女性のための無料 官能小説・官能漫画サイト
エルシースタイル(LCスタイル)は、登録商標です【商標登録第4993489号】
ラブコスメが提供する情報・画像等を、権利者の許可なく複製、転用、販売などの二次利用をすることを固く禁じます
官能小説 甘恋レッスン 7話
絶頂の予感
「あ、あああっ!?」
あまりの圧迫感とひやりとした冷たい感触に、奈央はうめいた。
しかしバイブレーターの先端は奈央の意に反して呆気なく、ちゅぷりと音を立てて呑み込まれ、それを亮平が間断なくずずずっと中に押し込んでいく。狭い膣壁がぐいぐいと押し広げられる感覚に、奈央は怯えていた。
「奈央、力を抜け」
「で、できないぃ……!」
いやいやと激しく首を横に振る奈央を気遣ってか、亮平は入り口付近で慣らすようにバイブレーターを出し入れした。奈央の唾液に濡れたそれは、愛液と混じってぬるぬると中を滑る。
やがて奈央の体温に馴染んできたバイブレーターの感触が、奈央の快楽を呼び覚ました。
「ん、んん――っ」
秘孔からちゅぷちゅぷと水音が鳴り出したのを確認した亮平が、再びバイブレーターを奥へと挿入していく。手首を使って回しながら、ゆっくりと中を穿った。
「んあっ、あ、ああ、あ!!」
膣壁をずりゅずりゅとこすられ、奈央は目がくらむような快感に襲われる。まぶたの裏で火花が散り、視界がぱちぱちと弾けた。
「気持ちよくなってきたか?」
「う、うんっ……うん、ああっ」
亮平の手で慣らされた秘孔は、奈央が思ったよりもずっとほぐされていたらしい。最初は感じたわずかな痛みさえ、今は快感の絶妙なスパイスとなっていた。
亮平はぐっと力を加え、バイブレーターをじゅぷりと奥まで挿し入れた。秘部から飛び出したリモコン部分を目に映し、奈央は卑猥な光景に思わず顔を赤らめる。
「りょ……へ……っ」訴えるように幼馴染みの名を口にしたけれど、ぱんぱんに埋め込まれたバイブレーターの感触は、奈央の身体をずくずくと疼かせた。
「入ったな。動かして大丈夫そうか?」
「う、うん……」
満足そうな亮平の問いにためらいがちに答えたら、亮平がバイブレーターのスイッチを入れてきた。瞬間、バイブレーターがブブブっとうなりを上げて、奈央の膣の中で暴れ回る。
「ひぁあっ、ああ、あああっ!!」
驚きのあまり大きく後ろに仰け反る奈央。
亮平はそんな奈央を支えながら、バイブレーターを少しずつ動かし始めた。
ずりゅ、ぬぷっと、ゆっくりとした動きとは思えないほどの激しい愉悦が奈央を襲う。
「んぁあ、あっ、やぁっ、はんっ」
気づけば奈央は、生理的な涙をぽろぽろとこぼしていた。泣きながら亮平にすがり、与えられる快楽にひたすら喘ぐ。
「りょっ、へぃ! これ、ダメっ、あ、ああっ――も、う!」
ぐちゅぐちゅに蕩(とろ)けた蜜口からは、愛液が止めどなく溢れてくる。それは奈央を貫くシリコン製の青い突起を濡らし、てらてらといやらしく光らせていた。
「イきそうか?」
「う、んっ、きちゃう、何かきちゃう!!」
いちばん奥の感じる部分を、バイブレーターの先端は的確に突いてきていた。火照った奈央の身体は熱く高まるばかりで、下肢から迫りくる快感が絶頂の予感に腰骨をびくびくと震わせた。
「あ、ダメ――!!」
奈央はびくんと大きく跳ねると、次の瞬間には全身をがくがくと揺らしていた。下腹部が弾み、膣壁が蠕動(ぜんどう)運動を始める。きゅうきゅうとうごめく媚肉が、未だ振動を続けるバイブレーターを強く締めつけた。
先生だとしても
「ん、はぁ……――」
奈央がはあはあと荒い息をついて快楽の余韻に身を任せていると、間髪を容れずに亮平がバイブレーターのスイッチを切り替えてきた。ブーブーという断続的な刺激が、絶頂を迎えたばかりの奈央を再び高みへ押し上げようとする。
「あ、待って、待って! 今は、もう――ああっ」
