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官能小説 美味しいセックス 1話【LCスタイル】


贅沢な悩み

「おめでとう」
「ありがとう」

誕生日ケーキの上に乗っている 美月&敦と描かれたチョコを パリッと半分に割って、 ソファで隣に座る敦にひとつ手渡す。

私たちは、同い年で誕生日も同じ。 去年、ふたりの26歳の誕生日に付き合い始めて、今日で1年。

きっとこれからも、お互いの誕生日をお祝いするんだろうな…。 そうだといいな…。その気持ちは、本物だった。 でも、何となく…、セックスがパターン化してきているような気もする。

(それはそれで幸せというか…。安定っていうか…)

自分に言い聞かせるような言葉を、ここ数か月は、唱えているようにも思えた。

でも、贅沢な悩みなのだ。私はこんなにも敦を好きで、 彼の愛情も染み入るほどに伝わってくる。だから…、贅沢な悩み…。

「ねぇ、美月…」

私の左手を掴んで自分の中心へと導く敦。 そう、これもお決まりの始まり方の1つなのだ。 「ん?」と返事をしながらも目を合わせず、彼の中心に服の上から触れ、 軽く握るように包み込む。あぁ、私も、いつものパターンで応えている…。

いつもながらのパターンとはいえ、彼に服も下着も脱がせてもらい、 私が彼の服を脱がせて、温かな肌を密着させるのは至福のとき。

「あぁんっ…」

胸のふくらみを、人差し指から薬指の3本の指で撫でてもらいながら、 その先端を親指で突くようにいじってもらうと、やはりいつものように声がでてしまう…。

「もっと…。あっ…敦…」

彼の目を見てせがみながら、中心の泉がジワジワと溢れ始めている。 敏感な豆粒が大きくなる振動に、腰がうねらずにはいられなくなってくる…。

(もうすぐ…。もうすぐ、敦はこの豆粒に手をのばして、 胸の突起と同時に細かく振動させて、私は最初のオーガズムを迎える…)

すっと、敦の右手が胸から離れる。もうすぐだ…。 これが、下に手を伸ばすサイン…。 私は、思わず腰を少しうねらせてしまう。

胸の上で溶かされるパターン

(ん?あれ?)

いつもなら、ウエストやお腹を通って脈打つ豆粒をとらえるはずの右手が、 胸から離れたまま、どこにあるのか分からない…。

軽く閉じていた目を開ける。と同時に、白いものが目に飛び込んでくる。

「え?」

驚いて敦と目を合わせると、彼はあまりにもいたずらっぽい顔つきを見せた。 その瞬間、胸に私の知らない何かが触れる。生クリーム…。

「どう?」

敦は、質問しているけれど、答えはどうであろうと関係ないのかもしれない。 ケーキからすくった生クリームを、私の右の胸に塗り広げる。 生クリーム越しに乳首をコロコロと転がす…。 そして、ペロッと舐め取った。

「あぁは…っん」

無意識に、声が漏れた。

「気持ちいいの?」

敦が、目を覗き込んで、さっきよりもさらにいたずらっぽい表情を見せる。

「意地悪!」

返事をしながら、きもちよさで顔がゆがむのが分かった。

「もっと…してほしい?」

私の返事を待たず、彼は再びケーキに手を伸ばして、生クリームをすくい取る。 そして今度は、左の胸に塗り、舐め取っていく。

ジュル…チュルッ…と響く音。彼の口から伸びて器用に動く舌…。 見ていると、彼の髪をくしゃくしゃに乱したくなるほどに、快感が走る。

「気持ち…いい…。敦…」

息の詰まった私の声を聞いて、彼はさらに執拗に胸にしゃぶりついた。 チュパチュパという音が、荒い息と共に吐き出されては、生クリームと一緒に飲み込まれていく。

「あぁぁ…はぁぁん…」
「そんなに気持ちいいんだ。乳首、こんなにコリコリしちゃってる」

胸の先端に軽く歯を立てる彼の声に、全身がうずく。

四方八方から乳首に舌を立てられ、丁寧に吸い上げてもらうと、私も無性にしゃぶりつきたくなった。

「舐めさせて…」

手を伸ばして彼自身の硬さを感じると、自分でも驚くほど全身が火照る。

無心になって、彼を愛撫してしまう…。

切望するほどに、ひとつになる事を求めてしまう…。 全身を撫で合いながら、 つながって体をぶつけ合いながら、ふたりの息は、それまでになく荒かった。 この1年に出来上がったパターンの氷が、敦の舌に溶かされて水になった。 その海を、果てしなく泳いだ。

「こんなにたくさんイッたの、初めてだね」

ぐったりとした私にブランケットをかけながら言う彼の声が、 ぼんやりと頭の奥に響いていた。

茶色い興奮

「ふぅ…」

小さく息をついて、初めて作った生チョコを静かに食器棚に隠す。

先週のふたりの誕生日に、敦がケーキの生クリームを私の胸に乗せて、舐めた。 マンネリ化したセックスに飛び込んできた、白い衝撃…。 思い出すだけでも、体の中心が渦を巻き始める…。

