうがいいし、やる必要もない」

毒舌ではあったけれど、その分、明快ではあった。

「技術論的なことには、だいたい理由がある。理由を考えないで技術だけを身につけようとしたら、どうしたって不自然になるよね。下から見上げるしぐさをかわいいと思ってしまうのは、男性が本来持っている女性への征服欲からくるもの。それを理解していれば、わざわざそんな仕草をしなくても、ちゃんとその欲求を満たしてあげる方法はある」

私と想子ちゃんは思わず少し前のめりになる。こういう視点は持ったことがなかった。

「話をちゃんと聞いて、噛みしめて、自分の意見を返すだけでいい。むしろそれがいちばん大事なぐらいだ。

あとは相手といることを楽しんで、それから相手のいいところを見つけて、楽しい、嬉しい、尊敬できる! という感情をきちんと表現すること。自分が話したこと、自分がつくった時間をそう感じてもらえるというのは、何よりも男性の征服欲を満たすんだよ。僕が表情筋のトレーニングを大事にするのは、感情を上手に伝えられるようにするためだ。リアクション上手はモテるんだよ」

小島さんはさらに続ける。ブルドーザーのような破壊力で、私たちの既成概念をなぎ倒していった。

「かわいい仕草がしたいっていうのは、自分が相手にどう思われるかしか考えてないよね。つまり、自分のことしか考えてない。相手のことをもっと気にしてあげなきゃ。

それにね、『かわいい』は付け焼刃でどうにかなるものじゃない。普段から磨いておくものなんだ。肌を磨き、表情を磨き、似合う服やメイクを知り、感性を磨き、知識をつけ、いいたいことをきちんと伝えるための語彙を増やす。そういうことを日常から心がけないといけない。

いつまでも理由もわからないまま技術論に頼っていたら、『女はちょっとバカなほうがいい』『その上で媚びを売っていればいい』なんていうバカな男しか寄ってこないよ。人間は自分と同じレベルの人間しか引き寄せないものだからね。だから僕たちは一緒に住み込んで時間をかけて、君たちの女性としての魅力を底上げしようとしているんだ」

私と想子ちゃんはこっそり目を合わせる。胸に秘めた思いは、たぶん同じだった。

これは考えていたよりも、むしろずっと大変のでは……。

「僕に関しては、今の時点であえて合格だとか不合格だというラインは設定しない。逆にいえば、今は二人とも合格だ。ただ残りの時間を一緒に過ごして、このことを理解できていないと感じたら、たとえ卒業前日でも不合格にする」

なんて言われたのにも背筋が伸びた。

だが、言っていること自体は納得できる。納得できるからには、残りの日々、小島さんの教えてくれたことを念頭において頑張るしかない。


「避けて通れない」

このことをきっかけに、私は小島さんと以前よりもよく話すようになった。小島さんの考え方はとても新鮮で、もっと詳しく、深く知りたいと思った。

ある夜、キッチンで一人でお茶を淹れているときに、小島さんからさりげなく食事に誘われた。

「千織ちゃん、最近きれいになったよね。今度二人で食事に行かない?」

一瞬、頭がうまく回らなかった。小島さんのほうからこんなふうに誘われるなんて、想像したこともなかった。

ちょっと前の私だったら「ぜひ!」と即答したかもしれなかったが、今の私はもう、違った。

平野井さんの像が浮かび、私は「すみません、二人では、ちょっと……」と断った。

「好きな人ができた?」

小島さんは断られたことが残念だったというふうでもなく、すかさず尋ねてくる。

少し考えて、正直に答えることにした。私と平野井さんのことは、篠村さんあたりから聞いているかもしれないし、だとしたらここで言わないのはまるで隠しているみたいだ。

それに打ち明けてしまったほうが、今後より具体的にアドバイスをしてもらえるかもしれない。

好きだけれど、付き合っているわけではないのだから、道場の掟を破ることにもならないはずだ。

平野井さんのことを口にすると、小島さんはしばらくの間黙って、それからこう言った。

「これから付き合えたら、結婚まで考えたいと思う?」

唐突な質問に少し面食らったが、心の中では確かにそう思っていたので、うなずいた。

「それは、まぁ……もう年齢も年齢ですし。あまり軽い気持ちでは付き合いたくありません」

「そのあたりのことは、ちゃんと話をしている?」

「そのあたりのことって?」

「結婚したらどんな生活をしたいかってことだよ。結婚観っていったらいいかな。好き合っていてもそれが噛み合っていない、噛み合っていないことに気付いていないカップルって意外と多いんだ。僕のところに来て初めて違いに気付いて、結婚がお流れになってしまったこともある」

お茶をつくる手が止まってしまう。

今までは、好きだったらそんなことを考える必要はないと思っていた。というより、発想がなかった。

「恋路の邪魔をするつもりはないけれど、結婚まで視野に入れたいのなら避けて通れないことだよ」

小島さんは私の肩をポンと軽く叩いて、去っていった。

「これ、よかったら……」

平野井さんが私に小さな包みを差し出す。

「コスメだよ。最近卒業に向けて特に頑張ってるから、ご褒美……というか」

受け取るときに、手と手が触れ合う。私たちはちょっとだけ指を絡ませ、手を握りあい、すぐに離した。

不安が伝わってしまったかも、と思う。

小島さんの言葉が、ずっと胸に引っかかっていた。結婚観――それがもしも一致しなかったらと考えると怖くて、それまでのように無邪気に平野井さんに接することができなくなっていた。

「最近、泰明さん贔屓みたいだけど、俺のこともちゃんと見てくれよな。あんまりヤキモチを焼かせないでくれよ」

「そんなことないですよ」

素直な平野井さんがいとおしい。なのに、笑顔がひきつってしまう。

だめだ、このままでは――

私は思いきって尋ねた。

まず、付き合ったとして結婚まで考えているのかどうか。そうであれば、結婚したらどんな生活を送りたいと考えているのか。

「きちんと話したことはなかったけれど、考えてみればはずしちゃいけないことだったよな」

平野井さんは、思うところを正直に答えてくれた。

それは、私が怖れていた通りの内容だった。

平野井さんは、結婚相手には専業主婦になってもらいたいそうだ。その上で、できれば郊外に引っ越したいらしい。

一方の私は、結婚後も今の仕事を続けてキャリアアップしたい。そのためにも、多少家が狭くても生活の基盤は都心に置きたい。子供ができたとして、自然に触れさせたいときは、休みに郊外に連れていけばいいと考えている。

私たちの結婚観は、予想以上に噛み合っていなかった。

さらに私と想子ちゃんは、篠村さんと福生さんに、池部さんの今後について意見を求められた。

いろんな事態が、ここに来て急速に進展していく。


⇒【NEXT】向かうゴールが違うのなら、いつか道はふたつに分かれる。(同居美人 プロジェクトA 〜千織編〜 シーズン9)

あらすじ

ストーカーだった綿貫なぎさは篠村にきつく説教された上に許されたが、彼女が料理研究家の池部と会っていたのを目撃してしまい…

松本梓沙
松本梓沙
女性向け官能、フェティシズム、BLなどを題材に小説、シ…
poto
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毎日小説「夜ドラ」の挿絵も担当。書籍、ウェブ、モバイル…
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