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官能小説 揺れる明るみ〜癒し〜 4話(シックスナインの渦で)
シックスナインの渦で
「なんか…今日、いつもと…全然…違う」
途切れ途切れに、雄一の言葉が聞こえてくる。
彼の中心が自分の唾液でトロトロに濡れそぼるのを見ながら、私は夢中にしゃぶりついていた。
彼の内ももから膝にも、舌を伸ばす。
その間も、手はしっかりと彼自身をとらえている。
(興奮するって、こういうことなんだわ…)
妙に納得していると、彼の口が、クリトリスと泉を、同時に温めた。
「ぁぁぁあああんんっっっ…」
私は、思わず彼のカラダから口を離す。
そして、頬に彼自身を押し付けながら、脚にしがみついた。
「ちょっ…。ダメ…」
愛撫されてグルグルと渦を巻いていた快感が、爆発しそうになっている。
「我慢しないで」
彼はさらに柔らかく細やかに私に吸い付く。
私の快感の瓶は、耐えきれずに栓が抜けた。
「きゃぁぁ…ぁぁはぁぁぅぅ…んんっ」
…全身の関節が、ぐったりと言うことをきかなくなる。
渦の余韻
絶頂を過ぎて、ただ横たわるしかない私を、彼はそっと抱き寄せてくれた。
私の唇の周りについた唾液も、丁寧に舐めとってくれた。
「もぅ…」
私は、ひとつ深呼吸をして、目を合わせる。
「大丈夫?」
彼がそう言うのと同時に焦点が合って、ゆっくりと頷いた。
つながるカラダ、見上げる逞しさ
彼は、「ほんと、可愛い…」と言いながら、まるで乾く気配のない私の泉へと手を伸ばし、私を仰向けにして、覆いかぶさってきた。
そして、静かに、でもまっすぐに強く、私の中に入って来る。
「あぁぁぁ…」
私たちは、同時に息を吐いた。
下から見上げる彼の胸板や肩、顔つきは、カラダがつながっていると、ますます逞しい…。
私は、彼の腕から肩、胸へと手を伸ばした。
指先でも泉の内壁でも、シュワシュワと弾けるような快感が、ねっとりと絡みついている。
「ぁぁぁああ、葵、すごいよ。ギュンギュンくる…」
彼はそう言うと、さらに深く奥を突き立てた。
見てごらん…
「ぅぅうんんんっっ」
少しのけぞった私の上体を抱き起すと、彼は、私を自分の膝に乗せる。
そしてまたグニュッと入って来た。
「ほんとに嬉しい…。葵が見えるよ…」
そう言って、ギューッと私を抱き寄せた。
私は、彼が私を抱きしめるように、自分の中心が彼の中心をギューッと締めつけていくのを感じていた。
「今日、葵、すごいね…」
重なっている胸を離して目を合わせると、彼はそうはしゃぐように言った。
「ちょっと…。こんな状態で目が合うと、恥ずかしい…」
そう答えながらも、恥ずかしさが、とても柔らかくて溶けそうな何かに包まれて、見えなくなるように思えた。
「ほんとに、恥ずかしい?…見てごらん」
彼は、そっと私の頭に手を添えて、ふたりがつながっている部分を見せる。
硬くて強い彼自身が、私の中へとグッと押し込まれ、ヌチャリと光って出てくる。
唾液とは、まるで違う艶をまとった彼自身。
ふたりのカラダが同時に生み出すジュチュッという音まで、耳ではなく目に入って来るようで、目を逸らせない。
私の腰は、いつの間にか、彼の腰の動きに合わせて、大きく波打っていた。
⇒【NEXT】「葵…、大好き…と、甘い吐息の間に…」(揺れる明るみ〜癒し〜 5話)