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官能小説 先生とわたし 最終話
ずっとこうしたかった
優が里香の胸の頂にキスすると、彼女は今まであげたこともないような甘い声を発した。
「ひゃあっ……あぁっ……あ、んぅっ……優さ、ん……優さん」
ツンと勃った頂は優の愛撫を待ちわびて、硬くなっている。優は胸の蕾の片方を口に含みながら、もう片方を指先で弄んだ。
「里香、可愛いよ。本当は……ずっとこうしたかった」
「え、ずっと……?」
意外な彼の告白に、里香は少しだけ頭を持ち上げて優の顔を見た。彼の言う「ずっと」とは、どういう意味なのか、里香は知りたくなってしまった。
優は里香のピンクの蕾から口を離すと、彼女の髪の毛を空いた手で撫でながら言う。
「同窓会で再会した時、すごく綺麗になってた里香を見て……この手に抱けたらって思ってたんだ。彼氏がいるって聞いて諦めてたけど……」
今はその彼氏ももういない、と喜んで言わんばかりに、優は里香の唇にキスをした。
「ん……優、さん……私もね、何年たっても素敵な優さんを見て……ドキドキしてた」
「本当に? 嬉しいな」
意外だというような声を返してきた優に、里香は微笑む。その笑みを見て、優は里香を思い切り抱きしめた。
優が上になって彼女を抱きしめると、里香は腰のあたりに硬いものが当たるのを感じる。
(あ……これって……。優さんもドキドキしてくれてるんだ……)
「優さん、あの……別の場所も、触って? 自分からお願いするなんて、恥ずかしいけど……でも、優さんもその……」
里香が視線を彼の下腹部に移すと、優は恥ずかしげに鼻の頭を掻いた。自分の中に熱がこもっていることを知られてしまって、ましてそれを気遣われたとなっては、男の面目が立たないと思ったのかもしれないと里香は想像した。だが、口に出してしまったものはしょうがない。
優は照れながら、「それじゃあ遠慮なく」と再び愛撫をし始める。
今度は胸のふくらみの下から、下腹部の方へキスを落としていく。温かい優の体温が、里香の腹に触れるたびくすぐったさと気持ち良さに変わって、里香は猫のように鳴きつづけた。
「里香、スカートも脱がすよ」
「あ、はい……」
優の言葉に沿って彼女は少しだけ腰を浮かし、彼が洋服を脱がしやすいようにしてあげた。なんてことのない仕草だったのに、優は彼女の気遣いに心動かされたようで、里香の顔を見て笑った。
「腰、あげてくれてありがとうな。全部剥ぎ取っちゃうけど、いいよな」
「……っ」
甘い彼のささやきに、里香は何も答えなかった。その意味は、決して否定ではない。ただ自分の想いが彼に漏れ伝わっているような気がして、なんとなく胸がチリチリとして恥ずかしかった。
優の言葉通りに着ているもの全てを剥ぎ取られてしまった里香は、彼の前であらわになった自分の姿がどう見えているのだろうと気になった。できれば、美しく見えていてほしい。泣きじゃくって傷ついたままの自分を癒すために交わるのではなく、好きだと確認しあうために交わりたいと思っていた。
「優さん……あのね、私優さんが好きよ?」
「……里香? 急に何を」
「やぶれかぶれであなたに抱かれてるんじゃないの。これは私の意思なんだって、知っておいてほしくて」
露出した足をもじもじさせながら言う里香に、優はまた笑ってみせた。
「そんなのわかってるよ。里香が俺が好きなことも、俺が里香を好きなことも、それを確認するためにこうしてるんだってことも、ちゃんとわかってる」
そして、その言葉に続いて優は里香の足を割り開いた。
ひとつになって
彼女の蜜壺は緊張からかまだ十分に濡れてはおらず、とても男性を受け入れられそうにはなかった。状態を見て取った優は、蜜壺の入り口にゆっくりと顔を近づけ、そのヒダにそっと口付ける。

「んんっ……!ゃ、あ……っ」
