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官能小説 年下のわんこのおねだりタイム〜年下彼氏と玩具で遊ぼう〜 2話


固まった哲史

私は哲史から離れて、彼の顔を真正面から見据えて、尋ねた。

「じゃあ……今日は、私が哲史のお願いなんでも聞いてあげる」

玩具でセックスを楽しむカップル

―――哲史は、私になにかしてほしいこと、ある?

哲史は、その言葉の意味がわからないというように、きょとんとした表情のまま固まった。

「……なんでも……? 俺が、祐実さんに?」

黙って頷いた。自分でも頬が赤くなっているのがわかる、これはもしかして結構大胆な発言だったんじゃないか―――今更だけどそう思った。
哲史はすぐにいつもの笑顔を取り戻し。私に再び尋ねた。

「―――今日は、祐実さんが俺のお願いを……聞いてくれるの?」

「い、いつも家事やってもらっているし、今日のご飯も美味しかったし……。たまには……哲史が、私に甘えてもいいよってことで」

「……………………」

何か考えている様子で黙ってしまう哲史。

「―――本当に、なんでも聞いてくれるの?」

そう尋ねた彼の表情は、まさに真剣そのものだった。私がぎこちなく頷くと、哲史は笑顔を見せた。しかしそれはいつもの屈託のない笑顔ではなく、なにかを企んでいるような―――そんな、悪戯をする子供のような笑顔だった。

「そっか……じゃあ、折角の機会だし―――お願い、聞いてもらおうかな」

「ひゃぁっ……ん、はぁ」

唇から甘い吐息が漏れた。じっくりと全身を炙られているように、身体が熱くなっていく。

「祐実さん……これ、きもちいい?」

哲史が崩れそうな私の身体を支えながら、身体に這う指を動かした。その指先には薄桃色の小さな玩具が取り付けられている。それは微かに振動し、私の身体の上を滑らかに滴り落ちていく。

「はあっ……」

薄い布地の上からでもはっきりとわかるほど、胸の先端―――乳首は自己主張をはじめている。固くなったその突起を、哲史は重点的に攻めている。

「あ、あん……。ふぁあ……」

機械的な振動は一定のリズムを刻んでいる。その小さな玩具から与えられる振動は、微かだけれども、集中して刺激されるとその快感が癖になるように、心地よい。

私の身体から力が抜けたのを確認した哲史は、耳元で囁いた。

「祐実さん、気持ちよさそうだね……。じゃあ、今度はこれ、使ってみようか」

服をまくり上げられた。玩具に刺激された先端はぷっくりと盛り上がっている。

「これを、ね……こうするんだ」

「…………? ああ、はぁっ……」

私の胸に吸盤が装着されている。中にある二つの突起が私の固くなった乳首を摘まみ上げ、しっかりと固定している。―――私のおっぱいが玩具に、食べられているみたいだなぁとぼんやり思った。

「―――じゃあ、いくよ」

「ね、これ……ひゃあぁっ!」

その振動に私の身体は思わず跳ね上がる。哲史がリモコンのスイッチを押したのだ。そのリモコンは、私の乳首に吸い付く吸盤と繋がっている。ブーンという微かな機械音は、それが―――いわゆる大人の玩具というもので、私の胸を弄んでいることを改めて教えているようだった。

「やっ……こ、これ……恥ずかしいっ……!」

吸盤に固くなった乳首を吸われているなんて、今まで経験したことなんてない。

「そう……? でも、祐実さん……すごく気持ちよさそうだよ」

哲史が再びリモコンを動かす。すると内部の動きがまた変わった。

「ひゃぁあっ!」

「ほら……身体がぴくぴく跳ねてる」

哲史の手が私の乳房全体を捏ねるように動いている。私は乳首と乳房全体、二つに与えられる異なる刺激に身体を震わせていた。

「表情も……すごいとろんとして、えっちな顔してる」

「やぁん……は、恥ずかし……あぁっ……!」

吸盤内部の突起は私の乳首をこねくり回すように動いたり、激しく震えたり、様々な刺激を与え続けた。―――それは全て哲史のリモコン操作によるもので。つまり、哲史の思うとおりに私の乳首を苛めることができるのだ。

「すごくえっちだね、今の祐実さん」

私の乳房を優しく包み込むように両手を動かし、哲史は耳元で囁く。熱い吐息を吹きかけられて、思わず身体がすくんだ。

「乳首、玩具に食べられちゃってるのに……すごい気持ちよさそう。やっぱりこういう玩具って、人間の指じゃできない動きをするから―――いつもの時と違うのかな」

くすくす、と笑う哲史を私は真っ赤になって見つめた。きっと、今の私の顔はすごく赤くなって、涙目で情けない顔をしているんだろう。
哲史は私の反応を楽しみながら、スイッチを切り替えて様々な刺激を与えてきた。
そのどれもが私の性感帯―――勃起した乳首には、たまらない快感だった。乳房を揉まれ、乳首を玩具に苛められ、敏感なところをたくさん刺激されて、私はいやらしい悲鳴をあげてしまう。

