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官能小説 夜明け前〜出逢い〜 1話


キッチンでエッチ

「お疲れさま」
ひとり暮らしのアパートのキッチン。
5歳年上の恋人、真田雄一が入ってきた玄関を振り返る。

私は、藤村葵、24歳。
小学生の頃から料理が趣味で、卒業文集に書いたとおり、栄養士になった。

今日の夕食は、雄一の大好物。
付き合って1ヶ月だけど、おうちデートが多いせいか、好みはかなり頭に入っている。

「お、ロールキャベツだ!」

彼の手が、腰に巻きつく。
そしてそのまま、料理をしているあいだ、くっついたり離れたりを繰り返すのが彼の習慣だ。
私は、首だけ振り向かせて、軽くキスをした。

料理をしながら…

「今日は、仕事どうだった?」

しばらく自分の仕事の話をした後、彼にそう訊ねた瞬間、グッとお腹に力が入って、そのまま硬直した。
わき腹の辺りに響く、小さな振動。その上には、雄一の右手がある。
「ちょ…ちょっと、何?」

私は、手にしていた菜箸を置いて、彼を振り返る。

「いいから。そのまま作ってよ」

そう言いながら彼は、右手を徐々に上に移動させる。
そっと覗き込むと、彼の手の中には、小さなローターが収まっている。

無理無理、と言う私の耳をぺロリとひと舐めして、「ダメ。続けて」と、舌と息を耳の奥に注ぎ込んだ。

彼の手がそっと胸のふくらみに触れ、そのあいだを、ローターの響きが通り過ぎてゆく。

「ん…ぁぁ」

息をついたつもりが、思いがけず、声が混じった。
ブラの下で、胸の先が硬くなるのが分かる。

「ね、気持ちいいだろ?」

彼は、舌とローターで私の耳たぶを挟んだ。

もどかしいまま…

うなじ、首、背骨を通って、彼の右手が腰を通り抜ける。その振動に、中心のつぼみがビクリと反応する。
「ねぇ…」

私は、こらえきれず、調理台を背にした。
雄一の腰に両腕を巻きつけて、首筋に口づける。
「ダメだ。今日はここまで」

彼はのスイッチを切った。

「えー、ずるい!」と言う私をよそに、夕飯を食べてしばらく雑談をすると、明日は会議で早いからと、彼は本当に帰って行った。

帰り際、濃く深く、激しいキスを残して。

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はづき
はづき
肌の細胞すべてに、体の動きすべてに、心が宿る。 心が…
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