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官能小説 Lovecure 1話
Lovecureへようこそ
いらっしゃいませ。ここはホテル「Lovecure」。
都心から少し離れた郊外にある、カップルのためのホテルでございます。私は支配人の相武舞と申します。
女性がカップルズホテルの支配人なんて、珍しいですか?
ふふ、緊張しないでおくつろぎいただきたいとの願いから、私が支配人をしています。
当ホテルの特徴は、提携するラブグッズメーカーのグッズを自由に使っていただけること。お二人でお楽しみいただけるおもちゃから、お悩みを解消するグッズまで、幅広く取り揃えてございます。こうして取り揃えていますのは、何よりお客様にいつもと違う雰囲気で楽しんでいただきたいからなんですよ。
さて、今日もお客様がやってまいりました。
本日のお客様は、どうやら今日が交際記念日のようです。そんなときに当ホテルを選んでいただけて嬉しい限りですが、女性のお客様が何かグッズを選んでいらっしゃいますね。
一体どんなラブグッズをお選びになったのでしょうか──。
今日は何の日?
浴槽にお湯をはる音が、ベッドの方にまで聞こえる。 麻里はベッドに腰掛けながら、向かいに置かれたソファでホテルの案内を読む達也のことを見つめていた。
「達也。今日って何の日だか知ってるよね?」
「んー? 何の日だっけ」
麻里にとっては、今日は大切な日だ。今日は、というより、毎月やってくるある日が特別だった。
「今日で付き合って二年だよ? 何の日だっけ、じゃないよ」
「そう言ったって、俺たち一時期別れてただろ? だからまだ二年じゃないって」
今日をもって、麻里と達也は交際してから丸二年が経つ。麻里は毎月同じ日を、「付き合って何ヶ月」と細かく覚えていた。
それに今日は付き合い始めてから二年という節目の日だ。まったく興味のなさそうな達也に対し、麻里は呆れた様子でベッドから立ち上がった。
「麻里?」
「ん、お風呂の様子見てくる」
雰囲気を変えようと、麻里は立ちあがった。 お風呂の様子など見なくても、ホテルの浴槽は勝手にお湯が止まる仕組みになっている。 だけど見に行きたかったのは、お風呂にあるものを入れたかったからだ。
三分の一ほどたまったお湯に、ある入浴剤をよく揉んでから入れてかき混ぜる。ちゃんと混ざったことを確認してから、麻里は達也を呼んだ。
「達也ー、お風呂入ろうよ」
「オッケー。すぐ行くから待ってて」
いつもと違うお風呂
麻里がこっそり入れたそれは、『トロケアウ』という名前のものだった。実は、これを達也と一緒に楽しみたくて、彼女はこのホテルにやってきた。 達也が服を脱いで風呂場にやってくると、麻里も素肌をさらして風呂の浴槽に腰掛けていた。
「ね、入ろう」
「なんだ? すごくフレッシュな……グレープフルーツの香り? 入浴剤?」
「うん。トロケアウっていうの。その名の通り、とろとろのお風呂だよ」
まずは風呂場から漂う爽やかな香りを楽しんだ後、達也と麻里は浴槽に浸かる。先に驚きの声をあげたのは達也だった。
「わ! なんだこれ、とろとろのローションみたい」
「みたいっていうか、ローションのお風呂だよ。……って、きゃ!」
浴槽のそばに置いたパッケージを見せようとした麻里に、達也がとろとろになった手で触れる。 触れたのは麻里の、ささやかだが美しい乳房だった。
「んんっ……達也、いきなり触るなんて」
「いいだろ? こんなとろとろの手で触ったら、気持ちよさそうだ」
麻里は言葉にはしなかったが、心の内で「それはそうだけど」と達也に答える。 達也の手はトロケアウのおかげで滑りが良く、また、とろみのついた液はお湯で溶いたせいであたたかかった。 彼女はローションのひんやりと冷たい感じが苦手だったから、ローションが温かいというのは嬉しい誤算だ。
「達也の手……あったかくて……気持ちいい」
「すごいな、このお風呂。とろみがついているせいか、いつもよりあったまる」
実際、達也の手もあたたかかった。乳房の先端は彼の愛撫で感じ始めていて、ツンととがっている。
