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官能小説 オンナノコ未満、オンナノコ以上 最終話
お風呂

狭い洗い場に二人で並んで立つのは、あまりに無謀だった。
仕方なく、私は空っぽの湯船に入り、五月さんに背中を向ける。背後から五月さんの忍び笑いが聞こえてくるが知らんぷりだ。
「お湯、溜める?」
「大丈夫です」
ツンツンと、棘のある言い方をしても、五月さんはなおもおかしそうに笑っていて、私もつられて笑ってしまう。
そうしている間に短いシャワーの音が響いたかと思うと、なにやら背後でガサゴソ始めた。
何事かと思って振り返ると、五月さんはあちこち泡まみれになっていた。首周り、脇、胸、おへそ……それとアソコ。
一瞬私に配慮してくれたのかとも思ったが、それにしては泡の量が多すぎるような気がする。いや、アソコだけを隠されても困るけれど。
「な、何してるんですか?」
「何って……泡パック」
五月さんは何を言っているんだとでもいうような「きょとん」とした顔をしてから、数瞬後にようやく私の驚きを理解したようで慌てて説明を付け足した。
「ああ、そっか。普通驚くか。これ、ジャムウっていう石鹸なんだけど、匂いとかそういうの軽減してくれるみたいでさ。女の子向けの奴なんだけど、俺も愛用してるんだよね――そういうの、引く?」
「全然! むしろ……尊敬します」
「そっか……よかった」
五月さんは心底安堵していた。
「あ、あぐりもやってみる? ……自信付くよ?」
「え?」
正直、興味があった。
無駄毛の処理はアソコ以外はしっかりと自宅でしてきた辺り、私も無意識のうちにある程度は期待していたのだろう。
でも匂いなんて、ケアの方法もわからず、結局何も対策をしていない。ケアを好きな人の前ですることには、とても抵抗があったけれど……しないよりはずっとマシだ。
そう覚悟を決めて頷こうとしたその時。
「俺が洗ってあげる」
「ええ!?」
悲鳴が風呂場を木霊する。
「でもこういうのって、正しい使い方が大事だよ?」
「え、え、えっと……!」
確かに自分で正しく使う自信なんてない。きっと五月さんもそれを重々承知してるに違いない。
「パック、する?」
ズルい。ズルい。意地悪。でも、そんな意地悪が嫌じゃない私がいる。
あんなに嫌だった卑屈な羞恥心さえ、五月さんの前では嫌じゃなかった。
「……はい。お願いします」
だから私は頷いた。五月さんが褒めるように頭をそっと撫でてくれた。
「じゃあ、湯船の縁に腰掛けてくれる?」
言われるがまま湯船の縁に腰を掛けると、五月さんは丁寧に石鹸を泡立て始めた。
「胸の前の手、どけてくれる?」
「……はい」
五月さんに胸を見られるのは、たまらなく恥ずかしい。耐えきれずに目をつぶるが五月さんは「たぶんその方が恥ずかしいと思うよ?」と笑った。
その言葉の通り胸に柔らかい泡が押し当てられると、泡の心地よさだけではない不思議な感覚が背筋を駆け上がった。
唐突な感覚が、心臓に悪いことを理解し慌てて目を開けると、必死に笑いを堪えている五月さんが目に入る。本当にこの人は……。
「じゃ、次は両手を上げてください」
「はい」
脇、おへそ、そして――
「足、開いて」
自分でも見たことのないソコを五月さんに晒すのは、本当に勇気がいる。できることならば、一生隠し通したい。
そのくせ五月さんに抱かれたいと思っている私は、なんてズルいんだろう。
「無茶?」
「……できます」
目をつぶることはできない。その代わりに五月さんから顔を背け、ゆっくり、ゆっくりと手がどうにか入るギリギリの隙間だけ開いてみせた。
「……塗るね」
