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官能小説 パラレル・ラブ ストーリーA 〜直紀編〜 シーズン1


「ぶっきらぼう」●西原ななみ

手をつなぐ男女
 

婚活パーティ会場のバーで、絨毯にヒールを取られて転んでしまった私。手にしていたグラスの中身もひっくり返してしまった。 恥ずかしい。初めての婚活パーティで、まさかこんなことになるなんて。こんなことじゃ素敵な出会いなんて、とても望めないんじゃ……。

ともあれ、いつまでも座りこんでいるわけにはいかない。早く立ち上がらないと……。

「痛……っ」

腿に力を入れて途中まで体を起こしたものの、またすぐにうずくまってしまう。膝を打ちつけた上に、足首もひねってしまったらしい。
――もう、泣きたい。
そのときだった。

「大丈夫?」

男性の声が、頭上から降ってきた。顔を上げると、大きな手が差し伸べられていた。

「手を取って」

ぶっきらぼうとも取れる口調。私はおずおずとその手を握った。 次の瞬間、体がふわりと浮く。男性に手を引かれて、私は立ち上がっていた。

「い、いたたた……」

でも、足首の痛みはそのままだ。私はまた倒れそうになった。 彼の行動は早かった。私の体を軽々と抱える。そのまま、近くの椅子に座らせてくれた。あっという間のできごとだった。

「足、ひねったんだろ。ここでしばらく動かないほうがいい」

「あ……はい……」

私は、足の痛みも忘れていた。生まれて初めて男の人に抱きかかえられたことに、ただただ呆然としていた。 ぽかんとしている私とは裏腹に、彼はきびきびと動く。近くにいたスタッフを捕まえると、私を指して指示した。

「すいません、彼女、足ひねったみたいなんで、氷をビニール袋に入れて持ってきてもらえませんか?」

かしこまりましたとスタッフは返事をして、厨房に入っていった。

「じゃあ、俺はもう行くから」

スタッフの後ろ姿を見送ると、彼はその場を立ち去ろうとした。

「えっ?」

突き放されたような気がして、一瞬、不安になった。

「俺がいつまでも隣にいても、こういうところでは邪魔なだけだろう」

「そんな、邪魔だなんて」

勝手だけど、私は彼がずっとそばにいてくれるような気になっていた。 でも確かに、必要以上に特定の異性と一緒にいるのは、こういう場所ではマイナスだろう。私が彼を邪魔だとは思わなくても、彼にとって私は邪魔になるに違いない。

「もし痛みがひどくなるようだったら、スタッフにいえば何とかしてくれると思う」

「はい……ありがとうございます」

私がうなずくと、彼は去っていった。 このときになって初めて私は彼をちゃんと見た。少し離れたことで、余裕ができたのだと思う。 彼は背が高くて、何よりも筋肉質だった。トレーニングが趣味なのか、それとも何か体を使う仕事でもしているんだろうか。 あの体つきなら、私を抱えるぐらい簡単なことだっただろう。

胸についている名札を見ると、「加藤直紀」という名前だった。 加藤さんはしばらく人混みの中にいた。だが、さっきあれほど目立つ行為をしたせい で、大勢の人の視線が遠慮なく向けられていた。 今、私に注がれているのと同じ視線だ。
(うー、居心地が悪い……)
ふと前を見ると、加藤さんがこちらに戻ってこようとしていた。

「私を抱えて」●西原ななみ

「足、どう?」

加藤さんは立ったまま、私を見おろす形で尋ねる。

「えっと、まだちょっと、痛いです」

厨房に消えていったスタッフは何をしているのか、なかなか戻ってこない。私は放っておかれていた。

「立って歩くの、無理そうかな」

「うーん、難しそうです」

加藤さんの質問が何を意図しているのかわからないけれど、私は正直に答えた。というか、正直に答えるしか選択肢がない。
気がつくと、一人でいたときよりもさらに向けられる視線の数が増えていた。
加藤さんもそれはわかっているようだ。彼は小さく溜息をついた。

