付き合いや結婚が長くなると、どうしてもつき当たるのがマンネリという壁。

特にセックスは、いつもの前戯からの挿入という流れが当たり前になってしまい、積極的な変化が必要になりがちです。

とはいえ、突然必要以上にエッチなことを試したり、アブノーマルなプレイを取り入れたりするのも難しいもの。

パートナーによっては驚いてしまうこともあるので、できれば身近で、より二人の愛情が心身ともに高まるような方法で刺激をプラスしたいですよね。

そんなときにおすすめなのが「マッサージ」から行うセックスです。

お互いの体に触れて、体温を感じながら癒しの要素も取り入れられるので、リラックスしながら穏やかに気持ちを高めていけます。

通常の前戯は性感帯をダイレクトに刺激する傾向にありますが、マッサージは体をほぐすことで力が抜けて、その上で気持ちいい部分や感じるところを見つけることができるため、意外な性感ポイントを発見して刺激することができます。

さらに、いわゆる「性感マッサージ」の要素も取り入れることできるので、感じるツボをしっかり刺激して、エッチのスイッチをオンにすることにも有効。

いつもと違う方向からラブタイムを盛り上げることができるのです。

早速マッサージを実践してみましょう。

事前の準備として、できるだけリラックスできる環境を整えておきます。
血行をよくしておくとよりマッサージの効果がアップするので、お風呂で体を温めておくとよいでしょう。

また、マッサージに使用するオイルやローションも事前に湯煎して温めると、ヒヤッとせず違和感なく使えるのでおすすめ。
温めるのが難しいときは、肌に触れると温かく感じるローションを使うと便利です。

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そしてムードも重要。
整体のような単なるマッサージもコミュニケーションとしてはよいですが、前戯的な役割のマッサージにはエッチな雰囲気が不可欠。

照明を暗めにするなどの視覚的なイメージや、アロマや香水の力を借りて、気持ちを盛り上げましょう。
香り付きのローションを使用すると、香りとマッサージの感触を楽しむことができ、一石二鳥です。

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では、実際にマッサージのやり方を見ていきましょう。

首筋から鎖骨、胸板を順に撫でていく

手にローションをなじませ、男性の首筋から鎖骨、胸板へと優しくなでおろしていきます。
強く押すのではなく、指先が触れる程度の力加減で、そっとなでるのがコツです。

横になって上から触れてもいいですし、後ろからバックハグをするようになでるのもおすすめ。背中にバストが当たり、男性がドキッとするはずです。

腰骨から背骨に沿ってマッサージ

男性をうつぶせに寝かせ、腰骨のあたりから背骨に沿ってゆっくりなで上げていきます。
肩甲骨に到達したら、くるくると円を描くように左右それぞれで手を動かします。
そして親指を背骨に、それ以外の指4本を脇腹に沿うように、そっと腰の方へ下ろし、また肩甲骨の方へなで上げる動きを繰り返します。

手と一緒に指先も細かく動かし、感じる場所を探してみましょう。

女性が身体を密着させるように腕全体で背中を泳ぐマッサージ

うつぶせになっている男性の上に女性が体を重ね、肌を密着させます。
そのまま男性の背中の上で泳ぐように体をすべらせて動かし、マッサージしましょう。

滑りが悪いときはローションをプラスして、より滑らかな動きをサポートします。お互いの体の感触を楽しみましょう。

太ももから足の付け根までを優しくマッサージ

男性の太ももから足の付け根までをさすります。
そのまま内側の鼠径部（そけいぶ）まで指を差し入れて触れると、デリケートゾーンへの侵入を察知し、男性は一気にセクシャルな気分に。

男性の反応を見ながら焦らしたり、デリケートゾーンに近づいたら指先をフェザータッチにしたりなど、じわじわ刺激すると盛り上がります。

髪や背中をなでてリラックス

マッサージを始める前に、気持ちをほぐします。
ハグをして髪をなでたり背中をなでたりと優しいスキンシップをしましょう。

肩や首をマッサージ

ローションを手に取り、後ろからそっと首から肩へとなでていきます。
ソフトタッチでなでていき、肩甲骨は円を描くようにさすりましょう。

ときどき指先でワキの下あたりに触れてみると、バストを愛撫されるようでされない、という焦らしもできて、ドキドキを誘います。

男性の膝の上に女性の足をのせてマッサージ

足のマッサージは、男性が足をのばして座り、、男性の膝の上に女性の足をのせておこないます。
足全体を両手で包むようにローションをのばし、優しくさすりましょう。

敏感な内ももやひざ裏はセクシャルな気持ちを高めます。全体をなでながら親指を内ももに這わせたり、ときどきフェザータッチでひざ裏をトントンしたりすると、新しい快感が目覚めるかもしれません。

コリをほぐすように力を込めてしまうと、思っている以上に痛みを感じることがあります。
最初からソフトタッチでおこない、ときどき「痛くない？」と確認しながら力加減に気をつけて、マッサージを進めていきましょう。

通常のリラクゼーションマッサージではよく見る、ツボの刺激。
体へのさまざまなアプローチができるとされていますが、実は性感を高めるツボというものも存在するそう。

ツボを刺激してリンパの流れや血流をアップさせ、リラックスすることで性感を高めるのです。

より気持ちよくなれそうな性感のツボを知って、セックス中のマッサージで刺激をしてみましょう。

「前戯」と聞くとどうしても激しく刺激したくなりがちですが、マッサージというスローなセックスでも十分お互い感じ合えます。

それはひとえに、すでに激しいセックスの楽しみを分かち合い、お互いが信頼し合えているからこそ、じっくり感じ合えるということ。
「マンネリ」という言葉にするとネガティブですが、言い換えれば「ワンランクアップのチャンス」というポジティブな考え方にもなるのです。

「彼をエッチに誘いにくい」という方も、マッサージからセックスに移るやり方を参考に、上手にラブタイムへと導けそうですよね。

いつもよりもっと気持ちよく、新しい発見ができるマッサージからのセックス。ぜひお試しください！

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