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官能小説 恋のメイクレッスン 最終話
愛のはじまり
夏の日差しに目が眩み、行きかう人々が半袖になる頃。
私と瀬戸君が付き合い始めて二か月が経とうとしていた。
お互い初めての恋人ということで最初こそ不器用に手探りをしていたものの、好き合った者同士すぐに打ち解け、今ではキスまで進んだ関係だ。
そんな幸せ真っ只中の私は、あることが気になっていた。
「キスより先を知りたい」という欲望だった。
瀬戸君のすべてに触れてみたい。そう思うようになったのは付き合って一か月の時に初めてキスをした時からだった。
夜毎悶々と瀬戸君の唇の感触を思い出しているうちに、そういう欲望が私の中で芽生え始めたのだ。
そこで、花織に相談をすると「コイイロリップの上にヌレヌレを重ね塗りしてみたらどう?」とアドバイスをされ、LCラブコスメでヌレヌレ・ラブリーキッスを購入し、ちょうど届いたころに瀬戸君からお家デートの誘いを受けて、私は昂る気持ちを抑えながら新調していた下着を身に付け、瀬戸君が住むマンションへと向かった。

瀬戸くんの部屋
「適当に座ってて。今飲み物持ってくるから」
案内された瀬戸君の部屋はシンプルなカフェ風のテイストで、壁に掛けられたアーティストのポスターやテレビの横にある大きな観葉植物が際立ち、木目調のフローリングによく似合う。
リビングの深い緑のソファに腰かけるとキッチンで飲み物の準備をしている瀬戸君に気付かれないように鏡とヌレヌレ・ラブリーキッスを取り出し、コイイロリップを塗った唇の上にさっと塗った。
(……すごくいい匂い)
ベリーの甘酸っぱい香りと艶やかに彩られた唇は可愛らしくもあり、どこか官能的な雰囲気を醸し出している。
「おまたせ! コーヒーにミルクは……」
瀬戸君はそこまで言うと急に押し黙り、カップをテーブルの上に置くと私の隣に座った。
「なんか、さっきまでの印象とちょっと違う」
私の頬を優しく撫で、瀬戸君は強く私を抱きしめた。瀬戸君の大きな体に私の体はすっぽりと埋まってしまう。
瀬戸君の体は熱く火照っていて、耳元の吐息も荒くなっていく。
「ずっと我慢してきたけど……もう限界かも」
熱を孕んだ声で囁かれると、体の奥がじんわりと高まってくる。
「――瀬戸君?」
瀬戸君の首元に埋めていた顔を上げると、至近距離で瞳がぶつかり合う。
どちらともなく唇と重ね合わせると瀬戸君の舌が私の口内に侵入してきた。
「んっ」
初めての感触に自分でも驚くような艶めかしい声が上がった。
瀬戸君の舌は私の舌にねっとりと絡みつき、お互いの唾液が口内を行き交いクチュリといやらしい音を立てる。
頭を抑えられ、呼吸をする余裕もないくらい深いキスをされて私は蕩けそうになる。
「ふぁ……」
熱くなった唇が離されると、私は無意識にもっと欲しいと言わんばかりに瀬戸君の唇を追う。
「そんな声出されたらもう我慢できないよ……」
瀬戸君は破顔すると、私を抱きかかえベッドにゆっくりと降ろすと、瀬戸君が覆いかぶさり、また甘く深いキスが始まる。
「んあっ……ふ……」
「そのリップ、俺以外の前で付けないでね」
激しいキスの合間に瀬戸君は私のブラウスのボタンを一つ一つ外してゆき、キャミソールをたくし上げるとブラジャー越しに胸を弄る。
「女の子の胸ってこんなに柔らかいんだ」
うっとりとしながら瀬戸君はブラジャーをずらし、露わになった私の乳首を捏ね回す。
「ああっ!」
初めての快感に体を捩らせる私を可愛いと何度も囁きながら、瀬戸君は乳首を弄る手を止め、今度は赤ん坊のように乳首に吸い付いた。