「あぁぁっ!んっ……これ、ずっとっ……び、敏感なとこっ……吸い上げてくるっ……」

「祐実さん、おっぱい弱いもんね。

じゃあ次は―――これでどう?」

哲史のその言葉と同時に、私の乳首を摘まんでいる突起は、激しく振動した。

「はああぁんっ!」

上下に揺れ、私の乳首を扱くように激しく震えるそれに声を抑えることができない。この無機物から与えられる刺激が、今の私にはたまらなく心地いい。

「それっ……あ、哲ぅっ! それ、き、気持ちよすぎだから……駄目ぇっ!」

「どうして? ―――気持ちいいことが悪いなんて、そんなことないよね」

「んあはぁあっ!」

振動は止まらない。刺激を受けているところが熱くなっていくみたい、乳首を上下に擦られるだけなのに、たまらなく気持ちいい。
いやいやと首を振りながら、私はいやらしい吐息を漏らしてしまう。呼吸が荒くなっていき、私の身体は―――どんどん熱をため込み、そして吐き出そうとしていた。

通販で買った…

「―――あぁ…………っ!」

私の身体がたまらず跳ねる。哲史は何か悟ったように振動を停止させた。くったりと力が抜けて、彼の腕の中に倒れ込む。それを哲史は優しく抱きしめ、支えてくれた。

「んっ……」

頭上から降り注ぐキスはご褒美のようだった。哲史は自分の舌を私の舌と絡ませ、口内を貪るように動かし続けた。唇が離れる時に唾液が糸を引く。

「祐実さん―――おっぱいだけでイっちゃったね」

「…………哲史ぃ……」

力なく呟いた私に哲史は優しく笑いかける。

「大丈夫―――祐実さんが気持ちいいことしかしないから、安心してね」

「んっ……」

頭上から降り注ぐキスはご褒美のようだった。哲史は自分の舌を私の舌と絡ませ、口内を貪るように動かし続けた。唇が離れる時に唾液が糸を引く。

「祐実さん―――おっぱいだけでイっちゃったね」

「…………哲史ぃ……」

力なく呟いた私に哲史は優しく笑いかける。

「大丈夫―――祐実さんが気持ちいいことしかしないから、安心してね」

―――哲史が鞄の奥から取り出したのは、よくあるアダルトグッズというやつだった。

「大学の友達が彼女にこれを使ったら、すごく喜んでくれたって言ってたんだよ」

取り出したものは、AVによく出ていそうな小さなローターと、よくわからない吸盤のようなもの、そして男性器を象った玩具だった。

「だからさ、俺―――祐実さんを喜ばせたくて、通販で買っちゃったんだ」

そう言って様子を伺うように、ベッドの上に座っている私を上目遣いで見つめる哲史。なんだか捨てられた子犬みたいな目をしているな、と思った―――しかし、彼が今頼んでいることは、つまり私とこの玩具を試してみたいということだ。

「祐実さんがなんでも俺のいうこと聞いてくれるっていうなら……。

―――一度でいいから、これを試してみたいんだ」

「うん……べ、別にいいよ。ただ私はそういうの使ってセックスしたことないから……上手くいくかわかんないけど」

「祐実さん、バイブとか使ったことないの?」

哲史の言葉に私は素直に頷いた。

「うん、大学卒業するまで実家住まいだったし。そういうの家族に見つかったら恥ずかしいじゃん」

私がそう答えると、哲史はそうだよね、といったように頷く。その顔は心なしか嬉しそうで、そしてやっぱり悪戯を考えている子供みたいな笑顔だった。弾む声で哲史は笑う。

「じゃあ祐実さんの玩具デビューは俺とだね」

「うん、そういうことになるけど……。痛いプレイは駄目だからね」

抱きしめられて、キスが首筋に降ってくる。

「もちろんだよ。―――じゃあ祐実さん、たくさん『コレ』で遊ぼうね。

俺が絶対、祐実さんをとことん気持ちよくさせてあげる」

⇒【NEXT】「俺は先に言ったじゃない。今日はとことん祐実さんを気持ちよくさせるって」年下のわんこのおねだりタイム〜年下彼氏と玩具で遊ぼう〜 最終話)

この小説を読んだ方にオススメ!

あらすじ

哲史のお願いなんでも聞いてあげると言う祐実…哲史がとった行動とは…

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