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女性向け官能小説のジャンル・種類(第3回)女性向け官能小説を書くにあたって大切なこと
女性向け官能小説のジャンル・種類

前回までの記事で、女性向け官能小説にもっとも大事なのはときめきだとお話ししましたが、何にときめきを感じるかは人それぞれです。
ある人は筋骨隆々とした男性が快活に動く姿にときめきを感じるかもしれませんし、またある人はメガネをかけた繊細な横顔にときめきを感じるかもしれません。
もちろんときめきとは男性の容姿だけを見て生まれるものではありません。
少し強引に腕を掴まれることにときめきを感じる人もいれば、優雅にエスコートされることにときめきを感じる、あるいは会社内で秘めた恋を進展させることにときめきを感じる人もいれば、
爽やかでオープンなキャンパスでの恋にときめきを感じる人もいるでしょう。
ときめきはありとあらゆる設定や状況の中に潜んでいます。
また、豪快筋肉男子も繊細メガネ男子もどちらも捨てがたい!というように、相反する性質を持つものであっても、「どっちも惹かれる!」ということもあります。
とはいえ、第1回で「人間の好みや趣味嗜好、面白いと思うことは、少なくともフィクションの中ではだいたい共通しています」
と説明した通り、ある程度分類することも可能です。
今回説明する「官能小説のジャンル・種類」は、何にときめきを感じるかの指標と言い換えることもできるでしょう。
官能小説の3つのジャンル 〜登場人物のジャンル〜

官能小説だけでなくほとんどのフィクションにおいて、ジャンルは、まず「登場人物のジャンル」と「背景のジャンル」それに「人間関係のジャンル」の3つに分けて考えなければいけません。
これらの3つの組み合わせが、作品のテイストを決めるといえます。
まず登場人物のジャンルとは、女性向け官能小説においては主人公の相手男性キャラクターの特性を示すものです。
「ちょいS」「ドS」「癒し系」「かわいい系」「腹黒」「クール」
「チャラ男」「生真面目」「お金持ち」などの種類が挙げられます。
「○○キャラ」といい替えることもできるでしょう。
容姿の特徴もこのジャンルの中に入ります。
複数あってもいいでしょう。
「ちょいSだけど癒し系」で「筋骨隆々」で「お金持ち」なんて、どんな男性かすぐに想像できなくて面白そうですね。
ちなみに主人公の女性のキャラクターの場合は、あえて強く人物のジャンルづくりをしないほうが一般には好まれる傾向があります。
個性の強いキャラクターは読者にとって感情移入しにくいからです。
空気のようとまではいかないまでも、自己主張のそれほど激しくない、その世界にいる平均的な女性像を目指すと、多くの読者がその主人公のことを理解しやすくなります。
官能小説の3つのジャンル 〜背景のジャンル〜
「背景のジャンル」は、「××もの」などといい替えることもでき、主人公たちが活躍する背景の特性を示すものです。
「会社もの」「病院もの」「学校もの」「時代もの」「異世界ファンタジーもの」「疑似家族もの」などの種類があります。
女性向け官能小説ではあまり現実とかけ離れていない、会社ものや学校ものが人気の傾向にありますが、これも感情移入しやすいからでしょう。
官能小説の3つのジャンル 〜人間関係のジャンル〜

最後に「人間関係のジャンル」は、主人公と相手男性キャラクターがどんな関係性かを示すものです。
「上司と部下」「先輩と後輩」「幼なじみ」「先生と生徒」
「医者と患者」「探偵と依頼人」「血のつながらない兄妹」などの種類が一例です。
これまでの単語の中には、もしかしたら見ただけで、あるいは想像して、ときめきを感じてしまったものもあったかもしれません。
いくつか組み合わせたことでよりときめいた!というものもあるでしょう。
官能小説だけでなく、多くの小説の紹介文には最低限、これらの3つのジャンルの組み合わせがわかるような情報が書かれています。
官能小説を書いてみたい!という読者の方は、どんな組み合わせが書きやすい、あるいは読みやすいのか、上手な組み合わせのコツはあるのかなど、小説の裏表紙の紹介文などを読んで研究してみるのもいいですね。
また、自分がときめきを感じるものやコトをリストアップして、3つのジャンルに分けて考えてみるのもおすすめです。
自分が書くべきことや、自分にしか書けないことが見えてくるかもしれません。
『女性向け官能小説のキャラクターの作り方』をご覧ください。
この記事を読んだ方にオススメ!
あらすじ
女性向け官能小説のジャンルや種類にはどのようなものがあるでしょうか?
ありとあらゆる設定や状況の中に潜んでいるときめきを分類すると、登場人物・背景・人間関係の3つに分けることができます。
キャラクターやストーリー作りに欠かせない要素ですので、想像してみて、感情移入しやすい組み合わせを作りたいですね。