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官能小説 Lovecure 6話
誕生日はLovecureで
いらっしゃいませ。ここはホテル「Lovecure」。
都心から少し離れた郊外にある、カップルのためのホテルでございます。私は支配人の相武舞と申します。女性がカップルズホテルの支配人なんて、珍しいですか? ふふ、緊張しないでおくつろぎいただきたいとの願いから、私が支配人をしています。
当ホテルの特徴は、提携するラブグッズメーカーのグッズを自由に使っていただけること。お二人でお楽しみいただけるおもちゃから、お悩みを解消するグッズまで、幅広く取り揃えてございます。こうして取り揃えていますのは、何よりお客様にいつもと違う雰囲気で楽しんでいただきたいからなんですよ。
さて、今日もお客様がやってまいりました。
本日のお客様は、とてもハッピーな空気を纏ってらっしゃいます。手に持っているのは、ケーキでしょうか。何か特別な日なのかもしれません。
幸せそうなお二人を見ると、私も幸せな気分になります。
特別な日に、お二人はお部屋でどんな風にお過ごしになられるのでしょうか。
ロビーから小さな容器を持って行ったようですが……。
彼の番
ホテルのスイートルームで、巧と紗弥加はケーキを食べていた。 スイートなので部屋は余裕があり、備え付けられたテーブルとソファも豪華である。 イチゴの乗ったショートケーキを食べながら、二人は幸せな時間を過ごしていた。
「今年もこうやって巧のお誕生日をお祝いできて、嬉しいな」
「ああ。今年は特に、誕生日と休日が重なって、一日中紗弥加と一緒にいられるし」
「うん。毎年休日だったらいいのにな。そう思わない?」
紗弥加は甘さの控えめなケーキを頬張りながら、叶うはずもない願望を口にする。
巧は笑ってそれを流し、「そうだったらいいのにな」とだけ答えた。「ね、紗弥加」
「ん?」
巧は紗弥加に、自分の方を向くよう伝える。彼女は一体何のことかと思いながら、彼の方を向いた。
「さっきから気になってるんだけど、唇に生クリームついてるのは、わざと?」
「えっ」
紗弥加は自分の口が汚れていることに気づかなかった。慌ててペーパーナプキンで拭こうとするが、それを巧のキスによって阻まれる。 巧はキスをしながら生クリームを舐め取り、そのまま彼女を抱き上げてベッドに横にさせてしまった。 素早く二人は服を脱ぐと、まるで悪巧みをしているかのように笑いあう。
「巧ってば、まだケーキ食べてる途中なのに」
「紗弥加こそ、ノリノリで服脱いでた」
そして巧は、ロビーから借りてきたあるものを手に取る。
「さっきから気になってたんだけど、それ何?」
紗弥加の疑問に対し、巧は容器に詰まったトロリとした液体を紗弥加の体にかけることで説明の代わりにした。
「食べられるローションなんだって。ラブシロップっていうらしい。俺、紗弥加のこと食べちゃいたい」
「食べちゃいたいって……んっ!」
乳房に垂らされたラブシロップを、巧が舌で舐めとる。冷たいシロップの感覚と巧のあたたかい舌のギャップに、紗弥加はいつも以上に感じていた。

「ふふっ、くすぐったいよ! ぞくぞくするっ……!」
「くすぐったいのはすぐ快感に変わるから、覚悟しろよ」
紗弥加の乳房を丹念に舐めると、巧は次にラブシロップをお腹にかけて口をつけ始めた。
「ん……っ、ほんとだ……気持ちよく、なってきた……っ」
快感を覚えるたびに、紗弥加の足がゆるゆると開いていく。おそらく秘部はラブシロップを必要としないぐらい濡れているのだろうが、巧はあえてそこにもシロップを垂らした。「ひゃっ! そ、そこも舐めるの?!」
肉芽のあたりからラブシロップを垂らして、ベッドが汚れないうちに巧は素早く舌を這わせる。
「うわ、美味いこれ。ラブシロップ単体でも美味かったけど、紗弥加の味と一緒になると、もうたまんない」
じゅるる、と音を立てて吸う巧に、紗弥加は顔を真っ赤にした。