「美月、遅くなった〜、ごめん」

玄関のドアが開く音と同時に敦の声がして、再生中の1週間前は瞬時にストップした。

私たちは、週に1度は私の部屋で夕食をとるようにしている。

「お!今日もいい匂い〜」

敦は後ろから抱きついて、中華鍋の中でぐつぐつとしている麻婆豆腐に喜んだ。

「あと少しでできるから、お風呂入ってきていいよ」

軽くキスをして、敦はバスルームに向かった。

「ふぅっ」

さっきよりも、少し大きい息をついてしまう。 そして、鍋から手を離して、また食器棚の中を覗く…。

(ただ食べるだけで終わっても、いいしね…)

「ねぇ、生チョコ、食べる?」

ふたりで食事の片づけを終えたところで、できる限り平然と切り出した。 敦の目を見ずに…。

「お!あるの?食べる食べる!」

あまりに無邪気な彼に、少し緊張がほぐれる。

食器棚から生チョコを出すと、敦はすぐさま笑顔を見せた。 その笑顔に、さらに肩の力が抜けて、私も笑ってソファに座った。

「でも、デザートまで作るなんて、ちょっと珍しいね」

いくつか生チョコを口にした後、敦は私の目を覗き込む。 その手には、ココアパウダーとほんのりと溶けたチョコが少しついていた。

「そう?」

目を逸らしながら答えた私は、明らかに動揺していた。

「どうして?どうして作ったの?」
「理由なんてないよ!なんとなく!」
「ほんと?」

体をよじって背を向ける私の目を、敦はさらに執拗に追ってくる。

「ほんと!」 

そう言った唇に、ふっと彼の指が触れた。 ほんの少しのチョコの甘みが、カーッと熱くなる口の中に広がる。

「こうしたかったんじゃないの?」

さらに深く指を口の中に沈めてくる敦。私は、無意識にその指を吸い上げていた。

「やっぱり…。ちょっと、ソワソワしてると思ったんだ、今日の美月。 そういう事だったんだね」

お皿の生チョコを新たにひとかけ手に取って、彼は指の上で溶かす。

「言えばいいのに」

そう言いながら、また指を私の口の中に納めて、口の中の天井をなぞる。

「…んんっ」

声が漏れる私に「きもちいい?」と意地悪な目をする彼。 頷くと、スポッと口から指を抜いて、驚くほどの速さで私のカットソーを脱がせた。

「じっとして」

敦は、私をソファに仰向けに寝かせて自分もTシャツを脱ぐと、 私の胸の上にそっと生チョコをひとかけら置いた。 そして、指でチョコレートを溶かしながら胸の先端の周りをクルクルと何周かさせる。 トロトロと胸に広がる茶色…。

「あぁぁ…」

息のような声を漏らして、私は敦を見つめた。

「舐めてほしい?」

一瞬だけ指先で乳首を突きながら、彼は尋ねる。

「あぁんっ…うん…」

私は、少し胸を突き出しながら答えた。

胸に光る…

「ダメ、舐めてあげない」

彼の答えに、私はどんな顔をしただろうか?

「いい顔してる」

その声と同時に、彼の上体が私に重なってくる。 敦の胸が私の胸に重なって、その間には半分ほど溶けた生チョコが挟まれていた。 彼が、今度は胸をクルクルとさせてチョコレートを溶かす。 私も、胸を押し付けるように、彼の動きに合わせていた。

トロリとして、少し粘る甘い香りが、ふたりの肌を混ぜ合わせるように溶ける。 肌が吸い付きたがって、離れてしまう時には名残惜しくて…。 そんな体の叫びを、とろける甘みが、代弁してくれるように光った。

「美月、舐めて」

私の上体を起こすと、彼は自分の胸元へと私の顔を促した。 返事もせず、私はジュルジュルと音を立てて彼の胸に口づける。

「うぅぅ…。いい」

彼の詰まった声が、自分の唾液の音の向こうに聞こえてくる。 頬までチョコレートで濡らしながら、私は彼の胸をきれいにした。

「はぁぁんん」

彼も、私の頬や胸に舌を這わせる。

欲望の味は、甘みなのかもしれない…。 そう思うほどに、私たちは、激しく熱く唾液の音を立てながら、お互いを舐め合った。

すべて舐め取ると、彼の心臓の音が聞こえるように耳を当てる。 甘い香りの奥に、ほっとする振動が響いた。

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あらすじ

美月と敦は同い年で同じ誕生日というカップル。今日は付き合ってちょうど1年記念のお互いの誕生日を祝っていた。
敦とのお付き合いは楽しく順調だが、セックスに関してはパターン化してきている。そんな時、敦が手にしていたものは…?

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