「ひゃ……ん、あっ」
片方の乳房を揉まれ、もう片方の乳首を吸われて私は下腹部が熱くなる快楽に思わず腰を揺らす。
それに感づいた瀬戸君はスカートの隙間から指を侵入させ、ショーツ越しに敏感な部分をなぞると愛液が溢れ出し、ヌチュ……と卑猥な音を立てた。
「すごく濡れてる……」
ショーツ越しでもわかるくらい私の秘部は濡れ、脱がせられると透明な糸が秘部とショーツの間にできるほど蕩けていた。
瀬戸君の指が茂みを潜り抜け、秘所に入ってくると初めてなのにすんなりと私の秘所は指を受け入れる。
少し骨ばった指が私の中を擦るたびに愛液が溢れ出し瀬戸君の指をねっとりと濡らした。
「あ……んぅ、あ、あっ」
情けないくらい嬌声が漏れる。手を当てて抑えようにも抑えきれず、私の体は快楽の海に身を投げていた。
「痛くない?」
「ん……大丈夫、だよ」
瀬戸君は指をほんの少し奥まで入れると、先程までのゆっくりとした動きとは一変、激しく中を擦りまわす。
「ひぁっ、ん、あ、だめぇ……こ、声が」
大きくなっちゃうという前に唇を塞がれて舌が絡み付き、指も舌も激しく私をかき回し、もうどうにかなってしまいそうだ。
ふたりで

「……そろそろ、いいかな?」
瀬戸君は指を引き抜くと、膝立ちになり自らの服を脱ぎ始めた。初めて見る瀬戸君のモノはいきり立って先端から透明な汁が滴り落ちている。
ゴムを付けると再び私に覆いかぶさった。
「――好きだよ、ひなた」
「瀬戸君……私も好き」
瀬戸君は苦笑いをしながら「下の名前で呼んで」と言い、「一樹」と呼ぶと同時にゆっくりと瀬戸君のモノが私の中に入ってきた。
「――――っ!」
痛みよりも快楽の方が強く、太くて固いモノが根元まで収まると、瀬戸君は私に抱き付きキスをした。
「ひなた……俺今すごく幸せ」
「私もっ……すごく、幸せ」
瀬戸君はきつく締め付ける私に耐えながら、律動を始めるとベッドのスプリングが軋む。グチュグチュと擦れ合う二人が繋がった場所が、私の目に映ると自然と声が出てしまう。
「ひゃっ、あ、あっ、そこ、擦らないで」
「どうして? ここ気持ちいいでしょ」
瀬戸君は私が感じるポイントを執拗に擦り続けると、私の中はまた瀬戸君を締め付け、物欲しそうに腰を振ってしまう。
「ひなた、可愛い」
瀬戸君の律動がさらに激しくなり、愛液がとめどなく溢れる。
二人の快感が絶頂に達しそうになると、もう声も体も抑えられなくなる。
「ひなた、ひなたっ、好きだ……愛してる」
「あ、一樹っ……わたしも、愛してる、好き、大好き」
想いがぶつかり合い、腰の動きも愛の言葉ももう止まることを知らない。
昂る体を抑えきれずに、私はあっけなく絶頂に達してしまうと同時に、私の中で瀬戸君のモノが何度も脈打ち、熱いモノが中にじんわりと伝わった。
荒い吐息と滴り落ちる汗に包まれながら、二人は何度も唇を重ね、全てを手に入れたという満たされた気持ちで抱き合った。
好きな人とすることがこんなに気持ちいいなんて知らなかったと、お互い笑いながらまたキスをした。
親友が背中を押し、ひなたが変われたから今の二人がある。ずっと見ているだけの恋はもうここにはない。
まだ始まったばかりの愛は、これからもずっと続いてゆく。
END
あらすじ
ひなたが念願だった瀬戸くんと付き合い始めて二カ月がたとうとしていた。
お互い初めての恋人ということもあり、二人の付き合いはゆっくりとしたものであったにしろ、キスまでする関係になっていた。
そんなある夏の日のことひなたは瀬戸くんのマンションに向かっていた…