手コキとは、手で男性器を刺激し、射精を促す（イカせる）セックステクのこと。
ペニスを手で握り、上下にマッサージする動きが基本スタイルです。

手コキはシンプルな愛撫で、比較的フェラよりも疲れにくいので、初心者でもチャレンジしやすいテクニック。
また、キスや乳首攻めなど、他の愛撫と合わせて取り入れればより濃厚なセックスをすることができます。

はじめに、このあと紹介する手コキの仕方に出てくる男性器の部位についてイラストで確認をしましょう。

男性器の中では亀頭、裏筋、カリの部分が特に感じやすいといわれているので、手コキの際にぜひ意識してみてください。

では、手コキのやり方を細かく見ていきましょう。
ここでは、手コキの「にぎる」「はさむ」「おさえる」の3パターンのやり方をご紹介します。

にぎって上下に動かす

スタンダードなのはペニスをシンプルに握る方法。
勃起したペニスを握り、上下に動かします。握り方は、片手握り、逆手握り、両手握りの3種類。

指で挟んで上下に動かす

指をチョキのようにして、ペニスの先端を包むようにして、竿の部分を上から指で挟みます。
上下させながら指の力に緩急をつけると、締め上げるような感覚を与えることができ、男性を気持ちよくさせられます。

おさえながら愛撫

ペニスに手を添えるようにし、押さえつけながら撫でるように愛撫をします。
焦らされるような感覚で、男性は「もっとほしい」と思ってしまうはず。

焦らしのテクとして、騎乗位の挿入前のような体勢でペニスを恥骨に当てて撫で上げれば、入れそうで入れない感覚を味わわせることができますし、自分もペニスの根本でクリトリスを刺激することができます。

続いては、より細かな「手の動かし方」についてご紹介していきます。

では、手コキでの手の動かし方についてイラストで確認してみましょう。
単に上下に動かすだけでなく、変化や刺激を付けながら動かしていくと良いです。
手の動かし方のコツをつかむと、男性がより気持ちよく感じてくれるようになりますよ。

根元から先端へ上下する

ペニスの根本と先端の間を上下に動かして愛撫します。
指先を添えるように軽く握ったり、適度な圧迫を加えたりして、さまざまな力の入れ具合を試してみるといいでしょう。

また動かすスピードも、ゆっくりからスピーディーになど、緩急をつけるとより気持ちよさがアップします。

カリを重点的に、先端部分を小刻みで上下する

亀頭下くらいの位置からカリへ握り上げるように、小刻みに上下させるテクニック。
特に敏感な場所への高速な愛撫になるので、ローションを使用するとよりやりやすいです。

手のひらで挟み込んで摩擦する「乙女の祈り」

ペニスを両手のひらで合掌するように挟み、上下させて刺激します。
ピンポイントよりも全体的な刺激になりますが、男性は包み込まれるような感覚を楽しめます。

摩擦面積が広いので、このプレイもローションがある方が気持ちよくなりやすいでしょう。

ひねりを加えた「ローリング手コキ」

逆手握りでひねるように上下する動きを用いたテク。
強く握り過ぎると痛みが生じるので注意が必要ですが、カリに近づくごとに適度な圧迫を加えると、複雑で奥深い快感を与えることができます。

「鯉のぼり」「鯉の滝登り」

根本から先端まで絞るように手を動かします。
睾丸から先端に向けて精液を動かすように、根本からギュッと先端に向けて乳しぼりをするように手を動かします。

握る強さの調整が難しいので高度なテクニックですが、上手に絞れば実際に射精する男性もいます。
ペニスの中の精液が実際に動いていくようなイメージを持ちながら手を動かすのがコツです。

握って上下に動かす以外にも、男性器の敏感な部分を責めるなど、手コキには組み合わせて使いたいさまざまなテクニックがあります。
ここからは各テクニックの仕方を解説します。

亀頭を重点的に攻める

亀頭は女性のクリトリスと同じく、男性器で最も敏感な場所。
手のひらで包んでみたり、ローションでぬるぬるさせて撫でまわしたりと重点的に攻めることで、男性を気持ちよくさせることができます。

尿道への刺激

意外と尿道も敏感な場所。
強くこすったり押したりすると痛みが出やすいですが、指先でゆるゆると触れれば、じわじわとした気持ちよさが広がります。

玉袋をマッサージ

睾丸もやさしく触れれば快感を得ることができます。
片手でペニスをしごきながら、もう片方の手で玉袋をなでたり、指先で触れるか触れないかくらいの刺激を与えると、むずむずとした気持ちよさを楽しむことができます。

