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官能小説 マンネリ打破!恋愛スイッチ 1話

マンネリ気味

「最近、マンネリ気味かも」

きっかけは、既婚の友だちの何気ない一言だった。

日曜の午後、既婚の女友だちの家でいつもの三人で集まり、いつものようにおしゃべりする。元々は同じ会社の同期だったんだけど、私以外の二人は結婚や転職で会社を離れてしまった今も、時々こうして定期的に集まっていた。

「マンネリ?何で?まだ結婚して半年でしょ?」

「そうなんだけど、前は週に二、三回はセックスしてたのに、最近良くて週一なんだよね〜。晴美は週に何回くらいしてる?」

もう一人の独身の友だちが不思議そうな顔をすると、結婚している友だちはため息をつく。昼間からいきなり「セックス」というきわどい単語が出てきて、ぎょっとしたけど、自分に話を振られて固まった。

「へ?週に......、何回?」

そう言われて、改めて自分たちの性生活を思い出してみるけど、一体いつしたのか思い出せない。

今週?先週?......はしてない。......あれ?先月はした?え?あれ?もしかして全然してない? 

 

同じ会社の同期の慧とは入社して一年たった頃に付き合い始めた。付き合って二年、同棲して一年。

付き合いたての頃はそれこそ会えば必ずしてたのに、だんだん回数が少なくなっていって、今ではいつしたのかさえも思い出せない。

「全然してない......、ヤバいのかな......」

週に一回でマンネリなら、私たちはどうなるの?

人それぞれペースは違うだろうけど、それにしても少なすぎる。最近減ってきたなとは内心思ってたけど、改めて考えるとまずいかもしれない。

同棲し始めて最初の頃はドキドキしていたけど、だんだん慧がいるのが当たり前になって、空気みたいになってた。何気なく生活してたけど、改めて考えてみると、そもそも最近夜のお誘いさえもない。もしかして、もう女としてみられてないのかな......。

友だちの相談を受けていたはずなのに、急に不安になってきた。どんよりと落ち込んでしまうと、二人が口々にフォローを入れてくれた。

「き、きっと慧くん疲れてるんだよ!

ほ、ほら慧くんってたしか忙しい部署だったでしょ?」

「う、うん!絶対そうだよ!

今は性欲より疲れの方が勝ってるんじゃない?」

「そうなのかな......」

たしかに、働き始めてから三年、私よりもずっと忙しい部署の慧は、前よりももっと責任のある仕事もまかせられるようになってきて、残業や休日出勤も増えている。でも、......。

いまいち納得できなかったけど、いつまでも暗い顔をしていても心配させてしまうので、なんとか自分を納得させようとする。

だけど結局、何を話していても、最後までそのモヤモヤははれることはなかった。

セックスレス

その日の夜、私と同じように友だちと会ってきた慧は、いつものようにシャワーを浴びて、いつものように自分のベッドに入る。当たり前のように、ここまでえっちの誘いなし。

 

慧は寝ようとしてるけど、マンネリ疑惑がはれなくて、こっちは全然寝れない。マンネリどころか、セックスレス?まだ二十代なのに、そんなの嫌だよ。どうにかしないと......。

仕事で疲れてるなら、休日は?......よし!

思いきって自分から誘ってみようと決意して、ベッドにもぐり込み、勇気を出して慧の体に足を絡める。恥ずかしすぎる......。久しぶり過ぎてどうやって誘えばいいのか忘れちゃったよ......。

「けい......?寝ちゃった......?」

とんでもなく恥ずかしかったけど、それでもなんとかセックスレスを解消したくて何の反応もない慧の体を後ろから抱きしめると、さりげなく絡めていた足を外された。

セックスレスで不安な男女

「風邪ひくよ」

それから、その足にさっと布団をかけられる。

......え。ええー......。

ここまでしたら、誘ってるって分かるよね?もしかして、分かっててはぐらかされた?慧......なんで......?やっぱり私とはしたくないのかな......。

一週間後の土曜。相変わらずセックスレスのまま、慧は休日出勤、私は予定のない休日だったので、久しぶりに家の掃除をしていた。普段は軽く掃除機をかけるくらいしかしてないけど、今日は時間もあるし整理整頓も兼ねて、タンスの中のいらない衣類も仕分けしていく。

