素股の大きな特徴は挿入がないことです。
お尻や太もも、性器周辺を使って男性のペニスを刺激していきましょう。

ではここからは、具体的にどのような手順で素股を行うか解説していきます。

１．コンドーム・ローションは必須

素股は性器には擦りつけませんが、生で行う場合には挿入と同様に性病や妊娠の可能性が高まります。
必ずコンドームをつけて行いましょう。

生で行う場合には性病や妊娠の可能性が高くなるので注意が必要です。
「素股と似ていて挿入しないからコンドームを付けない」ということがないようにしましょう。

また、素股で気持ちよくなるにはローションが必須アイテム。
そのまま男性器を挟んだり刺激を与えると痛みを感じてしまうので、ローションのぬるぬるとした感触で刺激をしていきましょう。

２．彼の身体を愛撫しペニスを勃起させる

準備ができたら前戯から始めていきましょう。
キスやハグ、手コキやフェラなど時間をかけて彼の身体を愛撫します。全身を舐めるのもおすすめです。

素股をする時にはペニスが勃起していないと難しいので、まずは彼が勃起するように愛撫していきましょう。

３．騎乗位の姿勢で男性にまたがる

素股を初めてやる方におすすめなのが騎乗位素股。
女性が動きをコントロールできるので、誤って挿入する可能性を防ぎやすい姿勢です。

ローションを男性のペニスや肛門に塗り、男性の上にまたがります。
またがるときに、自分の足の間からペニスをつかみ、お尻の割れ目や背中に向けて擦りつけるようにして腰を落としましょう。

ペニスをお尻の間に挟むようにします。

この時、まるで膣内に入れているかのような見え方を意識すると男性を視覚的にも興奮させることができます。

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４．手を使いながら腰を動かす

お尻に挟んでいるペニスが離れると手コキの状態になるため、お尻・手・ペニスを密着させることを心がけて行います。

５．腰を左右に動かしたり、緩急をつけてアレンジする

一定の動きだけでなく、腰を左右に動かしたり、人差し指と中指でペニスを挟むことで刺激を加えていきましょう。

緩急をつけるだけでも気持ち良さが変わってくるので試してみてください。

６．射精が近づいてきたら激しく動かす

射精が近づいてきた様子になったらより動きを激しくしましょう。
この時、コンドームを付けている場合にはゴムが外れないように注意してください。

さらに、「これが気持ちいい？」「どこが良いの？どうされたい？」など言葉責めや自分が感じている様子も伝えることで、挿入と同じように興奮度を高めることができます。

ここまで素股の基本的なやり方について紹介してきました。
中には挿入よりも気持ちいいと感じる人もいる素股ですが、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
素股には下記のようなメリットがあります。

女性の場合、素股で気持ちよくなるのはクリトリスを刺激する場合で、ここまで紹介した騎乗位素股では男性の方が快感を得られるといえるでしょう。
彼に刺激をしてもらいながら素股をしてみるのも良いかもしれません。

さらに生理など挿入できない理由があるときにもラブタイムを楽しめるのもメリットです。

また、膣内に挿入しないため膣内射精をしません。
もちろん膣外射精でもゼロではありませんが、妊娠の可能性を軽減できるといえるでしょう。
素股のデメリットは下記になります。

素股は「挿入しているかのように見せるプレイ」でもあり、テクニックの有無や体位によっても気持ちよさが変わってきます。

はじめのうちは、お互いに気持ちいいと感じられるやり方を見つけていくのが良いかもしれません。

また、ローションが少ないことで痛みを感じるケースもあるので、素股をする際にはローションをたっぷり使って行いましょう。

さらに、「素股＝妊娠しない」「素股＝性感染症のリスクがゼロ」と考えている方がいるかもしれませんが、性器周辺を使って刺激する行為なので、生で行ったり誤ったやり方をしたりすると妊娠の可能性や性感染症にかかるリスクもあります。

素股での妊娠や性感染症の可能性は？

素股の場合、挿入を伴う膣性交は行いません。
ですが、精液や精子を含むカウパー腺液が膣内に入れば妊娠の可能性がありますし、性器同士が触れ合った場合には性病リスクにもつながるため、コンドームを必ず付けることが重要です。
これらのリスクについても正しく理解しましょう。

素股でも妊娠する理由とは？

そもそも妊娠はタイミングよく卵子と精子が出会い、受精卵が子宮内に着床することで成立します。
そのため、素股のような挿入を伴わないプレイであれば、理論上は精子が膣内に入り込む可能性はなく、卵子と精子が出会うこともないので妊娠のリスクはないといえます。

