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官能小説【8話】秘密、蜂蜜、果実蜜
テクニック
作:三松真由美
休日の夕方。郊外のラブホテル。カゴさんはパンツ一枚になった。レクチャーが始まる。唯香はキャミソールとパンティをつけたままだ。恥ずかしいなど言っていられない。甚とちゃんとSEXしたい。年上の自分がなんとかしないと。
「いいか、俺が唯香ちゃんの役だぞ。唯香ちゃんがその彼氏役。こうやって誘導するんだ」
唯香の両手首をつかんで寝っ転がったカゴさんの胸に置く。
「おっぱいは下から上に向かって上げるように揉んでもらう。そのとき、中指が乳首の先端にわざと当たるように。そのあとは360度回転。」
カゴさんが説明しながら唯香の手のひらを動かす。
「おっぱいが感じやすくなった頃を見計らってキスをさせる。丸玉が固くなってきたら、唯香ちゃんから、感じてるってちゃんと伝えるんだ。慣れてない男には感じてるかどうかなんてわからんから。撫で方はこうだ。外側から中心に向かわせるんだぞ。一番気持ちいいとこは、一番最後っていうルールを教えてやれよ。そこはSEX全体のオ・ヤ・ク・ソ・クってやつだ。」
「オ・ヤ・ク・ソ・ク」
唯香はしっかりとリピートして覚える。
「女の身体も男の身体もじれるのが好きなんだ。おあずけテクニックを自由自在に使うことができれば、どんな感じにくい女でも必ず気持ちよくさせることができる」
「おあずけテクニック…」
「そうだ。そしてタッチは強弱をつける。鳥の羽で撫でるみたいなかるーいやつから、爪先で掻いてやるようなスクラッチ。そして、ドカーンとつねるくらいの痛みギリギリの愛撫。皮膚感覚はひとによって感じ方が違うから唯香ちゃんがとことん、触らせて教え込むんだよ」
「なるほど。カゴさん、やってみてください」
「よっし、じゃあ上だけ脱いで」
「はい」
気持ちいいこと
広いベッドにパンティ一枚で横になった唯香の乳房を強弱をつけて撫でる。ときに筆で撫でるように、ときにつねるように。
「あああ、いい…おっぱいだけで濡れてきちゃう…」
「だろう。吸い方だって何通りもある」
乳首をやさしくくわえてチョロリと舐めると思いきやバキュームのように唾液音をたてて吸う。
ジュバジュバと胸をおいしそうにしゃぶる音がする。
「…いい……腰の力が抜けてきた…」
「おいおい、前戯だけでイッちゃあ話にならないぞ、しっかりしろ。今日は講義なんだぞ」
「カゴさんの触り方と舐め方、私が彼に同じようにやってあげればわかりやすいのね」
「そうだ。して欲しいことはこっちがしてやる。それが原則だ」
「カゴさん…ここ…ジンジンしてきた」
唯香が下腹部を指差す。カゴさんは
「おいおい、講義は始まったばかりだぞ。彼氏の指をちゃんと導くことと、強弱を教えることはわかったのか?」
「うん。わかった。だから…こっちも」
カゴさんが唯香のおへそのくぼみに舌の裏側を押し付ける。
「ああん…あっ」
おへそがこんなに感じることを初めて知った。おへその周りをぐるぐると舌の尖った部分を這わせ、空いている手で唯香のパンティを下ろす。薄茶色に茂ったヘアの林に舌先が潜り込む。林の毛穴から温かい空気が流れ込むような感覚。それをかき分けながら谷間に舌先が滑り込む。
「ひゃああ」
唯香の身体がベッドでバウンドする。
一番感じるピスタチオの部分を通り越して、カゴさんの舌先は散歩を始める。のらりくらり。行き先の定まらない散歩。唯香はこれ以上開かないというまで足を開く。身体中を散歩して欲しい。カゴさんの舌に。外も中も。そして奥も。唯香は夢うつつになる。
こんな気持ちいいことを甚がしてくれれば最高のSEXになるだろう。体温が上がってくるのがわかる。汗ばむ。自分の吐息が熱くなってきた。トクトクと鼓動が早くなる。じれる。もっと、もっと感じるところに来て。はやく。はやく来て。はやく…。
カゴさんの舌先がピスタチオに到達する。コロンと舌先を一回転させる。
「んああああああ」
舌先の散歩だけで唯香は空中に放り出された。
「甚…」
あらすじ
甚とちゃんとSEXしたい唯香は、カゴさんに講義をお願いした。
甚の為、そして自分たちがきちんとSEXできるように…。