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官能小説 本当にあった!ラブ物語 第五話 未来へと続く香り【LCスタイル】


第一章 誘惑の唇

「うん、これでいいかな」
鏡の中の自分と目を合わせて、頬にそっと触れる。
メイクの仕上げに塗ったリップグロスをポーチにしまうと、スマホがメッセージを受信した。
《あと5分で着くよ?》

今日は、1年前から付き合っている彼、翔太とのデート。
去年の私の誕生日に付き合い始めて、また今年、彼に誕生日を祝ってもらうことができる。
その嬉しさに鼻歌が混じりながら、私は、自宅に鍵をかけて道に出た。

目の前に止まった翔太の車に乗り込むと、
「誕生日おめでとう」
と彼が頭をポンポンとしてくれる。

肩をすくめて
「ありがとう」
と目を合わせると、私はシートベルトを締めた。

「琴子、今日、いつもと違うの、つけてない?今日の唇、めっちゃプルプル」
信号待ちで、彼が私の頬に左手を添えて、顏を近づける。
「あ、しかもいい匂い」
唇のすぐそばまで近づく翔太の顏にドキッとして、思わず唇が震えてしまう。

車の小さな振動と心臓の鼓動が妙に重なったこの時は、まだ、思いもよらなかった。
まさか、この鼓動が何倍にも速くなるサプライズが待っているなんて…。

第二章 予定と欲望と

「ほら、やっぱり何かいつもと違うの、つけてるでしょ?」
そのまま口づけた翔太は、
「美味しいし」
と瞳を少しいたずらっぽく光らせた。

「なぁ」
しばらく走り、何度目かの信号待ちで、翔太は、私の太ももに手を伸ばす。
「琴子、今日、俺、我慢できない。誕生日だし、プラン考えて、食事の店も決めてたけど、
先に琴子のこと食べたくなった。…ホテル行かない?」

疑問形だったにもかかわらず、彼は、ホテルの方向へと車を向ける。
「まだ返事していないよ〜」
からかうように笑いながらも、私の心の奥には嬉しさがこみ上げた。

ホテルに入ると、翔太は、いきなり私を抱きしめる。
「今日の琴子の唇、たまんない…」

重ねた唇の間から漏れる彼の声から、欲望を必死で抑えているのが伝わる。

男女ラブシーン

それでも右手は、衝動を抑えられないとでも言うように、
私のワンピースを一気にたくし上げ、ブラの中へと指先を忍ばせる。
背中に回された左手は、腰からヒップへと下り、器用に下着まで辿り着いた。

次々と肌を覆うものを脱がされ、柔らかい指先で敏感なポイントをいくつも刺激されながら、
私は、一瞬ごとに息が荒くなる。

甘い息を漏らしながらも、私は、
「ねぇ、お風呂…」
とお願いした。

第三章 食べたい唇

お風呂の後、翔太が先にベッドへと向かうと、
私はバッグに忍ばせていたボディミルクを全身に塗る。
そして、軽くメイクをチェックして、キス専用美容液『ヌレヌレ』を唇に乗せた。

「あ、さっきの匂いだ」
翔太は、私がベッドに入るなり、気づく。
「車の中じゃないし、ここなら、いくらでも琴子の唇、吸っていられる」

そう言うと、彼は、上と下の唇にそっと舌先を這わせた後、
私の唇を全て覆うようにキスをした。

「美味しい…」
と息を吐き、舌を絡ませ、唾液をジュルッと吸い取り、
「琴子のこと、全部食べちゃいたい」
と、首筋を甘く噛む。

「ねぇ、琴子…」
首のあちこちにチュッと音を立てながら、彼は私を呼んだ。
「ん?」

息と声の混じりで応えると、彼は
「何でもない」
と私を抱きしめる。

「何?言ってよ」
と催促する私に、翔太は
「ううん…ただ、可愛くて」
と、両手で私の頬を包んだ。

その手は、頬から胸へ、乳首へ、さらに背中を通ってヒップをゆっくりと撫でる。
そして、一気に両手で私の2本の脚を広げると、その間に顔をうずめた。

「こっちも、いい匂い」
クリトリスを、舌先でチロチロともてあそびながら、
「もうこんなに濡れてる」
と愛液のにじむ熱い泉の入り口に、指先で何周も円を描く。

その後も、彼は、私を愛撫しながら、私の中で暴れながら、
そして果てた後も、何度も何かを言いかけて
「何でもない」
と私を抱きしめた。

第四章 その先にあるもの

ホテルを出て、私たちは、翔太が予約してくれたレストランで食事をしている。

窓に映る自分の顔が、愛された直後だからなのか、艶めいて見える。
デザートを待っていると、翔太が、ベッドの上にいる時と同じ声で
「なぁ、琴子」
と私を呼んだ。

「ん?」
と彼を向くと、その手には水色の小さな箱。

「え?」
と私が短く言うのと、彼が
「これ」
とかすれた声を出すのが、同時だった。

まっすぐに差し出された彼の手から箱を受け取り、
開けると、中にはリングが収められている。

「琴子のこと、全部俺のものにしたいんだ。髪も肌も、唇も、もちろん心も。本当に愛してる。
琴子が困った時には、いつでも俺がそばにいたい」

そこまでひと息に言うと、彼は、ゆっくりと息をついて
「結婚しよう」
と私の目をまっすぐに見つめた。

幸せに浸りながら、私は、バッグにあるボディミルクやリップグロスを脳裏に浮かべた。
彼が好きで好きで、ずっと一緒にいたくて、
こっそりと自分磨きを始めた時のことを思い出しながら。

数秒間、目を閉じ、心の中を翔太だけでいっぱいにしてから、目を開ける。
視線をしっかりと結んだまま、私は、ゆっくりと頷いた。


〜第五話・完〜

あらすじ

唇のすぐそばまで近づく翔太の顔にドキッとして、思わず唇が震えてしまう。まさか、この鼓動が何倍にも速くなるサプライズが待っているなんて。

「先に琴子のこと食べたくなった。…ホテル行かない?」

美味しい唇の秘密は?衝動を抑えられないほど…

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