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官能小説 体中にキスされて…キスマークの付け方でお互いに愛を刻んで
恋人同士の二人
萌花は春人と付き合うことになった。
その週のうちに、「付き合った記念!」ということで人気の遊園地に行った。
ずっと好きな相手ではあったけれど、好きな気持ちを押し隠してずっと「幼なじみ」として振る舞ってきた相手だから、いざ恋人同士として一緒にいると気恥ずかしい。でも、それ以上にうれしい。
ジェットコースターに乗り、屋内施設のアトラクションを楽しみ、着ぐるみのキャラクターたちと記念撮影をする。帰りには友人や家族にお土産も買った。
帰りの電車の中で、
「今日の写真、SNSにアップしようかな」
萌花がスマホを片手に悩んでいると、
「え、まだアップしてなかったの?」
と春人が自分のスマホの画面を見せてきた。そこにはキャラクターと一緒に、この遊園地らしいお城を背景にした春人と萌花の姿があった。
コメントには「苦節1●年!? 幼なじみと付き合い始めました!」とある。
「えっ、ちょっ……」
萌花は焦る。周囲にどう伝えようか悩んでいたのに、こんなにあっさり報告されてしまうなんて。萌花と春人のフォロワーには共通の友人が多いから、明日にはシェアされて知れ渡っていることだろう。
「困る? 俺は一刻も早く、俺と萌花は付き合っているって宣言したかったんだけど」
「困るわけ、ない……」
照れてうつむいた萌花の手を、春人はきゅっと握った。
幼なじみと結ばれる夜
萌花は自宅には帰らず、春人の家に行った。夕食は最寄りの駅のレストランで済ませた。
「俺、先に風呂入るけど」
「あ、うん」
春人がタオルを持って、バスルームに入っていく。
告白されてから、まだエッチはしていない。あの日、告白の後エッチに……という流れになりかけたが、心の準備ができていなくて、萌花が拒んだ。
きっと今日、初エッチをすることになるんだろうというのは、はっきり口に出さないながらも会話や雰囲気から予感している。だから着替え用の下着も持ってきた。
しばらくするとシャワーの音が止んで、春人がバスルームから出てきた。
「次、どーぞ」
洗ったタオルと部屋着にもできる大きめのTシャツを渡され、萌花はバスルームに向かった。
部屋に戻ると、すでに電気が消えていた。真っ暗ではなく、小さめの間接照明がいくつかついていて、ムードのある雰囲気だ。
ベッドに座っていた春人は萌花に気づくと、「おいで」と両腕を伸ばした。
萌花はその間にすっぽりと収まるように同じ方向を向いて座った。後ろから抱きしめられる格好だ。
指先が敏感なところに……
「お前、思ったより小さかったんだな」
洗ったばかりの髪の香りをすんすん嗅ぎながら、春人が言う。
春人の唇が、髪に沿って首筋にまで下りてきた。軽く触れるように、首筋に何度もキスをする。
「!」
腕がTシャツの下にもぐりこんできた。肌を撫でながら、徐々に上へと上がっていく。
「あんっ」
春人の手が、ブラ越しに胸に触れた。最初は様子を窺うように指先だけで触れていたのが、萌花が抵抗せずにいると力が少し強くなって、はっきり「揉まれている」状態になる。
「はふ……っ」
敏感な胸の先に指が当たって、息とも喘ぎ声ともつかないものが口から漏れ出してしまった。
「そんな声出されたら……燃える」
体がふわりと浮いた。と思う間もなく、春人の顔が上にあった。視界いっぱいに天井が広がっている。押し倒されたのだとわかったのは、一瞬遅れてのことだった。
春人は萌花のTシャツをたくし上げ、脱がせた。萌花は下着だけの姿になる。この日のために用意した、レースをふんだんにあしらったラベンダー色のブラとパンティだが、いくらおしゃれだとはいってもやっぱり恥ずかしい。
春人もTシャツと部屋着の短パンを脱いだ。ボクサーパンツの下で彼自身が大きくなっているのがわかる。
「ブラ、はずすよ」
「うん」
ブラのホックをはずされて、カップを少しずつずらすようにして脱がされた。
「萌花の胸、きれいだよ」
「ちょっ……そんな、まじまじ見ないで」
恥ずかしくなって隠そうとした両手を押さえつけられてしまう。
キスマークで愛を感じて
「俺のものだって印、つけていい?」
