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官能小説 本当にあった!ラブ物語 第八話 甘い潤い【LCスタイル】


第一章 カラダの記憶

窓際の陽当たりのいい位置にベッドを移し、その隣に新しく買ったアンティークの椅子を
並べ、その上にさっき届いたばかりのジェルを置いた。

トン…というその音が、体中に波紋のように広がる。
このジェルを買ったのには、理由があるからだ。

同棲中の彼とは、仲が良い。
毎日一緒にいても会話も笑顔も絶えない。
けれど、ベッドに入ったとき、体調によっては、自分の潤いが少ないのではないかと感じる。
時には、彼を体の中に受け入れているとき、痛いと感じることもある…。

でも、愛し合いたい気持ちは、もちろん、ある。
だから、多少の不快感があっても、体を重ねている。

しかし1週間前、心から彼と触れ合いたいのに、彼の体を感じたいのに、
自分の中のどこかから声が聞こえてきた。
(また、痛くなるかも。ちょっと、気が乗らないな)
と…。

その声は、行為が終わった後も心の奥に引っ掛かり、ジェルを買うことにした。
(このジェル、いい対策になるかな…)

模様替えで整ったベッドルームを、少しゆがんだ気持ちで眺めていたこのときは、
あんなに愛しさに包まれる夜がやってくるとは、思っていなかった。

第二章 夜の入り口

その夜、家具やインテリアの配置が変わって少し新鮮な空気のベッドルームに入ると、
彼はベッドサイドのチューブにすぐに気づいた。
「ねぇ、サチ、これ何?」
「あ…ジェル。あのね…」

どうして買ったのかと訊かれると思い、用意してあった答えを話す前に、彼は
「へぇ」
と嬉しそうに手に取り、
「楽しそうじゃん、使ってみようよ」
と続けた。

これまで、ローターなどに興味を示していた彼は、私がなぜそれを買ったのかということは、本当に気になっていないようだった。
まるで子どものように、
「早くおいでよ」
と好奇心が光る瞳をこちらに向ける。

伸ばされた彼の手に、反射的に手を添えて、私もベッドに乗ると、
グッと引き寄せ口づけられた。
「サチが、こういの、自分から用意してくれるの、俺、本当に嬉しい」

絡ませる舌が、いつもよりも強く私の舌を吸い上げる。
その引力に、
「康太…」
と彼を呼ぶ私の声も、吸い込まれていくような気がした。

私たちは、キスをしながらお互いの服に手をかけ、脱がせ合い、
そのまま、お互いの肩から胸に、何十回も口づけあった。

「ねぇ、サチ、使ってみてよ」
ジェルのチューブを手に取ると、康太は私にそれを握らせる。

視線を絡ませながら小さく頷き、ジェルを手に取る。
少しひんやりとした感触が、すぐに手の体温に馴染んで、
私はそのまま自然に彼自身を包み込んだ。

「ぁぁ…」
ジェルを馴染ませるように何往復かするうちに、彼の口から甘い息が漏れる。

「サチ…これ、すごくヌルヌルしてきもちいい…」

うっとりとした顏でヘッドボードに上体を委ね、康太は私の髪を撫でた。
恍惚が浮かぶその表情に、私の手は、硬く充血した彼自身だけでなく、
その根元にあるボールにまで伸びていく。

「ぅぅ…ぁ…いい…すごくいいよ…」
軽く身をよじった康太の顏には、うっすらと切なさも浮かび始めていた。

第三章 夜の奥

「舐めさせて」
表情だけでなく、声にも切なさを交らせて、康太はシックスナインの体勢へと持ち込む。

「あぁぁ…っ」
彼の舌に泉を吸い上げられながら、私は、彼自身をジェルで包み、
根本のボールにしゃぶりついていた。

お互いをむさぼる息が、全身を包み込むほどに熱くなった頃、康太が
「このジェル、めちゃくちゃきもちいい。サチのここにも塗ったら、サチも、きもちいいかな」
と質問のつもりなどない言葉を口にすると、チューブに手を伸ばして、
私の真ん中にたっぷりと塗る。

そして、敏感に硬くなっためしべを舌でチロチロと弄びながら、
その周りと泉を柔らかな指先で愛撫する。

「ぁあ…」
身をよじるほどの快感に、私は、しばらく全てを委ねた。

「ねぇ、いれたい…」
熱の増したカラダの向こうに聞こえる彼に荒い息で頷くと、康太は私を仰向けにして、
真上からまっすぐに侵入する。

キスする男女

「あぁぁ…」
デュルッと奥まで流れるように届き、泉の底を突く彼自身が、
そのまま背中を通って頭を突き抜けていくようだ。

「すごい…すごいヌルヌル…」
彼の声に、私の口からも思わず
「きもちいい…」と息が漏れる。

「サチがきもちよさそうにしてると、俺もきもちいい…」
声以上に甘さの漂う康太の表情が、私の感度をさらに上昇させた。

第四章 甘い眠り

何度も体位を変えてから果てると、康太は、私をその腕に抱き寄せる。

「これ、すごくよかったね」
と改めてジェルのチューブを手に取ると、
「ラブスライド…っていうんだ」
と満足気に呟いて、私の髪にキスをした。

そのまま、ギュッと両腕で私の全身を抱きしめと、康太は
「いれてるとき、サチの中に、全身まるごと入っちゃいたいって思った」
と囁く。

「今だって、このまま ひとつにくっついちゃえばいいのにって。そう思うよ」

愛する人の声と、たっぷりと潤ったままのカラダと、すべてに、
甘く柔らく全身を包み込まれたまま、私は、眠りに落ちた。

〜第八話・完〜

あらすじ

同棲中の彼とは、仲が良い。けれどベッドに入ったとき、体調によっては、自分の潤いが少ないのではないかと感じる。サチが買ったジェルは…

今だって、このまま一つにくっついちゃえばいいのにって。
彼の体を感じたい…たっぷりと潤って愛して。

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