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官能小説【1話】秘密、蜂蜜、果実蜜

『ヤラミソ』になってしまった私と友人

作:三松真由美

『秘密、蜂蜜、果実蜜』の官能小説挿絵:ベッドルーム

保健室で着る白衣にアイロンをあててシワを伸ばす。ベッドでゴロンと横になって伸びをする。

「ああ疲れた。生徒たちって男版の小悪魔だぁ」

唯香は城ヶ崎学園高校の保健室で養護教員として働いている。授業をさぼりたい男子高校生が朝から保健室に駆け込んで来る。仮病を見分けて教室に追い返すことから唯香の一日が始まる。

学校で働けば仕事熱心な教員と付き合って堅実な結婚ができると思いきや、すでに就職八年目。31歳、彼氏なし。なぜ結婚できないの?と自問自答する日々。

唯香は目立つほうではないが、細部まで気を配り、ちゃんときれいにしている。長い髪を職場ではきっちり編み込んで邪魔にならないようにまとめている。薄付きメイクも動画を見ながら研究している。

教師同士での恋愛経験は2度。なのに結婚には至らず自然消滅率100%。ヤラミソと言われるアラサーバージンのまま今に至る。
唯香には山梨の高校時代からずっと気が合う友達がいる。勝ち気で目ヂカラがある女子、紅羽(くれは)。紅羽も未体験アラサーなのだ。

紅羽と二人でどちらが先に結婚できるか、いや、SEXできるかと不毛な話題の女子会で慰めあっている。

寝そべってスマホで漫画を読んでいると紅羽から着信があった。

「王子様願望の恋愛漫画読んでるようじゃ彼氏できないよ」
「紅羽に言われたくないな。今、何してるの?紅羽も漫画タイムなんじゃないの?」
「そんな子どもじゃないのよ。私は。これからひとりエッチするとこよ。SEXする相手がいなくても、いつか来るその日のために準備万端にしとくの」
「ばっかみたい。何やってんの」
「おっぱい揉みながら膣に意識集中してんのよ。」

紅羽の性に関する貪欲魂には昔から呆れさせられている。SEX本や雑誌を買い集め、要約して唯香に教えてくれる。実習にもトライする。おかげで唯香もエッチな知識が増えた。

性への関心が高すぎて…

あれは大学一年の夏休み。山梨に帰省していたときだ。初めてのSEXのために女性器の構造を知り合いっこしようと紅羽が言い出した。外でセミの鳴き声がするカラっと暑い昼下がり。
唯香の部屋。カーテンを閉めても真っ暗にはならないほど日差しがきつかった。まず唯香がスカートをはいたままパンティだけ脱いだ。膝を立ててクッションに寄りかかり、思い切ってパクっと足を開いた。

一緒にお風呂に入る仲の紅羽なのに、なぜか秘部をオープンに見せるのは恥ずかしい。紅羽が唯香の膝を両手で数センチ割って股間に顔を近づけてくる。
誰にも開かれたことがない果実の花びらを指でツンとつつく。「へえ」と唸り声をあげながら、唯香の薄桃色の果実を指でそっとふたつに割る。

「あんっ。乱暴にしないで」
「ここが、感じる突起かぁ」

紅羽が息を吹きかける。たんぽぽの綿毛を吹き飛ばすようにフーっと。腰骨がゾクっと震えた。

「やんっ」

そこで足を固く閉じてしまった。そのあとは紅羽が足を開いて唯香が観察した。不思議な造り。手触りはプニョプニョで、なんだかかわいらしい。
奥は閉ざされていて神秘的でもある。どこまで続くんだろう。見つめていると蜜のような液がにじみ出てきた。不思議。唯香はいつまでも覗いていた。

あれが二人の性の扉を開いた記念日だ。その日以来、唯香は異常にSEXに興味が湧き、ネットでSEXについて調べるようになった。
SEXだけでなく、ひとのカラダについてもっと知りたくなり養護教諭の道に進んだ。SEXへの好奇心が大きすぎる二人なのに彼氏なし、いまだバージン。世の中は非情なものだ。

初めてのSEXへの期待

朝、出かける前。ドレッサーの大きな鏡に下着姿で上半身を写す。長い髪を編み込んで、橙色のチーク乗せる。学校なので赤い口紅は避けて、透明のリップグロスをひと塗り。鏡の中の唯香は朝からちょっとだけ色っぽい。

ブラジャーの紐を片方ずらしてみる。左のおっぱいだけを鏡に写してみる。ひんやりした朝の空気が乳首の突端を刺す。チークカラーのように橙色の乳首がチュンと固くなる気がした。

「なんだか、野いちごみたい。この子に一番最初にキスしてくれるのはどんな人なんだろう」

漠然と未来のSEXを想い描く。
テーブルの上にあるキウイとさくらんぼを写真に撮り、SNSにあげる。唯香のSNSにはフルーツしか上げない。フルーツを朝食代わりにして出かける。唯香はフルーツが大好きだ。

時間に余裕があるときは必ずフルーツに一度キスしてから口に滑り入れる。仕事で遅くなった日は夕食もフルーツだけで済ませることがある。果実の甘い香りは唯香にとっては癒やしのアロマみたいなものだ。

職場には唯香が気になる男性はいない。同僚の美術教師の元橋からよく食事に誘われるが、まったくタイプではない。なんだか文化人気取りで上から目線なのだ。

生徒にはきれいな顔立ちの美男が数人いる。とはいえ、子どもだ。話す内容がゲームの攻略法だの、女子高生のナンパ場所調べだの幼稚過ぎておもしろくない。卑猥な話が好きなヤンチャな三年生もいる。
下腹部を抑えて「いたたたた」と腹痛を訴えるので、どこが痛いのか問うと「唯香ちゃんのこと考えてたらお股にしこりができたよう」と馬鹿な話をする。まったくこの子たちは大人になったらどんなSEXをするのやらと、心配になる。いや、生徒の心配をしている場合ではない。

ヤラミソ唯香こそ、初めてのSEXはいったいどんなことになるのやら。自分の心配をしろよと毒づく。

⇒【NEXT】やっと、やっとSEXというものを知ることができる…(秘密、蜂蜜、果実蜜 2話)

あらすじ

高校の保健室で養護教員として働いている唯香。
学校で働けば教員と付き合って結婚ができると思っていた。

しかし、現実はそううまくいかず 彼女はアラサーにして処女だった。
所謂『ヤラミソ』と言われる状態で、初めてのSEXに夢を見ていた…。

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三松真由美

恋人・夫婦仲相談所所長、通称すずね所長

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