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女性向け官能小説の特徴(第2回)女性向け官能小説を書くにあたって大切なこと
女性向け官能小説の特徴

前回の記事で、女性向けの官能小説のもっとも大きな特徴は、ただ性的な欲望を満たすことだけが目的ではない、ときめきを感じられるセックス描写があることだと述べました。
このため、女性向け官能小説の多くは女性視点で描かれています。
女性視点のほうが女性として感情移入しやすくときめきを感じやすいからです。
まれに女性視点で描かれた男性向け官能小説もありますが、多くが「男性がこうあってほしいと願う女性の」女性視点なので、女性としては「アレ?」と感じてしまうことも少なくありません。
セックス描写のコツ

セックスの際の感覚・視覚描写も「女性側が感じること・女性に見えるもの」を描くことになります。
男性向け官能小説は、男性の快感を女性の肉体を通して描きますが、女性向け官能小説は、女性の快感を男性の肉体を通して描きます。
逆に、女性向け官能小説で男性視点の感覚や視覚描写をすると、読者は違和感を覚えますので、視点には十分注意しましょう。
一例を挙げてみます。例えば挿入のシーンで、
「女性側の性器がきつく締まって、男女ともに快感を感じた」
シーンを描写する場合、男性向けの場合ですと、
・○○子のトロトロに溶けた女のはざまに自身をきつく締めつけられ××夫はいきなり絶頂に達しそうになった。
となります。これが女性向けになると、
・怒張した××夫自身が割りこんでくる。
その感触で、○○子は自分のそこがすっかり濡れているのがわかった。
肉をおしのけられる息苦しさとともに、しびれるような快感が背筋を走る。
同じシーンを描くのでも、男性向けと女性向けではこんな違いが出てきます。
設定や状況説明などが細かい

男性向けに比べて、相手の登場人物の設定や背景、主人公たちがいる状況が詳しく描かれるのも特徴といえるでしょう。
女性向け官能小説では、相手とどこでどんなふうに出会ったのかから始まり最初は相手をどう思っていたか、その相手がいかに魅力的か、どうしてそんなふうに感じたのか、相手とセックスすることに葛藤や恥じらいはないかなどが比較的細かく描かれます。
つまり、設定やストーリー展開がしっかりしているのです。
また、男性向け官能小説の多くが、主人公が多数の女性とセックスするのに対し、女性向け官能小説は通常ひとりの男性としかセックスをしません。
これらの特徴は男女の性差に起因するものだといえるでしょう。
男性はより自分の精子をより多くの女性にバラまくことが本能としてあるのに対し(実際にやるかどうかは別として)、女性は他の男性より優れていると判断した、ごく少数の男性との性交を望みます。
優れているというのはその女性にとってという意味ですので、一口にいっても様々な種類の男性がいますが……。
これは人生の中で限られた回数しか行えない妊娠・出産において、少しでも強い子孫を残そうとする本能によって生じる願望です。
優れていると判断するには、一目惚れという場合もありますが、通常はある程度相手を「見定める」ための時間がかかります。
そのため主人公に感情移入して、「この人だったら間違いない」と感じられる、濃密でしっかりした骨子の設定やストーリー展開が必要になるのです。
ときめきの正体
じつはときめきとは、この「この人だったら間違いない」と感じる瞬間のことに他なりません。
ときめきを何度も感じることにより、女性は相手が、少なくとも彼女にとっては他の男性より優れていると判断するのです。
官能小説は性欲という、人間の根本的な三大欲求のひとつを刺激する媒体です。
ときめきという言葉にはどこかふわふわしたイメージがありますが、官能小説を読み、本能に根差した満足を得るためにも欠かせないものなのです。
『女性向け官能小説のジャンル・種類』をご覧ください。
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あらすじ
女性向け官能小説の特徴は?
感情移入しやすくするための工夫点として、視点や登場人物の設定・背景、ストーリー展開など男性向けのものとの違いは何かをまとめました。