「今日はたぶん、こういうの無理だと思う」

「こういうのって?」

「その……婚活パーティとか」

それは私も薄々感じていたことだ。ここまで好奇の目に晒されてしまって、まともにおしゃべりとか、できそうにない。

「だから俺はもう出ようと思うんだけど、あんたはどうする?」

「どうするって……」

「残りたければ残ればいい。出たいと思うのなら、足の具合次第じゃ放っておけないと思ってさ」

「いい人……なんですね」

思わず正直な感想が口をついた。

「抱えて椅子まで運んだ時点で十分いい人だろう」

加藤さんは口を尖らせる。今まで表情らしいものを浮かべなかった彼が、初めてあらわにした感情だった。

「もちろんそう思ってますけど……じゃあ、すごくいい人なんですね」

私の答えは彼にとって不意打ちだったみたいだ。加藤さんは頬を赤くすると、口の中で何やらもごもご言った。

「……まぁ、助けたのを中途半端にそのままにもしておけない、というか。ここはスタッフの対応もあまりよくないみたいだし……」

少しだけ、距離が近づいた気がした。

「あの、私も出たいです」

居心地が悪かったし、この人ともう少し喋ってみたい。

「でも、足がまだ痛いから、氷が来るまで待って……」

私の体は、そこまで言ったときにはもう浮き上がっていた。また加藤さんに抱え上げられたのだ。

「もうパーティが始まってしまうから……出るなら早くしたほうがいい」

もとの通りのぶっきらぼうな口調に戻った加藤さんは、私を抱えたまま悠々と歩きだした。 周りの人たちの視線が、これまでにないほど強く突き刺さる。

(ひ、ひぇぇぇっ)

私は心の中で悲鳴をあげた。こ、この人は何なのっ!?

「全然なかった」●加藤直紀

いつまでフラフラしているんだ!と両親に小言をいわれて参加した婚活パーティ。
でも、俺には結婚する気は全然なかった。 こんな気持ちで参加するなんて、他の参加者にもスタッフにも失礼な話だろう。だから何とか理由をつくって、抜け出そうと思っていた。

パーティを抜け出すにはどんな理由が必要だろう……そんなことを考えながら会場に入ったときに、目の前で女性がすっころんだ。 最初は放っておこうと思った。スタッフがすぐに飛んできて助けるだろう。
だが、なかなかやって来ない。周囲の人たちも好奇の目で眺めるばかりで、誰も助けようとはしなかった。

(何やってるんだよ)

俺はいらついた。女性がひとりで倒れて困ってるんだぞ。 誰も助けないなら、俺が助ける。俺は彼女に近づき、手を伸ばした。 抱え上げた彼女は足をひねっていた。助けてすぐにスタッフを呼んだが、ここでもスタッフはまったく仕事をしなかった。 それでも、俺にできることはもうない。俺は彼女から離れた。しかし、彼女を助けたために、好奇の目の半分は俺に注がれることになった。 とはいえ、これは抜け出すためのいいきっかけになった。
「とても婚活なんて雰囲気じゃなくなった」
これは立派な理由になるだろう。

最初は一人で出て行こうと思ったが、どうしても彼女が気になった。女性として、とかじゃない。助けたのに中途半端に放っておくのに、罪悪感を覚えたのだ。 一応話しかけてみると、「すごくいい人」なんて言われて思わず照、それはともかく彼女も出たいとのことだった。 でも足はまだ動かなかったようだから、仕方なく抱え上げた。

もちろん、普通はこんなことをしないというのはわかっている。 でもこの場合、こうでもしなければ彼女は動けなかったし、俺にはそうできるだけの腕力があった。 俺の仕事は引っ越し屋だ。実際に現場に出て働いている。この腕力はトレーニングをするまでもなく、働いているうちに自然についた。

