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官能小説 彼に愛されるために、魅力を上げたい(インサート・コンプレックス 5話)
魅力を上げたい
「あっ、来てた来てた」
今日は久しぶりに、何の予定もない木曜日だ。耕史とデートの約束もなく、マリカは1人で散歩したりヨガをしたりして時間をつぶしていた。ヨガから帰ってきたところで宅配ボックスを確認すると、段ボール箱が届いていた。これは、先日ローターを買ったあのお店のものだ。
今日買ったものもマリカはずっと楽しみで、昨日は仕事中もなんとなく気になっていた。宅配ボックスから荷物を受け取り、自分の部屋へ戻っていく。なんとなくその足取りは軽快で、何の悩みもないように見えた。実際は、悩みがあったからからこそグッズに頼ろうと思ったのだが……。
「これを使って魅力的な女の子になれば、きっと耕史はもっと私のこと、好きになってくれるはず!」
鼻をふんと鳴らして、マリカは小さくガッツポーズを作った。
彼女の考えとしては、こうだ。耕史が最後までセックスしてくれないのは、彼があまりマリカのことを好きではないから。今日買ったこのグッズで自分の魅力をアップさせれば、自分に溺れるほど好きになってくれるような気がしていた。 箱を開けると、そこには手のひらサイズの石鹸と、球体を2つつなげた水色のものが入っていた。マリカはまず石鹸を手に取り、香りを感じてみる。特に華やかな香りがするわけではないが、それがかえって効果があるような気分になった。
「ジャムウ、って初めて聞いたけど、どんなものなんだろう?」
その石鹸の名前はジャムウという。美容好きの間では有名な代物だったが、マリカは意外にもその存在を知らなかった。
「ヨガで汗もかいたし、お風呂はいろっかな。ついでにジャムウも使ってみよっと」
マリカはジャムウソープを持って、お風呂場に向かっていく。1つに括った髪の毛をほどいて、服を脱ぐと、シャワーを浴び始めた。
「泡立ちは……ふうん、ものすごく泡だつってわけでもないけど、洗いやすいかも」
ジャムウを手の上で転がして、泡立てると秘所を洗っていく。マリカのそこは程よく手入れされていた。昔見た、女4人が登場する映画で、下の毛の手入れをしていない女性を「ナチュラルフォレスト」と呼んでバカにしていたのだ。それを見て以来、マリカはそこの毛にも気を遣っている。泡をシャワーで流すと、さっぱりした心地がした。とても清潔になったと思えて、彼女はこの商品が一瞬で気に入る。
「これ、リピ決定だわ」
お風呂の湿気に弱いと箱に書いてあったから、マリカはジャムウを脱衣所に持って行く。体を拭いてからもう一度ジャムウを見ると、なんとなく可愛らしく見えてきた。
「これから毎日使うからね。よろしく、ジャムウちゃん」
ただの独り言だが、マリカはそんな風に言う癖があった。たとえば熱々のコーヒーを飲んで舌を火傷した時も「コーヒーくんめ、熱いよ」と笑ったものだから、その時一緒にいた耕史はその可愛らしさに笑ったものだ。マリカ自身はそれを子供っぽいと思っていたが、ついこの癖は止められなかった。勤務するお店に子供が来ると、つい笑わせようとして頑張ってしまう。それもまた彼女の魅力であったが、まだマリカはその自分自身の魅力に気づいていない。
急な電話
バスタオルを体に巻きつけ、マリカは部屋に戻ってきた。テーブルの前に座って、体育座りをする。
今度は何をするのかというと、もう一つ注文していたものをためすのだ。水色の2つの球体。インナーボールという。これは膣に入れて括約筋を締めるものらしい。マリカは手に取って、まじまじとそれを見た。表面には可愛らしい花の模様がついている。
「これを……挿れるのかぁ……」
大きいものではないが、すんなり入るか自信はなかった。マリカは念のためベッドサイドからローションを持ってきた。
ローションは、耕史がどうしても置いておきたいと言って買ったものだ。マリカ自身は濡れにくいとは思っていなかったのだが、「絶対に置いておこう」と耕史が譲らなかった。その理由を、マリカはいまいちわかっていない。だがとりあえず使えそうなので、彼女はチューブから透明なジェルを少し出して、体育座りから足を広げて自分の秘所に塗り込んでいく。
