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官能小説 Lovecure 2話
Lovecureへようこそ
いらっしゃいませ。ここはホテル「Lovecure」。都心から少し離れた郊外にある、カップルのためのホテルでございます。
私は支配人の相武舞と申します。女性がカップルズホテルの支配人なんて、珍しいですか? ふふ、緊張しないでおくつろぎいただきたいとの願いから、私が支配人をしています。
当ホテルの特徴は、提携するラブグッズメーカーのグッズを自由に使っていただけること。お二人でお楽しみいただけるおもちゃから、お悩みを解消するグッズまで、幅広く取り揃えてございます。こうして取り揃えていますのは、何よりお客様にいつもと違う雰囲気で楽しんでいただきたいからなんですよ。
さて、今日もお客様がやってまいりました。
ラブグッズといえば、男性から女性に使いたいと考えるものでしょうか?
いいえ、そうとも限りません。本日のお客様は、ラブグッズを使ってみたい女性とそのパートナー様のお話です。何を持って行こう?
ロビーにある道具の貸し出しコーナーにて、香はまじまじとラブグッズを見ていた。
女性向けに作られた可愛らしい色のグッズが、そこには並んでいる。だがどれを手にとっていいものか悩み、香は首をかしげていた。
「お好きなものをお部屋に持っていっていただいて構いませんよ」
支配人である相武が声をかけると、香は一瞬どきりとしてから、恐る恐る一つのグッズを手にした。
パートナーである芳人はそんな香の気持ちなどお構いもせず、部屋直行のエレベーターの前で香を待っている。
香は背中にラブグッズを隠しながら、芳人の方に近づいた。
「ね、芳人。今日はいっぱい楽しもうね」
「なんだよ今更。せっかくこういうところに来たんだし、楽しむのは当然だろ?」
「うん、そうなんだけど……新しい自分を見つけられるような気がして」
香の言葉に、芳人は頭の上に疑問符を浮かべていた。
エレベーターが目的の階まで到着すると、芳人が部屋の鍵を開ける。この二人は、いつもこうしていた。エッチをリードするのは芳人。それに付き従うのが香。
でも今日は、それだけじゃない。
後ろから抱きしめて
部屋の扉をくぐり、香が鍵を締めると、彼女は唐突に芳人に抱きついた。
「芳人……あのね、使ってみたいものがあるの」
芳人の体に回した手には、ストロベリーソーダが握られている。ピンク色と水色の可愛らしい見た目のそれは、香の手にフィットしているように見えた。
「これ、さっきロビーで選んでたやつ?」
「うん。ずっと使ってみたかったの。ラブグッズを使ってみたいなんて、変な子だと思った……?」
香の手はかすかに震えていた。香は古風な考えの両親に育てられ、女性が性に積極的になるのはいけないことなのではないかと思いながら育ってきた。
だが、その不安を打ち砕いてくれたのは他ならぬ芳人だった。
「ううん、すげー嬉しい。香が俺とのエッチに積極的になってくれるなんて、最高すぎる」
「え……?」
「だって、いつも俺ばっかりが楽しんでるのかなって思ってたから」
そこで香は初めて芳人の不安を耳にした。まさかそんな風に思っていたなんて、と香は芳人を抱きしめる手を強くする。
「そんなことない。私だって、ずっとエッチを楽しみたかったの」
「それじゃあ、今日はこれを使っていっぱい遊ぶか」
気づけば、芳人の手が香の手を包んでいた。まるで、彼女を受け止めるように。
ラブデンマでラブラブ
シャワーを浴びてベッドに横になった二人は、早速ストロベリーソーダをいじってみることにした。
電池を4本セットすると、底部にあるスイッチを押してみる。
するとストロベリーソーダは音を立てて震え出し、香はそれにびっくりした。
「かわいい見た目をしてるけど、電マは電マなんだね」
「それでも優しいほうじゃないか? AVとかで見る電マってもっと痛そうだし」
確かに、アダルトビデオで使われる電マはもっとゴツくて、気持ちの良い刺激をあたえてくれるというより拷問器具のようにさえ見えてしまっていた。
