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官能小説 大きくて、気持ちいい…(インサート・コンプレックス 最終話)
めでたしめでたし
「いやー、よかったよかった、耕史とマリカちゃんが仲直りできて」
快活に泰宏は笑った。
マリカの家には、耕史と泰宏、そして泰宏の彼女の柑奈がやってきていた。各々好きなシャルキュトリーを買ってきて、適当にビールやワインと一緒につまむ。友人同士で集まれば、たったそれだけでもご馳走になった。
「でもさ、マリカちゃん。泰宏おせっかいだったんじゃない?」
柑奈がビールを一口飲みながら、自分の彼氏について評する。
「おせっかいってなんだよ、柑奈」
「おせっかいはおせっかいよ。ラブコスメは確かに使えるグッズいっぱい売ってるけど、親友の彼女に現品送りつけて使わせる?普通」
マリカもお世話になったラブコスメのグッズは、どうやら柑奈と泰宏も使ったことがあるようだった。しかも、良い方向に作用したらしい。
「泰宏さんからリュイールもらえて、よかったよ? あの後自分でも買ったし」
「うん、あの時のマリカはすごかった」
リュイールを使った時のマリカを思い出してそう言った耕史を、マリカは肘でつつく。あれは良いものだったけれど、人に言うのはやめて欲しかった。仲直りのセックス以来、耕史はマリカに遠慮することがなくなった。彼女を大事に、優しくしてくれることは変わらないが、自分の欲求も素直に口にするようになったのだ。特にセックスの時は意地悪なほどで、いつもマリカは倒れそうなほど愛されてしまう。
「ま、うまく使ってくれてよかったよ。俺と柑奈も、ピンチの時にラブコスメの商品にお世話になったからさ。仲の良いダチにも上手に使って欲しいんだよ」
「そっか。ありがとな、泰宏。……でもさ、お前、周りのやつらになんて言われてるか知ってる?」
「俺が? なんて言われてるの?」
耕史とマリカ、柑奈が顔を見合わせた。そして同じタイミングで、泰宏に指をさしながらこう言う。
「「「おせっかいおじさん」」」
ぴったり揃った声に、泰宏は憤慨した。
「おせっかいはともかく、おじさんってなんだよ! まだ俺たち20代真ん中だろ?」
ビールをあおりながら、泰宏が憤慨する。
「いや、おじさんだろ。年齢がじゃなくて、やってることが」
「うんうん、泰宏はおせっかいだよね」
「泰宏さんのおかげで助かったこともいっぱいあったけど……ね?」
三者三様のフォローにならないフォローで、泰宏は「だあぁっ、もぉ!」と叫んだ。
「なんだよみんなして! くっそー、俺、良いことしてるつもりなんだけど」
「良いことであることは間違いないよ?」
柑奈が泰宏の背中をポンポンと叩く。マリカと耕史も顔を見合わせて笑いあう。泰宏だってまんざらではなかったが、恥ずかしさを隠すように立ち上がってこう言った。
「柑奈、ビールの追加買いに行こうぜ」
「えー、まだあるじゃん」
「俺はあの季節限定缶が飲みたいの! ほら、駅側のコンビニまで行こうぜ。いいからっ!ほら、立つよ」
柑奈は飲みきった缶をゴミ袋に入れながら、泰宏とともに立って玄関へ向かう。
「じゃ、私たちコンビニまで行ってくるね」
ドアを閉める間際、泰宏が柑奈に『少し2人でゆっくりさせてやろぜ』と言ったのがマリカたちにも聞こえた。
「……まったく、泰宏さん。そういうところがおせっかいだって言われてるのに」
ひとつになれて嬉しい
「でもせっかく2人きりにしてくれたんだし、少しイチャイチャしない?」
耕史の提案で、彼はマリカをベッドに押し倒した。ニットのワンピースをたくし上げて、白い肌をあらわにする。
「……最後まで、する?」
マリカのおずおずとした質問に、耕史が笑う。
「もちろん」
耕史はワンピースの下のショーツを素早く引き抜き、マリカの秘部を空気にさらした。彼女の足を大きく開かせ、いきなり耕史が舐めてくる。
「ひゃっ、ふふっ、いきなり舐めても濡れてないよ」