裏筋をじらしながら攻める

裏筋とは、ペニスの裏側にある亀頭と竿をつないでいる筋のこと。しごきながら裏筋を意識して手を動かすと、より男性の気持ちよさがアップします。亀頭やカリの部分も一緒になであげたり、親指で裏筋をゆっくりなぞったりなど、じらしながら攻めるとより効果的です。

ただ、裏筋は皮膚が薄くデリケートな部分なので、爪などが当たらないように注意しましょう。

蟻の門渡りやアナルへの刺激

蟻の門渡りとは、睾丸から肛門までの間（会陰）のこと。
実は男性にとってペニス以外でたまらなく感じる場所といわれています。
ペニスをしごきながら、もう片方の手の指で蟻の門渡りをなでると、複合的な快感を与えることができます。

また、ローションをつけてアナルを刺激するのもアリ。
男性によって好き嫌いがありますが、アナルの奥は前立腺の裏側に当たるので、上手に刺激をすると大きな快感がこみ上げてきます。
彼の反応を見ながら、トライしてみてください。

乳首を責めながら手コキ

手コキは他の愛撫をしながらでもできるので、ぜひ性感帯をダブルで刺激してみましょう。
刺激しやすいのが乳首。舐めたり指でつまんだりしながら手コキをしてあげると、視覚的にも刺激的です。

シックスナインでの手コキ

シックスナインはフェラをするだけでなく、手コキも取り入れると愛撫にメリハリがつきます。

また、位置や角度によってフェラがしにくかったり、クンニで攻められているとついつい彼への愛撫がおざなりになったりすることもありますよね。
そんな時に手コキをすると、お互いに愛撫をし続け合えるという裏テクとしても使えます。

授乳手コキで自分も気持ちよく

授乳手コキとは、彼に乳首を舐めてもらいながら、手コキをする方法。
膝枕のように男性が女性の膝に頭を乗せて乳首を舐め、女性は横になっている男性のペニスをしごくというスタイルです。

自分も気持ちよくなれますし、お互いの興奮を高めることができて盛り上がります。

ここまで手コキの基本的な動きと、一緒に刺激したい男性器の部分などについてご紹介をしてきました。
ここからは、基本的な動きをマスターしたら覚えておきたい、さらに手こきで使える小ワザをご紹介しましょう。

ズボンや下着の上からスタートする

直接触れる前に、まずはズボンや下着の上から股間をまさぐり、じわじわと触れられる感触を楽しんでもらいましょう。

女性が股間をまさぐることで、彼からは欲しがっているように見えるので、興奮度をアップさせることもできます。

焦らしのテクニック

直接握ってしごく前に、ちょっぴり焦らすことでより感度を向上させることができます。
下着の上から竿や亀頭を指先でなぞったり、すぐに握らず竿の部分を指で歩くようにトントンしてみたり、「早くしごいて…」と彼に思わせて、むずむずさせましょう。

また、イキそうな瞬間に手を止める「寸止め」も効果的。何度も繰り返すと、男性は最大限に興奮するでしょう。
我慢した分大きな快感が沸き上がるのです。

言葉攻めをミックス

ちょっとM気質な彼に効果的なのが、言葉攻め。
「こんなに勃ってるよ」「硬くなってきたね」と見た目を実況したり、「ちょっと触っただけなのにこんなに感じてるの？」「ここどうされたいの？」など女王様気分で攻めたりすると興奮度が高まります。

手コキしながら他も愛撫

女性も複数の箇所を一度に愛撫されるとより気持ちよくなるように、男性も手コキと他の部分を合わせて愛撫すると快感がアップします。
乳首や耳、ワキや内ももなど、彼の感じる場所を舐めたり触れたりしながら同時に愛撫してあげましょう。

キスも手コキと同時なら、より興奮度が上がります。

目線や音でさらに気持ちよくさせる

手コキをしながら上目遣いで見つめるなど、かわいく目線を向けることで男性をドキッとさせることができます。

また、ローションをつけて激しくしごくとクチュクチュと湿った音が響き、聴覚的にも刺激を与えられます。
さまざまな五感を刺激する工夫をしてみましょう。

視覚的にいやらしくする方法

上目遣いで見上げながら、両手握りでしごけばあざといイメージになりますし、手コキをしながら舌先で亀頭を舐めるなどフェラを合わせると、よりいやらしさがアップします。

上級テクニックだと、バストに挟みながら手を添えるパイずり手コキなども男性をドキドキさせます。

男性を目で興奮させる方法を取り入れながら手コキをすることで、一層射精を促すことができるでしょう。

時々体勢を変えながら行う

手コキは手だけで行えるプレイですので、体勢の自由度が高いことが特徴です。

例えば、仰向けになった彼の下半身に位置取って行うことや、彼と添い寝状態で行うこともできます。
他にも仁王立ちの彼の前にしゃがみ込んで手コキをしてあげることも可能です。

