「イク」の感じ方にも種類がある？

「オーガズム」「アクメ」「エクスタシー」などいろいろな表し方がある、いわゆる「イク」という現象。一言で「イク」と言っても、実はさまざまな種類があります。

代表的なのが「外イキ」と「中イキ」。
どちらもオーガズムに達する現象ですが、イクまでに刺激する場所に違いがあります。

「外イキ」はクリトリスへの刺激によるオーガズム、「中イキ」は膣内にあるGスポットにより絶頂に達します。

他にも、クリトリスとGスポット両方でイク「両イキ」、子宮口あたりにあるポルチオによる刺激でイク「奥イキ」などがあります。

ラブコスメで「イク感覚を知っていますか？」というアンケート実施したところ「知っている」と答えたのは過半数を超える51.6％でした。

この回答結果を元に、それぞれのイク感覚を種類別に解説していきます。

外イキで共通するのは、鋭い快感や体が熱くなるような感覚。
じりじりと上り詰め、一気に電気が走るような気持ちよさが特徴です。
瞬間的に気持ちよくなれるので、イッた瞬間、頭が真っ白になる感覚を得る女性もいます。

クリトリスは男性器の亀頭に当たる部分で、快感神経が集まっている場所なので、とても敏感。
イキやすさはもちろん、ピンポイントで強烈な快感を得られます。

一方、中イキの感覚を見てみると以下のような感覚があるようです。

中イキは外イキよりも深く波が緩やかな印象。中を刺激されることもあり、内側から湧き上がるような快感が特徴です。

クリトリスはイった後すぐに触れるとくすぐったいという感覚があり、しばらく触れられるのに逃げ腰になりやすいのですが、Gスポットでイクと達した後もじんわりと気持ちよさが広がり、何度もじわじわ快感を得られます。

奥イキ（ポルチオイキ）

中イキとの違いは、奥イキは膣の奥にあるポルチオ性感帯を刺激することで得られるオーガズムである点です。
ポルチオは刺激を感じにくい性感帯なので、時間をかけて十分に開発をする必要があり、中イキよりもさらに難易度が高いオーガズムと言われています。

奥イキの場合は全身に響き渡るような快感が得られ、長いと数分間にわたりオーガズムが続き連続してオーガズムを得ることも可能です。

乳首イキ

乳首イキとは名前のとおり、乳首の刺激によって得られるオーガズムのことです。
乳首を触られると気持ちいのはご存じかと思いますが、丁寧に開発すれば乳首でイクことができるようになります。

しかも慣れると乳首を愛撫されるだけで、膣まで痙攣するようになる方もいます。
乳首イキの場合は、上半身の快感が下半身にも響くよう快感が得られます。
程度は人それぞれ異なりますが、中には潮吹きしてしまう人やエビぞりしてしまう人もいるようで、1回のエッチ中に複数回イクこともできるといいます。

アナルイキ

アナルイキは、お尻の中や穴を刺激することで得られるオーガズムです。
一般的にアナルプレイ（アナル開発）はアブノーマルなプレイに含まれますので、上級者向けだといえます。
しかし、アナルイキができるようになると、腰がガクガクと震えてから全身に響くような快感が得られるようです。

両イキ

両イキは、Gスポットへの刺激で得られる中イキと、クリトリスへの刺激で得られる外イキが同時に押し寄せてくるオーガズムです。
両イキを体験するには、まずは中イキと外イキそれぞれの感覚を掴むことが重要です。
両方できるようになったら、ステップアップとして挑戦してみるといいでしょう。

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ラブコスメで女性を対象に『中イキを経験したことはありますか？』とアンケートを実施したところ、「経験したことがある」と答えた割合は約40.8%と過半数を下回る結果となりました。

外イキと中イキ、イキ方の違いで難易度も異なるのでしょうか。
それぞれの方法を比べながら難しさについても考えてみましょう。

クリトリスでイク「外イキ」は、初心者向けと言われています。

クリトリスは陰核とも言い、尿道口の上でぷっくりしている部分。
感覚神経が集まっていて大変敏感なので、思いきりこすったり強く押したりするのは厳禁。
やさしくなでるように刺激をしましょう。