「舐めて濡らすんだから大丈夫。それに、どうせ舐めてるうちにびしょびしょになるんだから」
耕史が舌を大きく出して、マリカの下の口から肉芽までを1つのストロークで舐め上げる。
「あぁあんっ」
「ほら、気持ちいいでしょ?」
そのまま口は肉芽に食らいつき、ちゅうちゅうと肉芽を吸った。
「あっ、だめ、だめだよ、そんなに吸ったら……」
「イっちゃう?」
「うん……イっちゃう、あっ、あ、あぁん!」
耕史が強くそこを吸うと、マリカの声はどんどん高くなっていった。それと同時に下の蜜口からは甘い蜜がしとどに流れ始め、お尻に伝っていく。
「マリカ、本当感じやすいよね」
「じ、自分の努力と耕史の開発の結果……かな……」
マリカは顔を覆って、恥ずかしさをこらえながらそう言った。顔を隠している間に、耕史は自分のボトムのベルトを外す。カチャカチャという音が止んだと思ってマリカが耕史を見やると、彼の屹立したものが目の前にあった。
「もう、挿れてもいい?」
「……いいよ、だってもうびしょびしょだもん」
「うん、じゃあ、行くね」
耕史がマリカの足の付け根を押さえて、ゆっくりと侵入してくる。十分に濡れていたせいで、挿入に伴う苦痛はひとつもなかった。
「……っ、全部、入った?」
「うん。全部入ったよ」
マリカは体の中が押し広げられる感覚に、胸がいっぱいになる。体を愛しい人が貫いているということが、この上なく嬉しかった。
「耕史……すき」
「ん」
「大好きだよ、耕史。こうやってひとつになれて嬉しい」
その言葉で、耕史が自分のものに少し力を入れた。その感覚までもが、今の鋭敏なマリカには伝わる。
「動いてもいいよ? 耕史をもっと気持ち良くさせてあげたいし。私ももっと気持ち良くなりたいし」
「うん、……じゃあ」
ゆるゆると耕史が動き始めた。浅いところで何度か細かく動いたかと思えば、一気に最奥まで腰を進めてくる。
予測のできない動きに、マリカはただ動きに合わせて啼くしかなかった。
「あぁんっ、あ、あぁ、……っ、あ、あぁ!」
耕史が今度は、腰を浅めに引いてマリカのおなか側を擦ってくる。マリカの弱いところを突かれて、彼女は涙目になった。
その上、である。耕史は空いた右手で、マリカの肉芽をくにくにと弄りはじめた。
「はっ、あ、あぅ、っく、んん! だめ、だめぇっ……」
「何がダメなの?」
「入れながらくにくにするの、だめ、感じちゃうっ……」
マリカの息が浅くなって、肩に力が入り始めた。耕史はその緊張を取ろうと、腰と右手はそのままに、マリカにキスをした。
「大丈夫。力抜いて。気持ち良いのに流されちゃえばいいからさ」
「だっ……て、耕史の、おっきくて、気持ちよすぎるっ……」
キスの合間に、溺れるように息をしながらマリカが訴える。しかし彼は攻めることをやめるつもりなどないようで、キスと愛撫と挿入を同時にし続けた。
「やっ、あ、あぁ、……っ、は、あ……っ、イ、くっ……」
マリカの中は細かく痙攣していた。これ以上ない快感に、本当はもうずっとイキっぱなしなのだ。
狭いそのマリカの中に入っている耕史も、そろそろ限界が来ていた。
「マリカ、俺ももう……」
「っ、……出してっ……なか……あ、ぁっ……出して、ね……っ、欲しいっ……!」
あの日以来、マリカは耕史をそのまま欲しがった。耕史もマリカも、もう覚悟はできている。
あれから結婚について話すこともあったし、結婚と妊娠のどちらが早いタイミングで訪れるかだけが問題だった。
「んっ……イク、出すよ、マリカっ……」
耕史が切ない声を短く出し、体を震わせた。そして放出した後に体を引き抜くと、マリカの横に倒れこむ。
「……好き、マリカ」
「うん、私も」
耕史が撫でたマリカの髪が、ふんわりと香って耕史の鼻をくすぐる。
バラの香りの髪も何もかも、耕史は彼女の全てを愛している。
第10話 終わり
あらすじ
ラブラブなエッチを経て、2人が仲直りしたことにすごく喜ぶ泰宏。そんな泰宏は気を遣って、マリカと耕史を2人きりにさせた。
お互いの秘密がなくなったからか、今まで以上に激しくお互いを求めあうマリカと耕史は…。