秘部に温かい泡が乗せられる。少しだけ、くすぐったいような、気持ちいいような不思議な気持ちだった。
「このまま三分放置」
「わかりました」
「俺はそろそろ流す時間だから……あぐり、そっちで待ってて」
「はい」
そうして五月さんは自分の泡を流すと、そそくさとお風呂から出ようとする。
「五月さん?」
「ゆっくり入ってていいよ。俺は先に出て準備してる」
それってつまり、そういうことだ。
「わ、わかりました」
一人お風呂場に残された私は――その三分間で、必死に心の準備を整えるのだった。
準備
脱衣所には綺麗に折りたたまれたふかふかのタオルが置いてあった。
私の着替えは……どこにもない。
「さ、五月さん!? 服、どこにもないんですけど」
「いらないよ」
酷い、あんまりだ。
脱衣所から顔を出して抗議をするも、五月さんはまるで取り合ってくれなかった。
「五月さんの意地悪」
このまま、脱衣所に引きこもってやろうか。そんな小学生レベルの嫌がらせを想像して、どうにか溜飲を下げる。
「……おいで」
いじける私を、腰にタオルを巻いただけの五月さんが迎えに来てくれた。真っ昼間から五月さんのこんな姿を拝むことになるなんて思ってもなかった。
でも、格好いい。ドキドキする。私、五月さんにたまらないくらいオトコを感じてる。
五月さんの手を取り、一緒にベッドへ向かった。階段を登り、ロフトベッドに登ると床が想像よりも遠くて、わずかに恐怖心が鎌首をもたげる。
「大丈夫?」
「五月さん、絶対落とさないでくださいね」
「うん」
しがみついてそう言うと、五月さんも私のことを抱き寄せてくれた。そしてどちらからともなく唇を重ねた。
その瞬間、爽やかで甘酢っぱい香りと味が口いっぱいに広がっていった。
「これ、なんですか? 美容液……じゃないですよね」
「……コレ」
しぶしぶ五月さんは枕の下からそれを取り出す。
「いや、あの……使うかどうか、わからないけどさ、もしかしたら使うかもと思って……」
「ハッキリ言ってください」
「だから! アソコ、舐めてもらうかもしれないと思ったら、コレなしじゃ、それはもう、申し訳ないっていうか……」
メイクラブリップとパッケージに書かれたそれは、要するに舐める時に使うジャムのようなものらしい。
「……舐めて欲しいって、素直に言ってください」
「そうじゃなくて」
「いいです。舐め合いっこしましょ。……私もあちこちそのまま舐められるの恥ずかしいですし! カシス、好きですし」
途中から、自分でも何を言ってるのかわからなかった。
「う、うん」
でも照れくさそうに恥ずかしそうに俯く五月さんの声が、いつになく上ずっていて嬉しそうで、それだけで胸がいっぱいになる。
「……俺、自信ないから舐めてもらうとか、全然なくて」
「五月さんみたいに格好いい人が自信ないなんて……嫌味に聞こえます」
「ごめん、嬉しい」
思わず目の前にあった五月さんの頭をギュッと抱きしめた。
「……私も、嬉しいです」
柔らかい髪が素肌を撫でる。これだけでもドキドキして、感じている。
きっとその心臓の音も五月さんに聞こえていることだろう。それでもよかった。今は抱きしめたい気分だった。
「あっ」
唐突に胸の先がぬるりとしたものに包み込まれた。吸い上げられ、こねくり回され、目の奥がチカチカする。
「付けなくても、美味しいけどな」
「……付けてください!」
五月さんはすぐに離れていったけれど、それでもまだ体にピリピリとした気持ちいい痺れが残っている。
「あぐり、胸好きなんだね。じゃあもっと舐めてもいい?」
五月さんは私の返事を聞くよりも早く、甘いジャムを私の胸に落とした。
「ひぅっ……!」
ひんやりとした感触に驚き、続いて五月さんのねっとり生ぬるい舌に驚き、私はベッドに崩れ落ちる。
