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官能小説 Lovecure 3話【LCスタイル】

今日のお客様

いらっしゃいませ。ここはホテル「Love Cure」。

都心から少し離れた郊外にある、カップルのためのホテルでございます。私は支配人の相武舞と申します。女性がカップルズホテルの支配人なんて、珍しいですか?

ふふ、緊張しないでおくつろぎいただきたいとの願いから、私が支配人をしています。

当ホテルの特徴は、提携するラブグッズメーカーのグッズを自由に使っていただけること。お二人でお楽しみいただけるおもちゃから、お悩みを解消するグッズまで、幅広く取り揃えてございます。こうして取り揃えていますのは、何よりお客様にいつもと違う雰囲気で楽しんでいただきたいからなんですよ。

さて、今日もお客様がやってまいりました。

本日のお客様は、ご夫婦です。夫婦とは、恋人時代とは違って安定した関係になっていくものです。それゆえマンネリ化してしまうご夫婦もいらっしゃるのですが、はてさて、本日のお客様は──?

本当に使うの?

佳菜子は生まれたままの姿になり、ベッドの上に座りながら、夫の真義に尋ねた。

「ほ、本当に使うの……? 私こんなの初めてだよ。ちょっと怖いかも」

「大丈夫だって。痛いことはしないし、きっと気持ち良くなれるから」

このホテルは気に入ったラブグッズをロビーから借りることができる。 真義が嬉しそうに選んだのは、可愛らしい見た目のリストバンドと目隠しだった。 ジョリマリスアイピロー&リストバンドというそれは、花柄をしている。

柔らかい布製のグッズは、 リストバンドと目隠しが初体験の佳菜子にもさして恐怖を与えていなかった。 むしろ、佳菜子は言葉とは裏腹に、少しだけ興奮しているのである。

「佳菜子、本当はちょっと期待してるだろ?」

「なっ……してないよ。怖い方が勝ってる」

「嘘つけ。目が泳いでる」

真義に図星をつかれ、佳菜子はとうとう觀念することにした。

「……ちょっとだけ、興味はある。ちょっと、だよ?」

夫である真義に、佳菜子は嘘をつけなかった。

本心を見抜かれ、恥ずかしくなった佳菜子は両手を差し出した。

「……じゃあ、留めて」

「わかった」

お願いされるまま、真義は佳菜子にリストバンドをはめた。

ボタンで留められる リストバンドは、体にダメージを与えない。与えるのは興奮だけで、女性をいたわってくれているような気がした。

「へえ、意外と柔らかいものなのね」

「痛くない?」

「全然」

強く引っ張ったらボタンが外れてしまいそうだったけれど、そこはプレイなのだから暴れずにいようと佳菜子は思った。

次に真義が取り出したのは、 アイピローだった。 リストバンドと同じ花柄のそれを、彼は妻に装着する。

「当たり前だけど、なんにも見えない……っ。これじゃ、真義がどこにいるかもわかんないよ」

「わからないようにするのが アイピローの役割だろ?」

「そうだけど……」

佳菜子は手錠よりこちらの方がよほど怖いと感じた。どこを触れられるかわからないと、変な声を出してしまいそうだったからだ。

「佳菜子。ホテルに来るのなんか、久しぶりだろ? 非日常なんだから、楽しもうよ」

「え、あ……うん……ひゃっ!」

愛撫して

彼女が頷く前に、真義は愛撫を開始していた。彼が最初に触れたのは佳菜子の鎖骨だった。普段ならなんてことのない場所なのに、目隠しをされているせいで感じてしまう。 いまや、佳菜子は全身が性感帯になってしまったようだった。

「ふ……あぁ、んっ……真義っ……」

ベッドの上に座ったまま、佳菜子は体を硬直させた。次にどこに愛撫がやってくるか、緊張して体がかちこちに固まってしまったのだ。

「そんなに硬くなるなよ。俺が触るのを、ちゃんと感じて」

「そう言われたって、どこを触られるのかわからなかったら、怖くて……」

「怖くなんかないよ。感じるままに声を出せばいい」

感じるままに、と言われて、佳菜子は少しだけ息を吐いた。緊張をほぐすために吐いた息は、体じゅうを巡って余計な力を抜けさせた。

その様子を見て真義は安心し、次の愛撫に移る。彼が触れたのは、佳菜子のピンと張った乳首だった。真義と佳菜子の子供達におっぱいをあげていた乳房は、今は真義だけのものだ。