俺が結婚に興味がないのは、今のこの仕事が楽しいからだ。 34歳という年齢であまり悠長なことを言っていられないのはわかっているが、少なくとも今は恋愛にそれほど情熱を注げるとは思えない。
以前は本社勤務で肉体労働とは縁がなかったが、そこで耳にするお客さんの感謝の声やクレーム、会社への希望などに日々触れるうちに、どうしても現場に行きたくなった。 この人たちの生の声を聞けたら、どんなにやりがいがあるだろう、と。そこで無理をいって異動させてもらったのだ。

現場の仕事は今年で2年目になるが、予想していた以上に充実している。引っ越しとはその人にとっての人生の転機だ。そこで目に見える形で自分の力を活かせることが、すごく、楽しい。
あぁ、それにしても、抱えて出てきてしまったこの女性――「西原ななみ」という名札をつけているけど――をどうしようか。
とりあえずどこか安全なところに連れていってから……早く帰りたい。

「何かお礼を」●西原ななみ

加藤さんは私を近くの病院に連れていってくれた。 受付を済ませて待合室で座ろうとすると、彼は帰ろうとした。

「あの……ありがとうございます」

私は座ったまま頭を下げる。ひとりで置いていかれることは少しだけ心細かったけど、ここまでしてもらってさらに無理をいうわけにはいかない。

「別にあんたに良く思われたくてこういうことをしたんじゃない。気にしないでくれ」

くるりと踵を返して、入口に向かおうとする。

「あ、ちょっ……待って下さい」

その背中を呼び止めた。

「こんなにしてもらったんだから、何かお礼をしたいです。今日はさすがに無理だけど、今度改めて必ず……連絡先を教えてもらえませんか」

「いいよ、そんなの」

「でも、私のせいでパーティを抜け出すことになったんだし……」

私は食い下がった。婚活パーティの男性の参加費は、女性よりずっと高い。 みんな当然、「出会い」というチャンスを求めて来ているはずだ。私は加藤さんのチャンスを奪ってしまった。 このまま「ありがとうございました」で帰らせるのは、社会人としてあんまりだ。

「……じゃあ、あんたの気がそれで収まるなら」

加藤さんはポケットからスマホを出す。私も慌ててバッグの中を探った。 メールアドレスをお互い伝え、メールを1通ずつ送り合った。

「お大事に」

加藤さんはあっさり帰っていった。
診察してもらうと、捻挫はそうひどくはなかったものの、念のため数日間は松葉杖を使って下さいといわれた。 松葉杖にヒールはさすがに歩きづらいし、危険でもあるので、病院でもう使わないスリッパをもらった。 それでも人生初の松葉杖はなかなかキツかった。まさか婚活パーティに行って、松葉杖を突いて帰ってくることになろうとは……。両親はどんな顔をするだろうか。

電車は無理そうだったので、タクシーに乗った。お財布に優しい選択ではなかったけれど、仕方がない。 家に着くころには、あたりはもう暗くなっていた。
(私の今日一日ってなんだったんだろう……)
タクシーから降りる体を重く感じたのは、捻挫のせいだけではなかった。

そのとき、急にめまいに襲われた。家がすぐそこに見えているのだからせめて着いてから倒れたい……と思ったが、完全に平衡感覚がおかしくなってしまい、立っているのも難しくなった。

だが……
(あれっ? おかしいな)
すぐにもとに戻る。
(何だったんだろう、今の)
疲れやストレスだろうか。

「西原……ななみさん?」

突然背後から名前を呼ばれた。子供の声だ。
振り向くと、10歳ぐらいの見覚えのない男の子が立っていた。誰だろう。なぜ私の名前を知っているんだろう。

「突然話しかけてしまって申し訳ありません。でも、どうしても伝えなければいけないことがあって」

子供じみたところのない、丁寧でしっかりした言葉遣い。まだ幼いからといって邪険にしてはいけない雰囲気が滲み出ている。

「信じられないかもしれませんが、じつは……」

そう語り出した彼の話は、本当に信じられなかった。

「世界がふたつに」●西原ななみ

少年は、自分はカミサマだと名乗った。噴き出しそうになったけれど、あまりにも真面目なので、笑うに笑えなかった。
カミサマは言った。この世の誰も気がつかないうちに、世界がふたつに分かれてしまったのだと。