「ちょっ、ちょっと、あの、巧ばっかりずるいよ」
「ずるい?」
舌が蜜壺の入り口を刺激するのを制止し、紗弥加は体を起こした。
「そんなに美味しいなら、私も食べてみたい」
「……ほぉ。食べてみる?」
私の番
紗弥加への愛撫を一旦中止し、今度は巧がベッドに横になった。
ラブシロップを巧から受け取ると、紗弥加は彼の胸板に垂らしていく。
「さっきのお返しだよ。くすぐったくなっちゃえ!」
「……うわっ。ほんとにくすぐったいかも」
紗弥加がちろちろと舌を動かし、巧の乳首を舐める。そこはツンと立ち上がっていて、彼が感じているのがくすぐったさだけではないことは明白だった。 彼女は乳首を攻めながら、ちらりと巧の下半身を見た。その部分は猛りに猛っていて、先端からは涙を流している。
紗弥加はあることを思いついて、巧の胸板から口を離し、彼の猛りに近づいた。
「お、おい、まさか……」
「ふふっ、ここも食べてみたくなっちゃった」
そう言うと、紗弥加はラブシロップを巧の大きいものにかけていく。
その様子は、まるで熱々のチョコレートをケーキにコーティングしていくようだった。 すかさず、紗弥加がそこに口をつける。
「んんっ……! 紗弥加、それ、ダメ……」
「どうしてダメなの?」
巧の猛りを口にしながら、紗弥加は疑問を投げかけた。
さっきまで彼だって紗弥加の秘部を舐めていたのだ、こうしたところでおあいこ様だろう。 だが、巧の声には余裕がなかった。
「だって、そんなトロトロので舐められたら、気持ちよすぎて……っ」
「気持ちよくちゃ、ダメ?」
「ダメじゃないけど……でも……っ」
紗弥加が茎の部分を舌で舐めあげると、巧のそれがびくんと跳ねた。 腰に意識が集中しているようで、彼の顔を見ると口が半開きになっている。
「巧、可愛い顔してる。そんなに気持ち良いんだ?」
「うん、もう我慢できない……。このままじゃ、これでイっちゃうよ」
「それも悪くないんじゃない?」
愛する人を口で気持ち良くさせられるなら、それも悪くないと紗弥加は思った。 けれど、巧はそう思わないらしい。
「いや、紗弥加の中に入れたい。ここで出しちゃったら勿体ない」
「えー、そうかなあ?」
紗弥加は口先だけ不満げにして、巧の猛りから口を離した。 その代わり、彼の腰の上に乗るようにして、自分の秘部を巧のものに宛てがう。
「じゃあ、入れちゃおっかな」
「えっ、ちょ」
巧の心の準備を待たず、紗弥加は彼を飲み込んでいった。
「んっ……! 巧、いつもより大きいんじゃない?」
「そんなことないと思うけど、もしかして舐められて気持ち良かったからかな。俺、もうすぐイっちゃいそう」
さっきまで舐められていたのが紗弥加の中に入ったのだから、巧が根をあげるのも仕方ないとも言える。
「じゃあ、私が動くよ。好きな時に出していいから」
「なんか、今日は紗弥加にリードされっぱなしだな……」
紗弥加が腰を何度か動かすと、彼女は中で巧がさらに硬く大きくなるのを感じた。 おそらく限界なのだろう。 彼女はそれを導いてあげるように、腰の動きを早めた。 スイングするように動いたり、上下に動いたりするうちに、小さいうめき声が巧から聞こえる。
「も、イっちゃう、紗弥加っ……」
「私もイケそう、ねえ、一緒にイこ?」
紗弥加は中をぎゅっと締めながら、腰の動きを早めた。
そして二人は、愛を確かめ合うように同時に果てた。
一緒にいて
ベッドに横になりながら、巧は紗弥加の髪を撫でた。
これ以上ないぐらい優しい声音で、彼は彼女にこう告げる。
「ねえ、この先何年も何十年も、こうして誕生日を祝ってよ」
巧は少し恥ずかしそうだったが、瞳はまっすぐに紗弥加を見つめていた。 紗弥加はその言葉の意味を探り、自分の発するべき言葉を探す。
「それって……」
彼女は何も言わないまま、巧にキスをした。
END
あらすじ
都心から少し離れた郊外にある「Lovecure」。
ホテルの特徴は、提携するラブグッズメーカーのグッズを自由に使えること。
今回やってきたカップルはどうやら誕生日のようで…。