けれど亮平は思った通り待ってなどくれない。ずっちゅ、ぐっちゅと、淫らな水音と共に再びバイブレーターをゆっくりと動かし始めていた。
「奈央のイったときの顔、すっげえエロいな」
亮平は後ろからささやき、奈央の耳たぶを甘く噛む。
「んんっ……!」
ぞわりと総毛立った奈央は、びくびくと身体を仰け反らせた。つんと上向いた胸元を、亮平がすくい上げるようにもう片方の手で揉んでくる。
「ふ、ぁ……あっ」
性感帯を余すところなく刺激され、奈央はただただよがるしかない。
「もういちど、イけよ」
「んぁ、はあ」
「今度は俺を見ながら」
「ああっ……そ、んな、無理言わないでぇ」
喘ぐ奈央の顔を振り向かせ、亮平はその唇を奪う。
キスをするとなぜか他の部分の快感も増すから、奈央は夢中になって亮平の舌を吸った。
その間にも亮平の手は奈央の乳首をこね回し、ずっくじゅっくと淫らな音を出して奈央の中を突き上げる。
「奈央」
「亮平……?」
顔を引いた亮平の目に情欲の灯火が宿っていることに、奈央は気づいた。その野性的な瞳に、ついうっとりと見入ってしまう。
このとき唐突に奈央は、自分は亮平のことが好きなのではないかと考えた。なぜこんな行為の数々を許せるのか、それしか理由が思いつかなかったからである。いくら幼馴染みで親友とはいえ、好きでもない男を受け入れられるはずがない。たとえ先生だとしても。
確かに奈央は、幼稚園の頃に亮平にキスされて以来、どんなに年齢を重ねようが心の片隅にはずっと亮平の姿があった。いつも誰かに恋い焦がれてきた奈央だったが、亮平の存在を忘れたことは一度もない。
亮平と男女の関係になることに、違和感がないのだ。それは亮平が好きだからにほかならないのではないだろうか。
しかし奈央の思考は、すぐに遮断された。
胸を揉んでいた亮平の手が下に滑り、つんと突き出た奈央の花芽に触れてきたのだ。
「ひぁあ!!」
オーガズムを得たばかりで敏感になっていたそこを刺激され、奈央は飛び上がらんばかりに身体を跳ねさせた。
「それ、ダメ! お願いっ、やめて!!」
形容しがたい快楽の波に翻弄され、奈央は大きく喘いだ。
けれど亮平はやはり、やめようとはしない。相変わらずバイブレーターを使って奈央を貫きながら、包皮のむかれた肉粒をくりくりといじり続けた。
「おかしくなる! 絶対におかしくなっちゃう!!」
「なれって」
自分のことでいっぱいいっぱいの奈央は気づかなかったが、亮平の声はどことなく急いていた。
奈央は上り詰める己の身体を止めることができない。
バイブレーターの先端がつるりとしこった奈央の最奥を突き、亮平の指先が硬く飛び出した肉芽をさらにしごく。
「あああっ!!」
奈央はくっと息を詰め、押し寄せる波から身を守るように身体を丸めた。激しいオーガズムに胴体を痙攣させ、手足をがくがくと震わせる。下腹部はびくんびくんと大きくのたうち、愛液がぴゅっぴゅっとあちこちに飛び散った。
まさか潮を吹いたとは思いもしない奈央は、あまりの虚脱感にぐったりとベッドの上に身体を投げ出してしまう。
亮平はまだびくびくとうごめいている奈央の秘孔からバイブレーターを引き抜き、赤い舌先でぺろりとその先端を舐めた。
「奈央、俺はもう我慢できねえ」
熱い吐息が、空気を震わせる。それは明らかに“先生”の枠を超えた台詞だった。 亮平は奈央の反応を待ったが、彼女からの返答はない。
不思議に思った亮平が奈央の顔をのぞき込むと、激しい絶頂に飛ばされた奈央は昨晩に引き続き、気を失ったように眠っていたのだった。
あらすじ
バイブレーターを挿入された奈央は、未だかつて経験した事の無い感触に怯えていた。
「奈央、力を抜け」
いやいやと激しく首を振る奈央だが、やがてバイブレターが体温に馴染んでくると快楽を呼び覚ましていく。
奈央は快楽に身を委ねながらも、自分の中にあったある感情に気付き始める…。