「え……?」
「キスマーク、つけたい」
萌花がコクリとうなずくと、春人は乳首の少し上あたりにキスをした。
キスは長かった。そしてなんだかむずがゆかった。
「ほら、ちょっと赤くなった」

春人がやっと顔を上げる。枕もとの鏡を取ってくれたので見てみると、ほんのり赤くなっていた。
「体じゅうつけたい。次は……ここかな」
萌花の内腿を指先でツツっと撫でる。ぞくっとして、また吐息が漏れた。
M字に開いた萌花の脚の付け根に、春人が顔をうずめた。パンティは履いたままだが、敏感なところに熱い息を感じると、内側がすぐにぐしょぐしょになった。
(濡れてるの、バレてるかも……)
恥ずかしいが、そう思えば思うほど濡れてしまう。
内腿のほうが肌が薄いせいか、よりはっきり「吸われている」ことがわかった。
「全部脱がせていい?」
春人に尋ねられて、萌花は「いいよ」と小さく答えた。 パンティに春人の指がかかり、少しずつずらすようにして脱がせていく。
「濡れてるね、萌花。糸、引いてる」
「やっ……」
恥ずかしいから言わないでほしいのに、自分が春人を好きな証なのだからもっと言ってほしい、聞きたいという気持ちも混じって、自分でも何が何だかよくわからなくなる。
萌花を全裸にすると春人もボクサーパンツを脱ぎ、ふたりは一糸まとわぬ姿で向かい合った。
キスマークの付け方
「体のいろんなところにキスされて興奮した? 俺も、ほら……」
春人が萌花の手を取って、自分の股間へと導いた。硬くそそり立っている。「萌花にキスしてたら、こんなになっちゃった」と耳元で囁かれ、その耳たぶにもキスされた。
キスでこんなに興奮するなんて、知らなかった。前にキスのレッスンをしてもらったときもキスの気持ちよさにびっくりしたけれど、それ以上の驚きだ。
キスってもっとカジュアルな愛情表現だと思っていた。いや、違う。カジュアルにもできるし、濃厚にもできる。楽しみ方の幅を自分で広げられるのだ。
「わ、私も……春人にキスマークつけてもいい?」
「いいよ、どこがいい?」
尋ねられて、萌花は迷う。春人の体のどこにいちばん愛着があるのかと聞かれているような気がした。
「じゃあ、首筋……」
春人は首が長く、ほどよく筋張っていてキレイだし、何か考えるとき無意識に首筋に触るクセも好きだ。
春人が首筋を近づけてくる。春人の匂いに頭をくらくらさせながら、萌花は吸血鬼になったような気持ちで首筋に吸いついた。皮膚に吸いつくと、内出血と同じメカニズムでキスマークができるというのは聞いたことがある。
ちゅっと音を立てて吸い、少しして離した。
「あれっ?」
もっと赤く痕がつくと思ったのに、それほどでもない。
「キスマークの付け方にはコツがあるんだよ。皮膚が薄いところを選んだほうがいい。唇は『う』の形にして、開けすぎない。で、密着させて」
春人は萌花の腕を取り、二の腕の内側にキスする。
「一度でつかなかったら、何度も繰り返せばいいんだ」
感じやすくなった体
一度唇を離して息継ぎをし、自分で示すようにまた同じところにキスをした。二秒、三秒と時間が流れる。むずがゆさに笑い出したくなった頃、ようやく春人が顔を上げた。
春人がキスをした部分は、うっすら赤くなっていた。
「できる?」
「やるっ」
負けずぎらいなところもある萌花は、さっそく春人の脇腹に吸いつく。
「ははっ、くすぐったい」
「我慢して」
その後も二人は、お互いの体にキスをし合った。皮膚の薄い部分を狙うキスは、一歩やりすぎれば痛くもなりそうな独特の感覚で、くすぐったさにときどき笑い声をあげながらも、体の感度がどんどん上がっていくのがわかった。
「ねえ、もう挿れたい」
春人にそう言われたときには、萌花もほしくてたまらなくなっていた。
⇒【NEXT】バレちゃう!?キスマークの消し方を慌てて調べ…(上手なキスを教えて?〜幼馴染のエッチなレッスン〜 4話)
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あらすじ
やっと恋人になれた萌香と春人は遊園地デートを楽しんだ帰りに、春人の家へと向かった。
萌香は「これが春人との初めての夜になるかもしれない…」とドキドキしていると、「俺のものだって印、つけていい?」と春人が言ってきて…