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官能小説 救世主 3話
オンラインゲームでエッチ〜SOS
晴子は自分を変える決意をしてから、今までゲームに使っていた時間を、バスタイムの時間に変えた。
鏡を覗く時間が増えると、20代の頃と比べて、明らかにみずみずしさが感じられなくなっている自分の肌に気が付いた。
だが同時に、今まで気が付かなかった、自分のチャームポイントにも目を向けられるようになったのだ。
生活をあらためてから、少し贅肉の落ちた首筋や鎖骨は、襟ぐりが広めの服を着ていると、色っぽく見える。
晴子は洋服や食事にも気を付け始め、日に日に努力の成果が現れた。
晴子は嬉しくなり、夏物の服を物色するために、PCの電源を入れてインターネットに接続する。
すると、以前毎日のようにプレイしていた、オンラインゲームのアイコンが光った。
ゲーム内での自分の仲間が、オンラインであることを知らせる合図だ。
まさかと思い、晴子はゲームを立ち上げる。
すると、懐かしい『アポロン』が、『ルナ』の方を向いて立ちすくんでいた。
ゲームの中のアポロンは、足に怪我をしていた。
「どうしたの?大丈夫?」
晴子はルナを通して、アポロンである新太郎に語りかける。
だが、応答はない。
単に新太郎が、PCの前から離れているのだろうか。
また時間を置いて画面を見てみよう。
そう思った瞬間、晴子の電話が鳴った。
新太郎からだった。
「今から会えないかな?」
新太郎の声は、なんだか元気がない。
晴子は2つ返事で家を飛び出し、大通りでタクシーを拾った。
最初から…
玄関ドアを開けた新太郎は、晴子の変わりように驚いた。
晴子も、新太郎の疲れた顔に、驚きを隠せなかった。
徹夜が続き、忙しさのあまり、食事もろくに摂れなかったのだと言う。
食事を摂っていないのは電話で聞いていたので、晴子は持ってきたタッパーウェアを電子レンジにかける。
新太郎の無機質な部屋に、食欲をそそる匂いが充満した。
新太郎は貪るように、晴子の作った肉じゃがやから揚げを平らげる。
食事をしているうちに、徐々に新太郎の顔色が良くなり、晴子は胸をなでおろした。
食後、一息つくと新太郎は、晴子の方に向き直り、「助けてくれてありがとう」と、はにかみながら言った。
晴子の変わりように、どこを見ていいか分からない、新太郎の目線が泳ぐ。
晴子はゆっくりと立ち上がると、「この間の続き、しようか」と、新太郎にキスをした。
救世主
新太郎は、それに応えるように晴子の太ももに手を置いた。
彼の指先はマッサージするようにゆっくり動き、じょじょに上へと這いあがってくる。
「あん…」
「こうされると気持ちいいの?」
新太郎の指はすでにパンティーまで到達し、秘部をまさぐっている。
「濡れてるよ…」
流れ出る液体で指を濡らしながら、新太郎はどんどん奥へ攻めこむ。
自然と唇を重ね、舌が絡まりあう。
静まった部屋に荒い吐息が響く。
新太郎は晴子をベッドに運び、下着をすべて脱がせる。
「キレイだ…」
「あんまり見ないで…」
新太郎は服を脱ぎ、全裸になった晴子の上に覆いかぶさる。
乳首に吸いつき、少々強引に愛撫を続ける新太郎。
晴子が彼自身に手をやると、硬く屹立している。
「あ…触っちゃダメ…」
晴子は起き上がり、新太郎の秘部へと愛撫を始める。
そんなことはしたことがないのに、いきなり大胆なことを始めた自分に晴子自身驚いた。
「晴子…」
いつの間にか呼び捨てになっていることに、晴子はさらに興奮した。
新太郎は晴子の腰を持ち、自分の顔のほうへ下半身を向けさせる。
「やだ、恥ずかしい…」
もじもじする晴子の足をおし広げ、蕾を舌先で転がす新太郎。
次から次に溢れ出る愛液を時々吸い上げながら、丁寧に舐め取っていく。
刺激し合いながら高まっていく二人。
「もう限界…」
新太郎は体勢を戻し、そのままゆっくり結合する。
「我慢できないよ、晴子…イキそう…」
ぐいぐいと晴子の中に迫る新太郎を感じながら、「私も…」
と晴子が声を漏らしたとき、
「あ…っ!!」
二人は同時に頂点に達した。
「ずっと僕の救世主でいてくれる?」
晴子のリアルなファンタジーの世界で、新太郎の愛の言葉がこだました。
<救世主 〜おわり〜>