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官能小説の表現・選び方と使い方(第8回)女性向け官能小説を書くにあたって大切なこと
官能小説の表現

「××男の指先の執拗な舌先での愛撫に、○○子の花芯はとめどなく蜜を滴らせ続けた」
「仰向けになって少し下を向くと、○○子には自分の胸のふたつの双丘が見えた。
白いそのいただきでは、食べ頃に色づいたベリーのような乳首がつんと勃っている」
「すっかり硬くなった××男のそれは、若木の幹のような張りがあった」
官能小説を読んでいて、こんな独特の比喩表現に出くわしたことはきっと一度や二度ではないでしょう。
こういう表現を追うのが官能小説を読む楽しみだという人もいます。
こういった比喩表現は「官能用語」といってもいいぐらい、官能小説の世界では普及しています。
女性向け官能小説における、官能用語の選び方・使い方

男性向け官能小説と女性向け官能小説において、官能用語の選び方や使い方に違いはあるのでしょうか。
答えはイエス…ですが、時には違いが見られないこともあります。
女性向け官能小説では、官能用語は比較的耽美な印象のものが主で、花や植物、果実、自然などが比喩表現として多く出てきます。
一方、男性向け官能小説では、
鉱物や武器や、同じ自然でももっと荒々しいものが使われる場合が多いです。
つまり、攻撃的なイメージなのです。
例を挙げてみましょう。
「××夫のそれは鋼のように黒光りし、天を突く槍のようだ」
「○○子の欲情の嵐が引き起こした奔流を、××夫は一滴も残さないようにするかのように激しい音を立てて啜る」
「ちょっと触っただけで○○子の乳首は爆弾のスイッチのように硬くなる。ここを摘まんだら○○子はどうなってしまうだろうと××夫は考えた」
女性向け官能小説にこういった表現が少ないのは、セックスに過剰に攻撃的なイメージを持ちこむことを
女性が好まないからでしょう。
同じ攻められるのでも、女性は相手の男性に洗練された仕草を求めます。
キャラクターに合った官能的な喩えを
しかし、キャラクターによってはあえて攻撃的なイメージを持たせたほうがいい場合もあります。
「登場人物のジャンル」(第3回参照)に出てきた「ドS」や「腹黒」などは、そのいい例でしょう。
ですが、読むのはあくまでも女性だということを忘れないで下さい。
選び方、使い方によっては女性が不快になることもあります。
もちろん、こういった用語においては特に、すべての人が心地よく受け入れられる言葉などないでしょうが、不特定多数に向けて表現する以上は常に意識していたいものです。
官能用語はどうしたら思いつく?

官能用語はあまりにも独特すぎて、自分ではとても思いつけそうにない、と考える人もいるでしょう。
でも、安心して下さい。
お気に入りの官能小説があれば、何度も読み返しましょう。
また官能小説の中で気に入った官能用語があれば書き出して、ときどき眺めるようにするのもいい方法です。
ひたすら読んでいるとだんだん「官能小説的な言語感覚」が身についてきます。
官能小説的言語感覚は他の能力と同じように、意識して使うようにすればどんどんアップしていきます。
こうして感覚を磨いていくと、官能表現と何気ない風景や花とを結びつける力が自然と身についていきます。
また、これまでのセックスを思い出したり、してみたらきっとときめくであろうセックスのことを想像して、官能用語で表現するとしたらどんな言葉を選ぶか考えたり、実際に書いたりするのも、文章力を上げるよい訓練になります。
最初は意図せず、何度も同じ単語を出してしまうでしょう。
そんなときは類語辞典で「似ているけれど言い回しが異なる言葉」を探すのがいいでしょう。
官能用語使い方マスターの道は一日にして成らず、です。
筋トレをするように、少しずつ力をつけていきましょう。
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あらすじ
女性向け官能小説の表現における官能用語の選び方・使い方は?
独特の言い回しや比喩表現のある官能小説ですが、男性向けとの違いはあるのか?
女性向けで好まれる表現は?など、違いについてまとめました。
官能用語を使いこなすためのレクチャーもご紹介しています。