一段ずつ確認していくと、下着のコーナーからは紐の伸びきったブラに、いつ買ったのか分からないようなヨレヨレの下着ばかりが出てくる。着心地は良いから愛用してたんだけど、改めて見るとさすがにみっともない。いい加減捨てようかな?

古い下着をどんどん捨てていくと、恐ろしいことにまともな下着がひとつもなかった。そういえば最近新しい下着買ってなかったような......。

付き合いたての頃は、お泊まりのたびに新しい下着を買ってたりしたけど、毎回毎回買ってたら破産しちゃうから、いつ頃からかそれもしなくなった。毎回新しい下着はムリにしても、さすがにちょっと手を抜きすぎ?

ハッとして全身の映る鏡で自分を見ると、美容院で定期的に手入れされた髪、今年買った服を身に付け、外側は一応きちんとしている。でも......。セーターをめくると、上下バラバラの古い下着、冬だからといってムダ毛の処理も適当、お腹の肉もちょっとズボンにのってるような気がする。

......これはヤバい。こんなんじゃその気にならなくても当たり前だよ。仕事が忙しいからじゃなくて、私に魅力がなくなったからセックスレスなの?

今までのんきに暮らしてたけど、自分が女をサボりすぎていたことにようやく気づいて、さあっと顔が青ざめる。ダメだ、このままじゃ......。今さらかもしれないけど、とりあえず新しい下着買おう。

掃除は簡単に終わらせることにして、そのまま買い物に向かうことにした。

お風呂上がりに久しぶりに買った下着を紙袋から取り出し、身に付ける。......買っちゃった。上下お揃いの黒の総レースの下着。

  

穴あきだったりヒモパンだったり、もっときわどいものの方がいいか悩んだけど、まだそこまでは勇気がなくて、これにしたけど、それでも私にしては着けたことないようなセクシーな下着だ。さすがに一日でお腹のぜい肉は減らなかったけど、ムダ毛の処理も隅々までして、とにかくできることは全部した。

どんな反応をされるかドキドキしながら、下着の上に何も身に付けずに、そのまま慧のいるリビングの方へ歩いていく。

ソファに座ってテレビを見ていた慧の視界にうつるように目の前に立つと、慧と目が合う。

「......うわっ、びっくりした。

服くらい着たら?寒いんだから、風邪ひくよ」

だけど、慧はすぐに視線をそらし、何もなかったかのようにテレビに視線を戻した。......無反応って......。

何の反応もなかったことに落ち込んで、すごすごと寝室に引っ込む。それから言われた通りに寝間着を着て、ベッドに横になる。

うう......むなしい、恥ずかしい......。

もう私の下着姿とかどうでもいいのかな......。

セックスがなくても、関係は上手くいっている。

無理してする必要もないのかもしれない。でも......、まだ若いんだし、いつまでもセックスレスのままだと、慧が他の女の人に心移りしたりする可能性だってあるかもしれない。そんなの嫌だし、それになにより、慧に、抱かれたい。

部署は違ったけど同期の集まりで何度か会ううちに、なんとなく仲良くなって、なんとなく付き合うようになって、なんとなく流れで一緒に暮らすようになった。元々慧はそこまで強引なタイプでもないし、どちらかといえば控えめなタイプで、強引に求められたこともない。

だけど、付き合う前からいつも優しくて、自分の方が忙しいくせにいつも無理するなよって心配してくれて、そんな慧のことを好きになった。同棲してからも慧の優しさは変わってなくて、お互い働いているから家事は分担制だけど、時間があるときは当番とか関係なしにやってくれたりする。むしろ私の方が色々サボってるかも......。