それに対してストロベリーソーダは、片手にフィットするような形と可愛い色をしていて、女性の恐怖心を取り除いてくれる。
むしろ新たな快感を教えてくれそうな気がして、香は内心ドキドキしていた。
「じゃあ、早速当ててみようか……?」
「う、うん」
芳人は香をベッドに横たえ、足を少し開かせて秘部にストロベリーソーダを押し当てた。
最初は振動と振動の間に等間隔の休みが入るようにデンマは震える。
「ふ、ふふっ、くすぐったい!」
「そう言っていられるのも今のうち、かもよ」
香の秘部を包む毛の上に押し当てられたストロベリーソーダを、位置を変えて刺激してやる。
秘毛をかき分けて香の肉芽に当てると、彼女は高い声を出した。
「ひゃあんっ、いきなりそこに当てるの、なしだよ!」
「そう? でももうぷっくり大きくなってるし」
大きくなった肉芽は、ストロベリーソーダの刺激を直に受けていた。
ちょうど良い刺激が肉芽を捉え、香の余裕を無くさせていく。
「ちょっ、だ、だめ……そんなにされたら、すぐイっちゃうから」
懇願するように語る香に、にやりと笑ったのは芳人の方だった。
「イっちゃう? 俺、見たいな。香がイクとこ。いつも俺のが先にイっちゃうから、ちゃんと香がイクとこ見たことなかったんだよね」
「そ、そんなぁっ……」
芳人はストロベリーソーダのスイッチを押し、本体の震え方を変えた。
今までは振動と休息が交互に同じだけやってきていたが、今度は振動している時間の方が長い。
それだけ香を絶頂に向かわせやすくなって、芳人は笑いが止まらなくなった。
「すっごい可愛いよ。こんな香、見たことないかも。もっと乱れてよ、ずっと見てたい」
「ずっとって……ひ、あ、あぅ……」
さらにストロベリーソーダの振動を変えると、香の腰が勝手に浮き上がってきた。快感から逃げようとするのか、それとももっと快感を感じようとしているのかは定かではない。一つ言えることは、快感のせいで足はがくがくと震えていることだった。
「もうだめ、芳人、私イっちゃう!」

「いいよ。好きなタイミングでイキなよ。それとも誘導してあげようか」
芳人は香の意見を聞かず、ストロベリーソーダの振動を最大まで上げた。
強烈な刺激に、香はぎゅっと目を瞑る。
「やっ、だめ、イクっ……!」
短く叫んだ後、香は全身の力を抜いてベッドに倒れこんだ。
ひとつになりたい
肩で息をする香の顔に、芳人の顔が近づいてきてキスをする。
「ねえ、俺も気持ちよくなりたいんだけど、いいかな」
ぼうっとした目で香は頷くと、ベッドサイドからコンドームを取り出した。
芳人に手渡すと、彼はそれを装着し香の腰の前に座る。
イったせいでぬるぬるになった香のそこは、芳人を簡単に受け入れることができた。
「電マ、そんなに気持ちよかったの?」
「……うん」
恥ずかしそうに答える香を、芳人は優しく撫でる。
「恥ずかしがることなんかじゃないよ。エッチは二人じゃないとできないんだし、女の子が受け身でいる必要もないよ」
「でも、はしたないかなって……」
まだ香の心の奥に硬いものを感じ取った芳人は、彼女にキスしながらこう言った。
「俺は香が積極的になってくれて、すごく嬉しかった。俺とエッチするのを楽しんでくれてるみたいで、こっちも興奮したっていうか」
「……みたい、じゃなくて楽しいの」
顔を赤らめて言う香に、芳人は「そっか」とつぶやいた。
「じゃあ、最後まで気持ち良くなろう? 俺、可愛い香を見てたから我慢の限界」
言うなり、芳人は腰を強く打ち始めた。香はそのリズムに合わせて甘い喘ぎ声を漏らし、再びの絶頂に登っていく。「香っ、俺、イク……出る、出るよっ」
たとえコンドーム越しでも中に放たれたのは、ただの分泌液ではなく、紛れもない二人の愛だと香と芳人は思った。
END
⇒【NEXT】「ほ、本当に使うの……? 私こんなの初めてだよ。ちょっと怖いかも」(Lovecure 3話)
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あらすじ
都心から少し離れた郊外にある「Lovecure」。
ホテルの特徴は、提携するラブグッズメーカーのグッズを自由に使えること。
今日のカップルはホテルでラブデンマを手にして…