五月さんはそんな私の頭に枕を挟み入れてから、馬乗りになってじっくりと胸を舐め始めた。
舌の先端で乳首の中心部をコリコリと突いて、徐々に乳首に触れる舌の面積を増やしていく。ねっとりと全身を舐め上げられている気分だった。
「ぅ……く……ふぁ……」
自分のものとは思えないような甘い声が、噛み締めた歯の隙間から漏れ出る。
抑え込めない快楽の波に呑まれないよう、私は必死に五月さんにしがみついた。そして叫ばないように彼の首に吸い付いた。
「……駄目……」
五月さんは胸から離れると、指先にジャムを付けて私の口の中にねじ込んでくる。
「舐めるなら、ちゃんと付けて?」
それが五月さんにとっての心の鎧になるのなら。私はこくんと頷いて、五月さんの指を吸い上げた。
「……エロぃ」
面白がっているのか、五月さんの指が口の中で暴れまわる。そして自由になっているもう片方の手で私の胸を揉み始める。
チリチリとした熱が胸の先に集まって切なかった。まだ触れられてもいないのに、下腹部がジンジンと熱を持っていた。
「わたひお……」
ジャムのチューブを手にとって、口の中から指を抜いて欲しいとねだる。
キュポンと指が引き抜かれるとすぐに私は体を起こして五月さんの胸にジャムをたっぷり塗りつけた。
「オトコの胸なんて……ぅ!」
「オトコの胸なんて、なんですか?」
仕返しとばかりに丹念に胸を舐めていく。私がこんなに大胆なことができるなんて、普段の私が見たら発狂するかもしれない。
けれど今はただ目の前の五月さんが可愛くて。私は必死に舌を這わせた。五月さんが私にしてくれたのと同じように、最初は舌先でツンツンと、徐々に全体を使って捏ね上げるように。
そうしているうちに、舐めきれていなかったジャムがぼたりと落ちてしまった。
すぐさま拭おうと下を向く。すると腰を覆うタオルが意味をなしていないほど、五月さんの中心部分は大きくそそり立っていた。
触っても、いいですか?
「……これが」
「まぁ、そうだね」
「大きいんですね」
「どうだろうね」
凝視されて気まずいのか、五月さんは私の気をそらすように私の秘部に手を伸ばした。
「あ……」
「すっごく、濡れてる」
その言葉通り、そこはグショグショに濡れていた。
「ナカ、ほぐさないと」
「……でも、五月さんのも舐めないと」
お互いに真意を探るように、上目遣いで見つめ合う。
「……ホントに、舐めてくれるの?」
「初めてなんで、下手だと思いますけど」
五月さんの手が私の頭を優しく置かれる。たぶんそれが彼の意思。
私は恐る恐るタオルをどけた。そこからぴょこんと飛び出してきたのは赤々とした肉の塊で、思わず息を呑んでしまう。
「無理はしなくても……!」
「触っても、いいですか?」
「……うん」
そっと、壊さないように指先を這わせる。その瞬間、彼のソレは怯えるようにピクリと跳ねた。
「痛く、ないよ……。握っても平気」
その言葉を信じ、私は両掌でそっとソレを包み込んだ。感触を確かめるように、じわりじわりと力を込めていく。
「大丈夫ですか?」
「……うん」
五月さんの顔色を窺いながら、力を込めたり抜いたりを繰り返しておおよその限界を把握したところでジャムを五月さんの男性器の先っぽに人差し指大乗せて、ゆっくりと口に含んだのだった。
男性器そのものの生臭さが一瞬鼻を掠める。しかしそれは本当に一瞬のことで、すぐに爽やかな甘さと香りに包まれた。
「そのまま……吸い上げてくれる?」
五月さんに言われるがまま先端を吸い上げる。そのままゆっくり、ゆっくり口を押し進め、苦しくなったところで今度は吸い上げながら抜いていく。
これでいいのかわからず、五月さんの方を上目遣いに見れば切なげに眉を顰め、必死に声を押し殺しているようにも見えた。