それを見て取った達也は、とろとろの手で乳首を重点的につねったり弾いたりした。

「あぁっ……た、達也、そんなにしちゃだめ」
「なんでだめなの? 俺たち、気持ち良くなるためにここに来たんでしょ」
意地悪な言葉と一緒に、達也は麻里を責める手を止めない。
乳首や乳房を揉みしだいていた手が滑って、麻里の下腹部を彼が撫でた。その瞬間、あまりのくすぐったさに麻里は笑い始める。
「ひゃ、ふふっ! 全身ぬるぬるなのって、気持ちいいだけじゃなくて、楽しい」
「……じゃあ、もっと楽しくしてあげる」
達也はそう言うと、背中の後ろに隠していた何かを取り出した。
彼が手にしていたカプセル
大きめの青いカプセルのようなそれは、達也がロビーでこっそり貰ってきたものだった。
「なあに? これ」
「プチドロップって言うんだってさ。いわゆる防水ローター。使っていいでしょ?」
達也は麻里の答えを聞かず、彼女の乳首に震えるローターを当てた。
答えを聞かなかったのは、聞かずとも彼女の瞳にワクワクしたものを見て取ったからだ。「ふふっ、ん、んんっ……ぬるぬるしたところに当てると、なんか変な感じ」
「変って言うなよ。気持ちいいんだろ?」
「うん……気持ちいい」
達也は素直になった麻里を、浴槽の段差に腰掛けさせた。そして、秘部にローターを当てる。
「っふ……ぁ、そこ、気持ちいい……」
恥毛をかき分けて青いカプセルが震わせたそこには、麻里の肉芽があった。あたたかくぬるぬるとした感触と振動によって、そこはぷっくりと大きくなっている。
快感を味わいながら、麻里はトロンとした目で達也を見た。ふと、麻里が彼の下腹部を見てみると、達也自身も期待をして大きくなっている。 それを知った彼女は、小さな声で「来て」と言ってお尻を達也に向けた。 麻里の誘いに動揺したのは、達也の方だった。
「でも、このままじゃ……ちょっと待って」
達也は一旦お風呂から出ると、すぐさま戻ってくる。麻里が不思議そうに彼を見ると、達也は猛った部分にコンドームを付けていた。
「……達也のそういうとこ、好き」
「お褒めにあずかり、どうも。……さ、挿れるけど、いいよな」
浴槽に戻ってきた達也が、背中を向けた麻里のお尻をかき分ける。風呂のとろみのせいなのか、彼女自身の湿り気なのかはわからないが、麻里の秘部は簡単に達也を受け入れることができそうだった。
もう二度と離れない
「んんっ……入ってきた」
「わ……いつもよりぬるぬるですごいな」
麻里は自分の中を押し広げ入って来る達也に、いつも以上の愛おしさを感じた。
「ぬるぬるなのって、俺、興奮するかも」
奥まで達也が到達すると、麻里も少し息を荒くする。
「わ、私も……っ。体じゅうにぬるっとした敏感な膜が張ったみたいで、触られると気持ちいい……」
ゆるゆると達也が腰を動かし始めると、彼は麻里のお尻を優しく撫でた。
「すっごいな、これ。こんなものがあるなんて知らなかった」
「実はね、これを試したくてこのホテルに誘ったの……っ、ん、はぁっ」
「これを?」
達也が麻里の乳房を後ろから掴む。乳首は相変わらずとがっていて、達也のことを感じているようだった。
「あのね……付き合って二年の節目を、新鮮なエッチで祝いたいなって」
「新鮮な……?」
きょとんとしておうむ返しする達也に、麻里は快感で口をつぐみそうになりながらも喋り続ける。
「もう二度と達也とは離れないって、……っ、記念日に誓いたかったの。離れないように、こうやって刺激的なエッチもしたい。は、ぁ……できる努力はしたいの」
官能的な告白に、達也は麻里を後ろから抱きしめた。そして何度か腰を動かすと、自身を麻里の一番奥まで突き立て、コンドームのなかに情熱をほとばしらせる。
「く……っはぁ……麻里。ありがとな。……すっごい、可愛いよ」
「達也……?」
「俺も同じ想いだ。いろんなこと経験しながら、一緒にいよう。たまにはこういうグッズの力も借りて……な」
麻里は背中に感じる達也の体温が嬉しくて、目を閉じた。
END
あらすじ
都心から少し離れた郊外にある「Lovecure」。
ホテルの特徴は、提携するラブグッズメーカーのグッズを自由に使えること。
今日は記念日を迎えるカップルがホテルにやってきて…