「冷たっ……」
一瞬冷たさを感じたが、彼女が指で自分の入り口をほぐしていくと、ジェルがあたたまるのと同時に蜜口が開いてきた。そこに、マリカはインナーボールを挿れる。2つのボールのうち、1つだけを入れてみた。つぷ……という音が、少しの抵抗とともにあった。 感じすぎて困ってしまうようなものではなかったが、体の中に異物感を感じて、マリカはお腹の奥に力を入れる。
「あれっ」
力を入れすぎたのか、インナーボールが抜けてしまった。
「あちゃ……」
今度は彼女は、インナーボールを2つとも体の中に挿入する。
「んんっ……なんか、変な感じ……」
だがその、中でコロコロと動く変な感じを覚えながら、お腹の奥に力を入れると膣圧があがるというのだ。マリカは一所懸命いきんで、お腹に力を入れた。
その時だった。
マリカの携帯電話が鳴った。着信だ。電話の主は、耕史だった。きっと仕事が終わったのだろう、マリカの声を聞きたくて電話してきたのだ。「……もしもし、耕史?」
「ああ、もしもしマリカ? 今仕事終わったんだ」
「そうなんだ、お疲れ様。今日も頑張ったね」
耕史が仕事を終えると、マリカはいつも「今日も頑張ったね」と言葉をかける。実際仕事場で何があったかは知らないが、頑張っていることだけは確かだろうから、いつもそう声をかけている。
マリカはあることを思いついて、耕史にこう言った。
「ねえ、耕史? 今私、何してると思う?」
電話の向こうから…
「何って? 歌でも歌ってた?」
「まさか、今日はオフだから。散歩したりヨガしたりしたんだー。でもね、今はね」
そこで言葉を切って、マリカはインナーボールを取り出した。
「……っんっ」
ボールを抜くと、甘い声が漏れた。
「マリカ、何してんの?」
「ちょっとね……『締め付け』を強くしたいなって」

その言葉の意味がわかって、耕史は電話の向こうでどんな顔をしただろうか。意外とうぶなところがあるから、顔を赤くしているかもしれない。
「耕史のためにね、膣圧をあげようと思って」
「ち……膣圧って」
「中にボールを入れて、キュンキュンって締め付けるんだよ」
想像しているのか、耕史の言葉が途切れた。それを感じ取ったマリカは、彼をさらに攻め立てる。
「耕史、私がキュンキュンってなるような言葉、言ってよ」
「ええ……? でも外だし」
「小声でいいから、ね?」
仕方ないな、と言った後、耕史が電話越しにマリカを攻めてきた。
「どんな大きさのが入ってるの?」
「ええと……ゴルフボールより小さいぐらいかな」
マリカは自分の入り口を指で確認しながら、耕史に答える。
「ふうん、そんなのが入っちゃうなんてマリカ、今濡れてるの?」
「恥ずかしいよ……」
「ちゃんと答えなきゃだめ」
耕史の言葉がマリカを攻めるにつけ、彼女は彼をその気にした自分を少しだけ後悔した。
「……うん」
「どんな風に? あそこはぷっくり膨らんでる?」
尋ねられて、マリカは指で肉芽を触った。そこは充血して大きくなっている。
「うん……大きくなってる」
「すごくいやらしいね」
「恥ずかしい……」
恥ずかしがったマリカに、耕史は少し意地悪に言う。
「恥ずかしいことを言うようにお願いしたのは、マリカでしょう? 乳首はどうなってるの? 触れる?」
「う……乳首もピンってなってるよ」
耕史の言葉のせいで、マリカは身体中が熱くなっていた。彼の言葉がマリカを攻めるたびに、体がどんどん熱を帯びていく。電話の向こうで耕史が笑う。
「そっか。今度直接いっぱい触ってあげるからね」
その言葉で、マリカは少し安心した。耕史に愛されているということが、確認できたからだ。
「耕史……私のこと、好きって言って。そしたらイケる気がする」
「いいよ。好きだよ、マリカ」
安心できる言葉をたよりに、マリカは自分で自分を慰め、達することができた。 2人の会話は、そのあともしばらく続いた。
第5話 終わり
あらすじ
そこでマリカは「インナーボール」を使って膣圧を鍛えることに。
そんな時、急に耕史から電話がかかってきて…?!