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官能小説【最終話】絶対ナイショのラブミッション〜再会した幼馴染は過保護SPでした〜【LCスタイル】
シーツの上で
「は、ぁ……ここ、とろっとろ、だな……」
「ッン、ん……っふ、ぁ」
「キスしただけなのに、もう準備出来てる……かわい、」
ショーツをはぎ取った指先が、くぱりと私の秘所を開いてみせる。今まで指でしか触れられたことのない、その敏感な場所に、夏生君の顔がゆっくりと下りていく。
何をされても大丈夫、なんて言った私に、夏生君は秘所を舌で可愛がるという提案をした。何をされてもと豪語した以上、私にそれを拒めるはずもない、――――それに、きっとすごく、気持ちいい。
先ほどまで散々咥内を可愛がっていた舌先が、私の眼前で緩慢に花芽を捉える。蜜とは違う、粘性の液体に包まれた芽は、健気にぴくりと震えてみせた。そして、そのまま裏側を舌にじっとりと擦り上げられて、――――甘い悲鳴が迸る。
「は、ぁああっ……〜〜〜!」
「ッ……は、すげえ反応……」
やらし、と呟いた夏生君が、そのまま厭らしく花芽を苛み始める。
芽は神経の塊で、ひどく敏感だ。ざらついた舌で丁寧に愛撫されてしまえばひとたまりもなく、包皮の内側までを磨くように舐め上げられたところで、私の腰が大きく跳ねた。
決して激しくはない、甘やかし宥めるような舌戯なのに、『夏生君』が私の秘所に顔を埋めているのだと思うと、妙な高揚と背徳感が押し寄せてくるから堪らない。
しまいには唇で優しく扱くようにされてしまって、私は髪を振り乱して喘ぎながら、もう一度甘く果ててしまう。
「舐めてる間も、ここから蜜が溢れてきて……シーツ、ぐしゃぐしゃだな」
「ひ、あぁ……っ、ん、」
「あーあ……垂れてる。……なあ、こっちも舐めるぞ」
「ああ、っうそ、待って……っ」
私の制止を余所に、温かな舌が蜜を掬い、緩んだ蜜口の淵を掠めるように撫でた。私のものとは違い、男らしく大きなその舌は、入り口に少し潜り込むだけでも浅瀬の襞をしっかりと擦り上げてしまう。
秘所を開いているのとは逆の手は、まだ私と恋人繋ぎをしたままだ。
私はその指先に縋りながら、彼の口淫を一身に受け入れる。
「ッ……ふぁ、あ、もう……っいいでしょ、ね?」
「よくないだろ。ちゃんと解さないと、痛いのは美冬なんだから……、ッは、んん……っ」
昔も、今も、これからも、
「ア、ッう……!」
むしゃぶりつくように愛液を啜られてしまえば、何度も甘イキを繰り返した身体が再び昂っていく。今度こそ本気で果てへと押し上げられてしまうような気がして、私は思わず彼の額をどけようと手を伸ばす。しかし快感が勝る中は上手く力が込められず、ただ前髪をくしゃりと掴むだけになってしまった。
「ッん……どうした? みふゆ、」
上目遣いの、にんまりとした笑み。私の言いたいことは分かっているのだろう。そのうえで口淫を止めてくれないのだから、彼も大概意地悪で、ひどい。
浅瀬だけで丁寧に法悦を与えられるのは、気持ちいいのに苦しかった。
刺激を求めた最奥が涙でも流すように蜜を溢れさせ、それが夏生君の舌を汚していく悪循環に、泣きたいような気持ちになる。
「や、ゃ……っも、痛くてもいいから、中……」
「だから……ッ、ハァ、駄目だって」
「夏生君の過保護……」
「……は、ああ。そうだよ……昔から、お前を守るのは俺だって思ってたから」
過保護にもなるだろ。
じゅ、とひときわ強く入り口を吸い上げて、夏生君はようやく上体を起こす。どろどろに蕩かされた入り口、焦らしに焦らされて少しでも触れれば溶け堕ちてしまいそうな最奥。夏生君の手が、私のお腹をゆっくりと撫でる。その皮膚の下に在るものへ熱を伝えようとするかのような動きに、尾てい骨の辺りがじんと痺れた。
私の反応に夏生君は一度真顔になると、――――次いで再びにんまりとした笑みを浮かべてみせる。
「それとも……お前は優しくされたんじゃ、物足りなかったか?」
「え、」
「何されても大丈夫って言ってたよな。ここ……俺の好きに使って、ひどくして……」
夏生君の指が蜜口を一撫ですると、そのまま花芽を引っ掛けてから、するすると臍の方へと上っていく。
「ここに、俺の形を覚え込ませても……許してくれるんだな……?」
ぐ、と臍のすぐ下辺りを押し込まれ、隘路の奥で愛液が瞬間的に沸騰する。とんでもないことを言う夏生君の瞳は、至って本気の色をしていて、私は肌をひりつかせる彼の劣情に困惑と期待を抱いてしまう。