体勢を変えることで彼からの見え方やペニスへの刺激にも変化が起きます。
同じ手コキですがいつもと違った感覚を味わえますので、時々違った体勢で行ってみるのも良いでしょう。

つばを使ってよりいやらしく

AVなどでもよく見られますが、唾液を垂らして滑りをよくする方法もエッチな演出の一つ。
ねっとり垂らすとよりいやらしく見せることができます。

ただ、唾液は乾きやすいのでどうしても途中で滑りが悪くなります。
ローションと合わせて使って、スムーズな動きと演出を上手に使い分けながらしごきましょう。

手こきをする前に、より気持ちよくさせることができるアイテムを準備するのがおすすめ。
手コキの注意点と合わせて見ていきましょう。

手を清潔にする

ペニスはデリケートな場所。清潔な手で触れるようにしましょう。

手コキの後に挿入する場合、不潔な手で触れると、雑菌がついたペニスを自分の膣に挿入することになります。
自分の体を守るためにも、手コキは清潔な手で行いましょう。

爪のチェックをしておく

ペニスはデリケートな場所。清潔な手で触れるようにしましょう。

爪が伸びていると、ペニスをしごいたときにひっかいてしまう可能性があります。
ネイルケアをしていても、欠けてとがっている場所があるかもしれないので、彼とのセックスの前は爪のチェックをしておきましょう。

ペニスも清潔にする

手コキの前はペニスも綺麗にしておきましょう。
エチケットですし、ちゃんと洗っていないペニスはニオイも気になります。シャワーを浴びて、汚れのたまりやすいカリの部分などもしっかり洗っておきましょう。

最初から激しくしない

手コキは「最初は優しく、徐々に強く」が基本です。
最初から激しく動かしてしまうと、痛みが勝ってしまいます。最初は彼に慣れてもらうようなイメージで始めて、彼の表情を見たり、荒くなる呼吸を感じたりしながら少しずつペースを上げていきましょう。

必ずヌルヌルさせてから行う

ペニスは非常に敏感な臓器ですので、女性の唾液やペニスの先から出てくる我慢汁などで必ずヌルヌルにしてから手コキを行いましょう。
乾いている状態で上下に動かすと、痛みの原因になってしまいます。「多すぎるかも？」と思うくらいを目安にヌルヌルにしてあげましょう。

ローションを使う

絶対ということではないですが、ローションを使ってヌルヌルさせておくと、より気持ちよさがアップします。
また、滑りをアップすることで、動かすスピードを上げたり女性の腕の負担をサポートしたりする役割もあります。

また、乾いたペニスを強く握りすぎたり、皮を引っ張り過ぎたりすると男性に痛みが生じることがありますが、ローションがあるとスムーズに動かせます。
慣れていない方こそ、ローションを利用すると愛撫しやすくなるのでおすすめです。

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垂らすと床やベッドが汚れてしまうことがあるので、タオルを敷いたりティッシュを用意したりしておくと安心です。

また、ローションをそのまま使っても大丈夫ですが、おすすめの使い方は温める方法です。
ローションをお湯につけて人肌程度の温かさにしてペニスに垂らすと、じんわりとした感覚に包まれ、手で包み込むとまるで膣の中のような温かさを体感できます。

ホテルなど、温めるのが難しいときには、温感タイプのローションを選びましょう。
いつでもじんわりと温かく、ヒヤッとする感覚が苦手な方にもおすすめです。

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手コキはフェラよりもシンプルでいつでもすぐに実行できて、女性からの愛情表現としてぴったり。
実践すればするほど彼の気持ちいい場所やしごき方がわかってきますので、積極的にトライしてみましょう。

女性が余裕を持ってできる愛撫でもありますし、手の角度などを変えてさまざまなやり方を編み出してみるのも楽しそう。

何度も手コキを経験して、手コキマスターを目指しましょう！彼がいっぱい感じてくれれば、きっと今よりもっとエッチが楽しくなりますよ。

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