「そのきっかけをつくったのはあなたが。あなたがさっき転んだ拍子にももうひとつの世界、つまりパラレル・ワールドができてしまった」

そして、新しくできた世界にはもうひとりの私が同じように暮らしているのだという。もう一人の私にも、先ほど同じことを伝えたそうだ。

「信じるか信じないかは最終的にはキミの自由だよ。でもとにかく、キミのせいで世界がふたつに分かれてしまったのは事実だからね。一応、伝えておこうと思って」

「は、はぁ……」

こういうことをすぐに信じられるほうがどうかしている。正直なところ、「最近の子供はおかしなホラを吹くものだなぁ」としか思えなかった。
だが、次の一言は妙に気になった。

「ふたつに分かれてしまったせいで、今、世界は両方ともとても不安定なんだ。どちらかの世界が突然消えてしまってもおかしくない」

「消えるって? みんな死ぬってこと?」

信じてはいないのに、なぜかぞっとした。

「死ぬのではなく消滅するのだけど、まぁ、同じことだと考えてもらっていいよ」

「……それって、私が転んだせいなの?」

「そういうわけじゃない。もともと世界なんて、何がきっかけでいくつに分かれるかわからないものなんだ。だから罪悪感とか、べつに持たなくて大丈夫だよ」

突然消えても悔いのないように生きてね、男の子はそう言い残すと去っていこうとした。

「ちょっと待って!」

私は呼び止める。

「そんなの、信じられるわけ……ないじゃない」

なぜか私の声は震えていた。彼があまりにも子供じみてなくて、本当にカミサマっぽく見えたせいもある。

彼は小さく溜息をついた。

「なら、特別に教えてあげるよ。もうひとつの世界の、もうひとりのキミと会う方法。鏡を使うんだけどね……」

カミサマはその方法を私に説明して、それから煙が消えるようにいなくなった。

真夜中、その方法を試した私は――確かにもうひとりの私と会えたのだった。

手鏡の中で、私はもうひとりの私と向かい合う。

「信じられない……」

「信じられない……ね……」

鏡の向こうの私は、私とは違う動きをして、違うことを言う。明らかに私じゃ、ない。

「でもこうなったら……信じるしかないのかもしれない」

また話をしようと約束して、私たちは鏡をしまった。 世界はワケのわからないことになったけれど、私の生活はそのままだった。というか、あまりにも理解を越えすぎていて、普段通り生活するしかなかった。
私はさっそく、加藤さんにお礼をしたいと連絡した。だが、加藤さんはやっぱり、そんなことは必要ないと返事をくれた。
もしかして、怒っているのもしれない。メールアドレスを教えてくれたのも、私にあれ以上引きとめられずにスムーズに帰るためだったのかも。

彼は終始ぶっきらぼうだったし、もともと私なんてタイプじゃなかったんだろう。
それに何よりも、私のせいでパーティに参加できなくなった。
(あまりしつこくして、かえって不愉快にさせてもいけないよね)

私は最後にお礼のメールを送って、それきりにすることにした。
それでも、私の婚活が終わったわけじゃない。むしろ始まったばかりだ。
脚が治ると、私は再度婚活パーティに参加した。
でも……こういうことって、あるんだな……。

「……この間は、どうも」

私と加藤さんは、そこで再び会ってしまった。

【次回】パラレル・ラブ ストーリーA 〜直紀編〜 シーズン2

この小説を読んだ方にオススメ!

あらすじ

30歳、恋愛経験1度のOL、主人公のななみは、
妹の結婚を機に自分も結婚を…!と婚活パーティーに繰り出しました。

しかし慣れないヒールを履いていたことで派手に転んでしまい…

そのとき世界が2つに…!

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