優の唾液が彼女の秘所に絡みついて、そこはすぐ淫靡(いんび)さをたたえるようにテラついた。彼の舌が入り口を舐めるたびに、里香からは切なく声が漏れる。しかし漏れ出るのは声だけでなく、次第に蜜壺の奥から湿り気が溢れ出してきた。
「里香、ちゃんと濡れてきたよ。舐める音、聞いてみたい?」
「や……優さんの意地悪っ……」
「そうだな、意地悪だな。じゃあ、やめておこうか」
好きな女をついいじめてみたくなる男心を抑えて、優は秘所から口を離した。代わりに中指を内側に差し込み、秘壺の馴染み具合を確認する。
「んん、くっ……あ、ぅ……」
指が中に入ってくると、里香は優しい異物感に眉根を寄せた。優の長い指は彼女にとって他者であったけれども、指先にまで彼の愛が伝わっているようで、中指だけでも快感を覚えることができた。
指は里香の中でしばらく遊んだ後、唐突に引き抜かれた。急な喪失感に里香は彼の方を見ると、優は今まで彼女の中に挿れていた指をまじまじと見ている。湿り気で光る指に里香が羞恥心を覚えると、彼は確認するように「これなら大丈夫そうだ」と言った。
その言葉の後に、優はズボンのベルトを手早く外して自分の猛りを里香の前であらわにした。彼の熱を見て取った里香がまた少し緊張していると、優はベッドサイドからコンドームを取り出して、さっと自身に取り付ける。その上で、里香の緊張を再びほぐすように優しく声をかけた。
「里香、挿れるよ」
「……はい。……っ、んんーーーーっ」
自分の中を押し開いて入ってくるのが、憧れ続けた優だということが里香は嬉しくてたまらなかった。一番奥まで彼が到達すると、二人は同時に息を長く吐いた。
「ん……優さん……私……」
「どうしよう、入ってるだけで気持ち良い。里香の中、あたたかくて……」
今二人は、感じていることも同じだ。相手と繋がれただけで気持ちよくて、息が止まりそうなほど胸が高鳴っている。
しばらく抱き合った後、里香が彼に「動いて大丈夫」と、か細い声で口にした。優はその言葉に頷き、ゆっくりと腰を動かしだす。

浅いところを擦っては、最奥まで一気に貫くように突いて、優は里香を啼かせた。愛しい人との交わりがこんなに気持ち良いなんて、二人は今までにないような快感を味わっている。
「あぁっ……ん、んぅっ……優、さ……ん、あぁああんっ!」
「里香、すごく可愛い。……この手に抱けてるなんて、夢みたいだ」
「私もっ……いいっ……一緒に気持ち良くなれるなんてっ……あ、はぁっ……」
繋がっている部分が熱くて、溶け合うような気持ち良さだった。二人の息は次第に浅く早くなり、限界が近いことをうかがわせる。
「……里香っ……俺、もう……」
「うん……うんっ」
優が腰の抽送(ちゅうそう)を早くして、彼女の一番奥まで自身をねじ込んだところで彼の情熱が切なく爆ぜた。ゴム越しとはいえ、里香は優が脈打つのを粘膜の弱いところで感じる。
「優さん……好き……大好き……」
彼が体を引き抜くのを感じながら、里香はぼんやりとした意識の中でつぶやいた。
二人で一緒に
それからほどなくして、里香は優のマンションに移り住むことになった。
生活感のない優の部屋に彼女のものを持ち込むのは気が引けたが、優はそれを一笑に伏す。
「俺の部屋に生活感がないなら、里香の色に染めてほしい」
「でも、それじゃ生活のペースが乱れるんじゃ……」
「二人で生活するって、新しい生活ペースを作っていくってことだろう? だからいいんだ」
その理屈が教師らしくて、里香はつい笑ってしまった。引越し用ダンボールの最後の一つを開けながら、里香と優は笑いあう。
「これから、ずっとよろしくね。優さん」
「こちらこそ。絶対に里香を離さないから、覚悟してくれな」
END
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あらすじ
同棲中の彼の浮気現場に鉢合わせし、失意の中、先生に助けを求めた里香。
お互いの想いを告げ、先生は里香を抱く。
「…ずっとこうしたかった」
と言う先生の告白に高揚するばかりの里香は、先生も同じ気持ちを持っていることに幸せを感じるのだった。