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女性向け官能小説の書き方(第1回)女性向け官能小説を書くにあたって大切なこと
女性向け官能小説はどうして流行った?
女性のセックスが以前ほどタブー視されなくなった昨今、女性向け官能小説は読みたい人も書きたい人も増加しています。
電子書籍の販売数では官能小説やTL小説(ティーンズ・ラブ。比較的若い年齢層の女性を対象にした官能小説)が頻繁に上位にランクインしていますし、女性向け官能小説レーベルのリリースを始めた出版社も少なくありません。
もちろん以前にも官能小説が好きな女性はいましたが、そんな人たちは女性向けではなく、男性視点の、男性向けの官能小説を読まざるを得ませんでした。
なぜ女性向け官能小説が一般に読まれるようになったかといえば、電子書籍の存在が大きいでしょう。
ケータイの時代から少しずつ普及してきた電子書籍は、読書をそれまで以上に個人的な体験に変えました。
本屋でレジに持っていく必要もなく、本を部屋に置いておく必要もなく、夜、眠る前に布団の中でこっそりケータイやスマホで読むこともできる電子書籍は、官能小説に興味はあったけれど、恥ずかしくて買えなかった」女性たちに新しい世界への扉を開いたのです。
女性向け官能小説は電子書籍から紙の本の世界にも大きく進出しましたが、電子書籍という媒体が持つ長所から、以前にも増して電子書籍市場で大きなシェアを誇っています。
女性向け官能小説を書くにあたって大切なこと
女性向け官能小説を書くにあたって大切なのは、何はなくともまず「ときめき」です。
これは男性向けとは大きく異なる点で、女性向け官能小説のもっとも大きな特徴ともいえます。
小説はフィクションです。
フィクションは面白くなくてはいけません。
面白いというのは悲劇的な意味でも喜劇的な意味でも、とにかく読み手の心を動かすことです。
官能小説はその名の通り、「官能」という切り口で読者の心を動かします。
ここで大事なのがときめきなのです。
女性は体だけでなく、心でもセックスをするといわれます。
この心の部分が、イコールときめきです。
つまりときめきがなくては、どんなに緻密で、美しい言葉を並べた官能描写もイマイチになってしまうのです。
女性向け官能小説のなくてはならない要素は、ただ性的な欲望を満たすだけのセックスを描くのではなく、「ときめきを感じるセックスを描く」ことだといえます。
どうしたらときめきを上手に描ける?
ときめきを描くには、あなた自身が恋愛の中でときめいた体験を思い出してみましょう。
今現在は恋をしていないという方でも、過去にときめきを感じた経験はきっと何度かあるはずです。
それがセックスにまで至っていなくてももちろんかまいません。
それはどんな相手に、どういうシチュエーションで、どういうことをして、ときめきを感じたのでしょうか?
また、実際にあったことだけにとらわれる必要はありません。
日頃から夢見ている理想の彼の姿や、あったらいいなと思うシチュエーションなどはありませんか?
そういったあなた自身のときめきをキャラクターや設定、ストーリー展開に反映させるのが、ときめきを上手に描くコツです。
すべてを反映させるのではなく、
「容姿だけは彼をモデルにして……」
「状況は全然違うけど、あのとき言われて嬉しかった一言を使ってみよう」
「こんな場所で恋をしてみたい!」
など、「切り貼り」するのもいいでしょう。
人間の好みや趣味嗜好、面白いと思うことは、少なくともフィクションの中ではだいたい共通しています。
よほど変わった方向性を持っていない限りは、
「あなた自身が体験したいこと、感じたいこと」
を書けば、それが読者にもときめきとして伝わります。
次の章では女性向け官能小説の、女性向けならではの特徴をさらに探っていきます。
『女性向け官能小説の特徴』をご覧ください。
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あらすじ
女性向け官能小説の書き方コラム第1回。
電子書籍の台頭から大きくシェアを広げた官能小説を書くとき、大切なのは「ときめき」を描くことです。
このとき、自身の体験や理想のシチュエーションなどを思い出してみましょう。
男性向けのものと比較しながら、女性向け官能小説の概要をご紹介します。