躊躇いは僅か一瞬だった。私は涙で濡れた睫毛を持ち上げると、夏生君を真っ直ぐに見据えて頷いてみせる、――――ぶわりと、彼の獣じみた気配が広がったような気がした。
「ッ、美冬……!」
「あ、ぁあー……ッ!」
がつん、と一息に最奥までを抉られた。
先ほどまでのぬるま湯のような優しさが嘘のような、荒々しい律動が始まり、私は片手をシーツに、もう片方の手を夏生君の指先に縋りつかせて、その暴虐を受け入れる。奥だけを執拗に責め立てられ、ほんの少し苦しいのと同時に、訳が分からないぐらいに気持ちよくなって、しまって。
「美冬、っ……ぐ、もっと奥に……いれて、」
「ひっ、あ、あ、ッは、……っあ、おく……」
揺さぶられるたびに、まろい先端が最奥を突き上げてくる。肌同士が打ち合う音。卑猥な水音。ほとんど悲鳴のような、私の嬌声。それらが私と夏生君を煽り、昂らせていく。
腰を掴む彼の大きな手が、ひときわ強く私を引き寄せた。好いところを勢いよく擦り上げられ、最奥をきつく揺らされる、――――瞼の裏で星が散り、頭の奥の配線が断絶するような音がした瞬間、私の身体は大きく痙攣した。
「ッは、んんッ……〜〜〜!」
「ッ……ぐ、」
太腿を割る彼の腰も大きく震え、膜越しに温かな液体が吐き出された。同じように耳元では荒々しい呼吸が吐き出されて、夏生君も一緒に果てたのだと理解する。
一緒に気持ちよくなれたことが嬉しくて、幸せで、――――まだじんじんと火照る気怠い身体を、彼にすり寄せた。
夏生君はそれにふっと笑って、汗だくの私の額にキスを落とす。そのまま優しく唇を塞がれると、呼吸は苦しいのにやっぱり幸せで、私も小さく笑ってしまった。
「……なに、何か面白かったか?」
「ううん……なんでも、」
好きだ。昔も、今も、――――これからも、夏生君が好き。
そんな想いを込めて彼を抱きしめる。夏生君は一度目を瞬いて、それから何だか呆れたように笑って、優しく私を抱きしめ返してくれたのだった。
あと一時間二十七分
――――大きくなったら、美冬をお嫁さんにしたい。
そう言った俺に、幼馴染の少女はぱっと笑顔を浮かべて「いいよ!私も夏生君のお嫁さんになりたい!」なんて可愛いことを言ってみせた。世界でいっとう大事で、守りたい少女が自分を受け入れてくれたことが嬉しくて、幸せで、――――その記憶は俺の不可侵の宝物だった。
急な引っ越しで、彼女と離れ離れになったときは荒れに荒れたし、その隙間を埋めるように『誰かを守る仕事』に就いている辺り、きっとあの約束の時点で俺の心は美冬に囚われてしまっていたのだろう。
「――――夏生君? 終わったよ」
取り留めのない思考に終わりを告げたのは、軽いノックの音だった。
俺は適当に返事をして、目の前のドアを開ける。春の香りのする風と一緒に、甘く切ない、美冬の香りがした。

「どう……かな。変じゃない?」
彼女は恋人になり、婚約者になり、――――今日、俺の花嫁になる。
「……はいはい、大丈夫。可愛い」
「夏生君、適当なこと言ってない?」
胡乱気な目でこちらをじっと見つめる美冬は、純白のウェディングドレスに身を包み、まっさらな左手の薬指を俺に捧げる準備を終えたところだった。
結い上げられた髪のほつれを指先で直してやりながら、そのかんばせを改めて見つめる。
静謐な印象すら覚えるのに、どうしても綺麗というより『可愛い』になってしまうのは、きっと俺が今でもあの幼い笑顔を忘れられないからなのだろう。
驚くほど美しく、大人の女になったというのに、彼女はたまにあのときと同じ顔をしてみせる。俺は無性にその顔が見たいような、そんな衝動に駆られて、美冬の身体を抱き寄せる。
「……美冬」
「なに?」
「――――美冬を、お嫁さんにしたい」
いっぱいになった胸からぽろりと零れたのは、彼女にとっては脈絡も何もない台詞だった。
それでも一度目を瞬いた美冬は、――――あの日と同じ、満面の笑みで、言う。
「いいよ。私も夏生君のお嫁さんになりたい」
彼女が俺のお嫁さんになるまで、あと一時間二十七分。
結婚式の朝のことだった。
END
あらすじ
「ここに、俺の形を覚え込ませても……許してくれるんだな……?」
晴れて恋人同士になった二人は、ベッドの上で愛し合う。何をされてもと豪語した以上、美冬にそれを拒めるはずもなく、夏生のされるがままに…
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