「んんっ……吸ってる……っ」

彼は乳首をちゅう、と吸ってみせる。まるで大きな子供がいるように、でも真義がしたいのは子供に返ることではなく、佳菜子を母から一人の女にすることだった。

「今日は子供達もいないんだ。思う存分感じてほしい」

「思う存分って……は、あぁぅっ……」

ベッドの上で目隠しされラブタイムをするカップル

佳菜子は夫の言葉に少しだけ疑問を抱いた。今までの自分は、どこか遠慮していたのだろうかと。

「家でエッチするとき、子供達が起きてこないか、すこしだけ声を小さくしてただろ?」

「そうかなあ……」

「そうだよ。だから今日は、思う存分声を出してほしい」

言いながら、真義な両手の指で佳菜子の乳首を愛撫しつつ、舌で臍(へそ)を舐めあげた。

「ひゃっ、あぁんっ! ……わ、わかった。わかったから」

目隠ししたままの愛撫は、真義の想像以上に佳菜子を感じさせた。それは目隠しだけでなく、リストバンドの効果もあるかもしれない。リストバンドは佳菜子の動きを制限して、夫の愛撫から逃れることを許さなかった。

「感じてるね、佳菜子」

さっきまで臍を愛撫していたはずの口が、佳菜子の耳もとに寄ってそう囁いた。いきなり耳に降りかかってきた吐息に佳菜子は熱っぽく答える。

「だって……真義がどこにいるか、わからないんだもの」

「感じてるって認めるんだな? なら、ここも触っていいよね」

奥まで乱して

真義が触れたのは、佳菜子の秘所だった。そこは目隠しとリストバンドによる特別感により、家でエッチするときより明らかに濡れている。真義は入り口を指で何往復かこすった後、中指を佳菜子の中につぷ……と挿れてみた。

「んんっ……」

入った瞬間、佳菜子は声を上げる。柔らかい粘膜のそこは外に愛液が漏れ出るだけあって、すぐに真義を受け入れてくれそうだ。彼は指を使って何度か妻の中で遊ぶと、指を引き抜いて代わりに自分の猛ったものを入り口に押し当てた。

「佳菜子、挿れてもいいよね」

「うん……」

彼女の答えとともに、真義は自身を佳菜子の中に埋めはじめた。ゆっくりと入っていくそれは、目隠しをしたままの佳菜子に深い感覚を与えていく。

「目隠し……してると、あぁっ……いつもより真義が入ってくる感覚がわかるよっ……ん」

「そう? 嬉しいな。……全部入ったよ。動いてもいいよな」

真義は嬉しそうな声を出しながら、腰をゆっくり前後に動かし始めた。佳菜子は真義が動くたびに、中の粘膜が引っ張られたり押されたりするのを感じる。目隠しをしているせいでいつもより感覚が鋭敏で、つい声も大きくなってしまった。

「あぁっ! ……気持ちいいよ、真義っ……目隠しとリストバンドだけなのに、こんなに変わるなんて」

「そうだな。俺、久しぶりに乱れてる佳菜子が見られて嬉しいよ」

嬉しい、そう言われて佳菜子は中をぎゅっとすぼめた。

なにもそれは、意識的にしたことではない。夫に刺激的に求められていることが、佳菜子の中を自然と締めさせた。

「佳菜子っ……そんなに締めるなよ。入れたばっかりなのに出ちゃうだろ」

「ふふっ……ん、出ちゃうなら出ちゃえばいいじゃない。時間はたっぷりあるんだから、何度でもしましょう?」

その言葉とともに佳菜子の中が一番強く締まり、真義の中に眠る種を搾り取った。

END

⇒【NEXT】「もし今日もダメだったとしても、咲良を抱きしめてるだけで構わないから」(Lovecure 4話)

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あらすじ

都心から少し離れた郊外にある「Love Cure」。
ホテルの特徴は、提携するラブグッズメーカーのグッズを自由に使えること。今日はある夫婦がホテルにやってきた。
二人の関係は少しマンネリ気味で…。

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