しかし、実際には精子を含んだカウパー腺液（我慢汁）が膣周辺に付いたり、誤って射精した精液が膣周辺に付着したりすることはあります。
それが原因で膣内に精子が入り込み、妊娠につながる可能性があるのです。これが一般的に「素股でも妊娠する」と言われる理由です。

特に妊娠のリスクが高い素股プレイには「性器同士を直接擦り付けて行う」「射精後の精液処理がいいかげん」「精液・カウパー腺液が付いた手で膣に触れる」などがあります。
このように、素股でも膣に精子が入り込むような行為をすると、妊娠のリスクが高まるので注意しましょう。

素股でも性感染症のかかる理由とは？

性感染症（性病・STD）とは、性行為に伴い感染する病気の総称です。
主なものには、クラミジア、淋病、梅毒、尖圭コンジローマ、HIV感染症などがあります。
性感染症は性行為に伴い感染すると説明しましたが、実際は病原菌を含む体液（精液・愛液）が粘膜に触れると感染します。

素股で性感染症に感染する理由は妊娠の場合とほぼ同じで、カウパー腺液や精液が膣周辺に付着してしまうからです。
ただし、妊娠の時とは異なり、膣内に男性の体液が入らなくても、膣口の粘膜、大陰唇・小陰唇などに触れるだけでも感染のリスクがあると言います。

なお、性感染症は「男女いずれかが性感染症にかかっている」「疲れやストレスなどで病原菌への抵抗力が弱っている」などの悪条件がそろった場合にかかりやすいです。
また、もし少しでも不安があれば性感染症に対応している婦人科などを受診し、検査を受けるようにしましょう。

妊娠や性感染症の予防にはコンドームが重要！

避妊方法と性感染症予防にはそれぞれいくつかのやり方があります。
例えば、避妊であれば女性側だけでできる「ピルの服用」が有名です。
しかし、ピルでは性感染症を防ぐことができないため、妊娠と性感染症の両方を予防するにはコンドームの装着が必要となっています。

男性の中には「ただでさえ感じにくい素股なのに、コンドームを装着すると感度が悪くなるから生でしたい」という人もいます。
しかし、前述のように妊娠や性感染症の防止にはコンドームの使用が一番ですので、彼とどうするのかをよく話し合ってから素股プレイを行いましょう。

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ここからは、素股のバリエーションとコツを紹介します。
ポイントを意識するだけで感じる刺激も変わってくるのでぜひ参考にしてください。

正常位素股

正常位のような状態で、男性が女性にペニスを擦り付けて行う素股です。

女性のクリトリスあたりに擦るようにすると、女性側も気持ちよくなりやすいのですが、挿入のリスクがあるため注意が必要です。

立ち素股

立ちバックのような状態で行う素股です。
女性がお尻を突き出すと、膣内にペニスが入ってしまう可能性があるので、体は反らすようにしましょう。

女性が自分の性器をガードするようにしながら亀頭を手のひらで刺激する方法もおすすめです。

後背位素股

後背位（バック）のような状態で行う素股です。
立ち素股（立ちバック素股）と同じように、挿入を防ぐために女性はやや上半身を持ち上げるようにしましょう。
体勢はややキツいですが、男性器をしっかりと押さえるようにしてうっかり挿入を防ぎます。

寝バック素股

寝バックのような状態で行う素股です。
完全にうつ伏せになった体勢でもできますが、それだと少し男性が動きにくのが欠点です。
女性はお腹にクッションや枕などを挟んで、お尻の位置を少し高くしてあげましょう。
また、足首をクロスさせるようにすると、締め付け感が増すのでおすすめです。

座位素股

女性がリードして行える、対面座位のような状態の素股です。
彼が本当に挿入していると錯覚できるよう、下腹部をピッタリと彼にくっつけてあげるのがコツです。
最初はゆっくり動いても問題ないので、まずは腰の動かし方に慣れるようにしましょう。

パンツ素股

素股は何も履いていない状態で行いますが、「パンツ素股」「パンティ素股」と呼ばれる素股もあります。

下着越しで行うことで、下着の摩擦が刺激になったり、透けている女性器が視覚的な興奮を高めるということで人気のようです。

下着を履いていれば挿入もガードできるのもポイントです。

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素股のやり方やメリット・デメリット、コツなどを紹介しました。

挿入なしで男女ともに気持ちよくなれるのはもちろん、正しく行えば性病や妊娠の可能性も軽減できます。

コンドームやローションなどのアイテムを使って安全に素股を行うようにしましょう。

また、挿入前のペッティングとしてもおすすめのプレイです。
素股で彼を焦らしてみても良いかもしれませんね。