クリトリスを刺激する基本的な動き方は「円を描くように動かす」こと。
最初はクリトリスの皮の上から、慣れてきたら皮をむいて直接やさしく触れていきます。

バリエーションとして、挟む、押す、こする、引っ張るなどの動きもさまざまな感覚を呼び起こしますので、自分に合った刺激を与えてみましょう。

外イキが「イキやすい」といわれる理由として、クリトリスは外側にあるので視覚で確認しやすく、指でも触れやすい点にあります。
指や舌、ラブグッズなどでピンポイントに刺激をしやすいため、中イキに比べイキやすい傾向にあるのです。

では漫画でも紹介されている、中イキについてもやり方を確認してみましょう。

Gスポットを刺激するには、まずGスポットの場所を確認することが先決。
女性が仰向けになり、膣に指を入れます。
膣の入り口から3〜4cmくらいのお腹側の膣壁にあるザラザラした場所がGスポットです（位置は多少の個人差があります）。

Gスポットは場所がわかりにくいこともあり、すぐに感じられるようになる人は少なめ。ある程度の経験と開発が必要といわれています。
そのため外イキよりも難易度が高いとされていますが、場所を理解して何度も刺激を経験すれば、快感がわかるようになってきます。

また、中イキには、「奥イキ」とも呼ばれる、ポルチオでイク方法もあります。ポルチオは子宮口付近にあり、Gスポット以上に奥まっていることから場所を理解することが難しく、さらに「難易度が高い中イキ」とされています。

ポルチオもGスポットと同じく感じる位置に個人差があり、快感を得られるようになるためには経験や開発が必要です。
挿入でポルチオによる中イキをするためには、奥に届きやすい体位がおすすめ。

女性が上に乗る騎乗位や、正常位で女性の足を男性の肩にかける屈曲位などはポルチオを刺激しやすいでしょう。

漫画で紹介した二人と同様に、中イキをするには、Gスポットで快感を得られるよう開発をすることと、気持ちよくなるための経験が必要。
期間には個人差がありますが、やはり時間がかかることもあります。

「なんで私は中でイケないんだろう…」「こんなに彼が頑張ってくれているのにイケないなんて申し訳ない…」と思い悩んでしまうこともあるかもしれませんが、焦る気持ちやプレッシャーはオーガズムの大敵。
お互いにリラックスして、シンプルに快感に身をゆだねてみましょう。
せっかくのラブタイムですから、2人が気持ちよくなることを意識することが大切です。

中イキするためにひとりエッチで練習してみよう

Gスポットの開発は、彼とのセックスでの経験だけでなく、ひとりエッチで感度を磨くことができます。

ラブコスメのアンケートでも「ひとりエッチで感度はアップすると思う」と答えた女性は76％。さらにこんな意見が見られました。

「ひとりエッチのときはなるべく内側に意識を向けます。ここが気持ちいいとか、好きな深さとかを研究する」

「気持ちよくなる方法をいろいろと試して、エッチのとき彼にそこを刺激してもらいます」

「ひとりエッチしてから、潮吹きとか中イキできるようになった」

オナニーで自分の体を知ることでGスポットやポルチオの場所を見つけられ、セックスのときに彼に感じるところを伝えたり、自分で動いて感じる場所を刺激したりして、中イキのスイッチをオンにすることができるのです。

指で刺激する場合には、まずは膣内が濡れた状態で中指や人差し指を第一関節から入れ、ゆっくりと奥へ挿入して行います。
第二関節まで挿入出来たら指の腹部分を擦り付けるように左右に動かしたり押して刺激しましょう。

ひとりエッチでGスポットを指で刺激するのが難しい場合は、ラブグッズがおすすめ。
中イキの感度磨きには、Gスポットを刺激しやすいラブグッズを使うとより感覚をつかみやすくなります。

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イク感覚がわからないならまずは外イキから

「中イキどころか外イキもまだ経験したことない」「そもそもイク感覚がわからない」という方も、ラブグッズでの感度磨きが近道。
外イキを経験すると中イキの感覚もつかみやすくなるので、まずは外イキの感覚をレッスンしてみましょう。

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オーガズムだけがセックスではないですが、やはり感度が上がれば彼とのエッチも盛り上がります。

性感帯が多ければそれだけ幅広く、深いセックスが楽しめるということ。
彼とのラブタイムとひとりエッチで開拓し、中イキ達成を目指してみましょう。

今まで知らなかった「気持ちいい」を見つけられたら、彼との愛ももっと深まるはずです。