何で慧の優しさにあぐらをかいて、何の努力もしないのにいつまでも好きでいてもらえると勝手に安心してたんだろう。何でこんなに好きなのに、今までえっちしなくても平気だったんだろう。その気になれば、いつでも出来ると思っていたのが甘かった。

のんきな自分への後悔と、もしかしたらずっとこのままかもしれないという不安が一気に押し寄せてきたけれど、やっぱりまだあきらめたくない。もう遅いかもしれないけど、もう一度昔みたいな二人になりたい。変わりたい。

変わる私

その日から私は、変わるために、まずはダイエットを始めた。

間食を減らして、サボっていたジムにも週2で通い始める。新しい下着もまた何枚か買った。それから、マンネリ気味だと言っていた友達と一緒に、マンネリを解消する方法も一緒に調べた。

そこまで大きな成果は上がっていなかったけど、あきらめずに継続して1ヶ月。金曜の夜、久しぶりに長く残業してから、家へと急ぐ。

今日は私がご飯を作る順番だったのに、遅くなっちゃった。

慧も残業かもしれないけど、もしかしたらもう帰ってるかもしれない。

早足で家に帰り、ドアを開けると、すでに慧は帰ってきていた。それだけじゃなく、テーブルにはたくさんの料理が並んでいて、思わず目を見開く。

生春巻きに、アボカドの入ったお刺身のサラダ、アスパラのベーコン巻きと海老マヨ、マグロのステーキに、わたしの好きなチョコレートケーキまである。これ、全部手作り?

「おかえり」

「ただいま。じゃなくて、これ、どうしたの?」

すでに楽な格好に着替えていた慧と目が合うと、いつも通りに声をかけられたけど、気になっていたことを聞く。

慧も普段から料理はする方だけど、こんなに豪華な料理なんて初めて。しかもわざわざ平日に。

頭の中にははてながいっぱいで、そのまま疑問を口にすると、慧は少し照れたような顔をした。

「あー......、サプライズ?」

「え?サプライズ?何の?」

誕生日でもないし、クリスマスでもないし、全く心当たりがない。サプライズに喜ぶよりも、自分が何かを忘れてるんじゃないかと、変にあせってきた。

「今日で付き合い始めて二年の記念日。やっぱり忘れてたか」

二年目の、記念日?

そうだ、そうだった......!もうすぐだなーとは思ってたんだけど、セックスレス解消のことで頭がいっぱいで、すっかり忘れてた。照れたように苦笑している慧に、急に申し訳ない気持ちがこみ上げてくる。

「ご、ごめん......。

でも慧、覚えてくれてたんだね。ありがとう」

忘れていたことが申し訳ないと思う同時に、覚えていてくれて、しかもこんなに素敵なサプライズまで用意してくれたんだと思うと、胸があたたかくなった。

  

やっぱり慧だなぁ。一緒にいて長いから、だんだんときめきも薄れてきてしまったけど、それでも好きになったあの頃の慧のままだと思うと、あの頃の気持ちが甦ってくる。

「慧は変わらないね」

「晴美も......、でも最近ちょっと痩せた?」

前より綺麗になったような気がする」

「気づいてくれたんだ?」

「あー.....うん」

 

気づいて、くれたんだ......。

 

何も言ってこないから、思いがけず気づいてくれていたことに嬉しくなる。

思いがけないことばかりで何て言葉を返していいのか分からないでいると、ゆっくりと慧が近づいてくる。そのまま目を閉じると、すぐに唇が重なった。久しぶりのキス。あたたかい慧のぬくもりに、それだけで心が満たされていく。

あらすじ

既婚の友だちの何気ない一言がセックスレスについて考えるキッカケになる主人公…主人公がとった行動とは…

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