「あぐり……もう」
そう言うと五月さんは私の肩を押して、ベッドに倒した。
「ごめん、あぐり、これ以上されたらたぶん我慢できない」
早口でそう言うなり、五月さんはジャムを私の秘部にボトリと落とした。どう考えたって量が多い。そう思って身体を起こそうとしたその時、五月さんの人差し指が大量のジャムを秘部全体に塗り広げていった。
表面の部分だけでなく、痛いくらい敏感な突起のような部分にも、秘部の中にまで遠慮なく五月さんはジャムを塗り広げていく。それに比例して甘い香りと妙な熱気が部屋中に広がっていくが、五月さんの指は止まることを知らない。ついにはまだ塗っている途中だというのに、待ちきれなくなったとでもいうように五月さんは私の秘部に口づけてしまう。
「あ……あう……」
二種類のぬめり気を帯びた刺激が私を責め立てる。これが気持ちいいという感覚なのだろうか。
ナカの狭い壁を押し広げるように指が入ってきて、かと思えばナカから溢れる液体を掻き出すように一気に外に抜かれてしまう。
それと同時に外側を吸い上げられ舐め上げられ、おかしくなりそうだった。
「だ、駄目……もう、五月さん……」
「一回イッて……」
そう言うと五月さんは私のナカに入れる指を二本に増やして、その二本をバラバラに動かし始めた。
「駄……あ……あああ……!」
そして五月さんは、仕上げとばかりに一番敏感なところ思い切り吸い上げた。
「ああああああああああ、ああああああああ!!」
今までで一番強い衝撃が一気に背中を駆け上がり、脳天を貫く。私はのけぞり、頤を突き出し、その快楽に震えた。
五月さんはまたも枕の下から何かを取り出した。それから三十秒も経たないうちに彼は、まだ小刻みに痙攣する私の足を抱え上げ、自らの足で割って身体を押し込んだ。
挿れるよ

「……もう大丈夫だと思うけど、痛かったら言って」
息はひゅうとすり抜けて、音にならない。私は小さく頷いてから、目をつぶり来る衝撃に備えた。
「……挿れるよ」
「あ、ぅ……」
指とは比べ物にならない、圧倒的な質量が私を襲う。それが気持ちいいかどうかと言われれば、正直微妙なところだった。
「痛くない?」
けれど私を気遣う動きは優しく、その彼を思うだけでたまらなく気持ちよかった。
「痛くないよ……でも、ぎゅってして欲しい」
五月さんは、初めてだからどうとかそういうことは一切口に出さなかった。ただ当たり前のように私の身体を気遣って、いたわりながら腰を押し進める。その優しい動きは次第に甘い痺れを引き起こし、私の羞恥心を煽った。
「はぅ……ん……」
お腹の奥がキュンと切なくなって、また新たな液体が溢れてくる。その好機を逃さず、五月さんのそれは一気に最奥を貫いた。
「あぅッ!!」
痛みなのか、それとも五月さん自身が熱いからなのか、よくわからなかった。ただお腹の奥に鈍い熱が刺さっていて、そこからまたとろりとろりと切ないものが溢れてくる。
「全部入ったよ」
言葉に出されることで、余計に実感が増して気持ちよさも増す。秘部が私の意思とは無関係にヒクヒクと収縮して、すると五月さんのモノもまた私の身体を押し広げるようにピクピクと収縮した。
「……動くね」
五月さんはその言葉と同時にゆっくりと腰を引く。その微かな刺激は五月さんの先端が秘部の入り口の辺りに辿り着くまでじわじわと続き、それを心地よく思っていると、唐突に、一気に、遠慮なくソレは最奥に押し込まれた。
「はぅ……あふぅっ……!」
心積もりのなかった刺激に私は目を剥き、悲鳴を上げる。けれど五月さんの動きは穏やかさを取り戻すことはなく、時に乱暴に激しく、時に焦らすように緩やかに変化し、私を翻弄した。
