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官能小説【3話】「気持ちいい」を聞かせて
今まで言えなかったこと
★作品について
この作品は、小説サイト「ムーンライトノベルズ」と合同で開催した、「ラブグッズで熱く感じる小説コンテスト」のLC賞作品です。
その日の圭吾は、少し様子がおかしかった。
帰って来るなり私の腕を引いて寝室に向かうと、私の身体をベッドに押し倒し、唇を重ねた。
「んっ……けい、ちゃ……」

キスの合間に驚きの声を漏らすけれど、彼はしっかりと私を組み敷いたまま離さない。
ぴくんと身体を震わすと、口づけが更に深くなった。
「ふ……ぅ……っ」
口内を這いずる舌は熱を持っていて、すぐに私の体温も上がっていく。
服の上から胸を揉みしだく彼の手つきは荒っぽくて、私は一瞬、誰に抱かれているのかわからなくなった。
「けい、ちゃ……ちょっと、待っ……あんっ」
圭吾が服を捲り上げ、胸の頂きを吸い上げる。
ずっと求めていた快感のはずなのに、戸惑いのほうが勝ってしまう。
「やだ、やぁ……けいちゃん……っ」
「やだやだ言う割に、よさそうな声出すじゃん」
「ちが……ぁっ」
圭吾の手が、スカートの中に入った。
下着をずらし、強引に足の間に指を差し入れる。
「もうこんなに濡らしてる」
「や……っ」
彼が指を滑らすと、くちゅ、と卑猥な音が響いた。
(最近、ずっとローターでしてたから……)
開発された身体は、欲求に従順に、彼を欲がっているらしい。
「なんでこんなに濡れるの?」
「それは、圭ちゃんが……」
「前より濡れやすくなったよな。……ほら、ここも何カ月もしてないのに、すぐにほぐれた」
「あっ――!」
つぷ、と圭吾の指が中に沈んでいく。
「ぁ、だめ、それっ……」
「ああ、もっと激しく?」
ゆっくりとした動きが徐々に早くなって、ぐちゅぐちゅとした水音が響く。
「やっ、やめ、ぁ、あっ、ああんっ」
(だめ、そんなにされたら、イっちゃう――)
きゅ、と中が大きく疼き、快感の波がやってきた。
もうイク、と思った直後――圭吾が、あっさりと指を引き抜いてしまう。
「……え?」
戸惑って、私の上に馬乗りになった彼を見上げる。
引っ越し当初の彼の姿に重なるけれど、その表情は、全然違っていて――
「……誰?」
切羽詰まった苦しそうな顔で、彼はそう呟いた。
「誰に綺麗にしてもらったの?」
「え……」
ドクン、と鼓動が大きく高鳴った。
「美緒、感じ方も、イキやすさも……前と全然違うよ」
ドクンドクンドクン。鼓動は、どんどん早くなっていく。
「なぁ美緒。……他に相手が、いるんじゃないの?」
ドクン。
「っ、違うよ! そんなわけないじゃん……!」
疑われたのが悲しいのか、誤解をさせた自分に呆れたのか、よくわからない。
ただ、涙と一緒に感情が溢れて、止まらなかった。
「これはっ、違うよ。違うもん。圭ちゃんが抱きたいって思ってくれたらいいなって、それで……!」
クローゼットに隠していたローターを取り出した。
「それで、これ……一人でしてて、でもっ……圭ちゃんじゃないと、やだなって思って……」
圭吾は驚いたような顔で私を見ていたけれど、やがて、私の身体を抱き寄せた。
寂しい思いした分だけ愛をもらって
「……ごめん、美緒」
優しく頭を撫でられて、ますます涙が止まらなくなる。
「変なこと言ってごめん。ずっと、しなくてごめん。……寂しい思いさせてて、ごめん」
「……っ」
言葉が出てこなくて、私はただ、こくこくと頷いた。
労わるように瞼にキスをされて、身体が震えた。喜びで震えてた。
気持ちいい、と心から思った。
「今まで寂しい思いさせてた分……今日は、いっぱい愛させて。美緒のこと、気持ちよくしたい」
「ぅ、ん……」
圭吾のキスが、耳に落ち、首筋を辿っていく。
そっと服を脱がされ、そのまま押し倒される。
「……美緒、綺麗」
「恥ずかしい、よ……」
じっと見下ろされ、その熱い視線に全身が疼いた。
思わず胸元を手で覆うも、すぐに手首を捕まれ、ベッドに縫い付けられてしまう。
「だーめ。……ちゃんと見せて?」
圭吾の唇が、胸元に落ちた。
頂きを優しく吸い上げられて、ため息に似た声が漏れる。
「ぁ……けい、ちゃ……」
「かわいい。おっぱい、柔らかくて……先っぽだけ、固くて」
「ぁんっ」
コリコリと両方の頂きを同時に責められ、羞恥と快感に身体をよじる。
何度も何度も優しく胸を愛撫されて、蕩かされる。
「けいちゃ、んっ……そこ、ばっか、やぁ……」
「んー? こっちも?」
するりと腰を撫でられ、思わず足を擦り合わせた。
圭吾は私にキスをすると、意地悪に微笑む。
「欲しくてたまんない、って顔だな。……そんな顔されたら、こっちがたまんない」
「じゃ、はや、く……」
「……まだダメ。もっと美緒を気持ちよくしたい」
圭吾は私の足を開くと、濡れそぼったそこをじっと見下ろした。
彼の手には、いつのまにかローターが握られている。
「とろとろに濡れてる、ここにさ……ローター当てたら、気持ちいいと思わない?」
「あ……」
ローターが秘部に触れる瞬間を想像するだけで、きゅんと下腹部が疼いた。
圭吾はそんな私を見て、くすくすと笑う。
「ひくつかせて……期待してるんだ? かわいいな」
「ちが――」
「じゃ、お望み通り」
カチ、と電源の入ったローターが、私の秘部に押し当てられた。
「あっ、ああぁんっ!」
あまりの快感に、気が遠くなりそうになった。
腰を浮かせ、身をよじって逃げようとするのに、すぐに圭吾に捕まってしまう。
「なんで逃げるの? もっと気持ちよくなってよ」
「あっ、だ、ってぇっ……あっ、ああぁっ」
(こんなの、すぐにイっちゃう……!)
ローターを押し当てたまま、圭吾が中に指を沈める。
弱い部分を突かれ、嬌声がどんどん高くなるのがわかる。
「あっ、やぁ、だめ、だめぇっ……ぁ、ぁああっ」
「中、ひくついてる……美緒、もうイっちゃいそう?」
「あっ、イク、イクの、あっ、あ――っ」
ビクビクっと身体が跳ねて、中が大きく収縮した。
肩で息をする私を見下ろすと、まだ震えているローターを舐めながら、圭吾は笑う。
「……もう一回、する?」
⇒【NEXT】何回目かの美緒の「もうだめ」を聞いて、俺は自分がどんどん興奮して…(「気持ちいい」を聞かせて 最終話)
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あらすじ
カレの様子がおかしい。
家に帰って来るなりベッドに押し倒され強引にキスをされる。
いつもと違うカレに不安と戸惑いを見せるもカレは…