体の奥底に溜まった熱は散るどころか、増えていくばかりで、またも先程のような白い景色が見えてくる。五月さんのソレがある一点を掠めた時、私は一瞬意識を手放した。
「――――!」
すぐに意識は戻る。けれど五月さんの動きはますます激しくなっていて、一際強く最奥を穿ったそのとき、五月さんのそれは大きく震えた。
「あ、くぅ……あああ……!」
ほぼ、連続して私は高みに押し上げられ、今度こそそこで私の意識はプツリと途切れた。
もう一回
気が付くと、私は五月さんに腕枕をされていた。すぐに五月さんは私の目覚めに気が付いて、その姿勢のまま顔を覗き込んでくる。
「……ごめん、やっぱり無茶をさせちゃった」
そんなことないよ、と首を振ると、五月さんは優しく真綿で包むように私の身体を抱き寄せて髪を撫でてくれた。その時ふっと甘いだけではない、不思議な香りが私を包み込んでいく。
この匂いは……ああ、そっか。そういうことか。
「五月さん」
「何?」
「私、五月さんの匂い好きです」
虚を突かれたとでも言うように、五月さんはヒュッと息を呑んだ。
「こうしてぎゅっとされてると、すごく癒やされる……」
もっと匂いと温もりを求めて、私は五月さんの腕にしがみつく。
「そっか――じゃあ、もうこういうの、ない方がいい?」
五月さんはベッドの下に視線をやった。複雑な気持ちはどうやら、そこにあるらしい。
「……あって欲しいな」
香りはもう五月さんの趣味。それを取り上げるつもりなんて毛頭なかった。
「五月さん、言ってくれたよね。私の悩みは隠して解決することじゃないって。五月さんのもそうだと思うんです。それなのに五月さんに隠してて欲しい、なんて我儘だと思うんだけど……私、五月さんはずっとコンプレックスを持っていてくれたらいいな、って思っちゃってる。――そしたらきっと、この匂いを知ってるのは私だけって思えるから……」
「……あぐり」
「……なんて。だから五月さんも、気にせずベリー系付けたらいいと思います! 前、ちゃんと言えなかったけど、五月さんすごく似合ってましたよ?」
私の分際で、なんて偉そうなことを言ってしまったんだろう。言ってから恥ずかしさがこみ上げてくる。
けれど五月さんがそんなことを言うはずもなく、私を思い切り抱きしめてくれた。
「あぐり、可愛い。独り占めして。もっともっと独占していいよ」
「五月さん……」
「でも、俺、今はベリー系より、カシスの方がいいな」
言うが早いか、五月さんは私の唇を舐めるようにキスをした。
「――そしたら、あぐりに食べてもらえるし?」
「な、わ、私、食べたりなんてしません!」
「でもあぐりの口、甘い」
「それは……五月さんもです!」
「まぁ……いっぱい、舐めたもんね」
口の中に甘酸っぱいものが広がっていく。その味はすぐに薄くなっていくけれど、完全に消えてしまうよりも早く五月さんの舌が差し込まれた。
「もう一回、しよっか」
「え、あ……」
したく、ない、わけじゃないけど。
その言葉を口にするよりも早く、五月さんに口を塞がれる。返事をする暇もなく、私は五月さんに食べられる。
私は、まだ自分に自信がない。けれど甘い時間もまだ終わらない。この時間が、きっとこれからの私の支えになる。
少しでもこの時間が長く続くように、少しでもこの時間を深く楽しめるように、私はそろりそろりと舌を出し、五月さんのそれに絡めたのだった。
END
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あらすじ
気持ちが通じ合った五月とあぐりは一緒にお風呂に入ることに
狭い洗い場に二人の大人が入るのは難しく、
五月が先に体を洗いあぐりは湯船に入り、
五月が洗うのを待つことに。
すると「俺が洗ってあげる」と五月から言われ…。