駅弁とは、向かい合って立ったまま行う体位です。

アクロバティックな体位として有名で、難易度が非常に高いことが特徴です。
しかし、肌の密着度が高く、深い挿入感も得られるため男女ともに憧れの体位として知られています。マンネリ気味のカップルにはおすすめです。

駅弁とはそもそも立位の一種

駅弁は、対面立位という体位の一種です。立位は名前のとおり「男女が立った状態で行う体位」の総称で、立ちバックなどが有名です。

駅弁の特徴は通常の対面立位と異なり、男性が女性を駅弁売りのように抱えた状態でセックスを行うことです。そのため男性の筋力・体力が必要で、難易度は非常に高くなっています。

駅弁の語源について

駅弁は昔から知られている体位の一つで、江戸時代にまとめられた「四十八手」では「樽立ち（やぐらだち）」と呼ばれています。

そんな櫓立ちを駅弁として有名にしたのは、AV監督の村西氏です。特にご自身が監督を務めた「横浜ベイブリッジの女」では横浜ベイブリッジを駅弁で疾走するなど伝説となっています。

みんなが憧れる駅弁

ラブリサーチで「Hの時に試してみたい体位はありますか？」とアンケートを取ったところ、約68.9％の女性が「ある」と回答しました。その中には「駅弁」もありました。

特にマンネリ化に悩む女性からは「難しそうだけど試してみたい」という声も多く見られました。そこで、実際に駅弁を試してみたい女性のために、具体的なやり方を解説していきます。

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駅弁は「男女ともにチャレンジしてみたい体位」として有名ですが、難易度が高いため断念しているカップルも珍しくありません。しかし、正しい手順で行えば意外と成功するようです。
そこで基本的な駅弁のやり方を確認しましょう。

1）挿入してから抱えてもらう

駅弁には、大きく「男性が女性を持ち上げた状態から挿入する方法」と「あらかじめ挿入した状態から男性が女性を持ち上げる方法」の二種類があります。このうちおすすめは後者です。
具体的には後述しますが、椅子前座位・騎乗位・対面立位などで一度挿入をしてから移行するほうが安全で簡単に駅弁を作れます。

2）前後に動かしてピストン

駅弁では、男性は女性のことを抱えながらピストンしなくてはなりません。
ピストンのコツは上半身を密着させた状態で、下半身だけを比較的小刻みに前後に動かすことです。
なお、女性が上半身を反ると不安定になりピストンが困難になります。できる限り女性も男性に抱き着くようにして、駅弁に協力してあげましょう。

3）歩き回ることで奥まで刺激を感じてみる

駅弁では前後のピストンだけでなく、抱えたままの状態で歩き回ることで膣奥を刺激することができます。
歩くときのコツは、できる限り女性を持ち上げることとペニスと膣をくっつけることです。これにより男性は下半身の自由度が高まるため歩きやすくなります。
なお、特別刺激しなくても歩行時の振動で刺激できます。

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体力を使う駅弁だからこそ、挑戦するときは気持ちよくなりたいですよね。
ここからは、駅弁のやり方やポイントをイラストで詳しく紹介していきます。

はじめから駅弁の姿勢をしようとすると、男性が女性を抱きかかえた状態で挿入をしなくてはならないので、この時に膣にペニスを挿入するのは難易度が高いです。

そのため、まずは騎乗位・対面立位・対面座位など、挿入しやすい体位から始めましょう。

(1)?初心者におすすめ！椅子に座って始める対面座位から駅弁

男性が椅子に座ってその上に女性がまたがり、対面座位の状態になります。
この時、女性は男性の首にしっかりと手をまわしておきましょう。

男性がそのまま立ち上がることで、駅弁の姿勢になります。

(2)?騎乗位から対面座位になって駅弁

騎乗位で男性の上に乗って挿入している状態になったら、男性が身体を起こし、対面座位に。
男性が女性を持ち上げて駅弁の姿勢になります。

この時、女性は男性に身体をしっかりと密着させましょう。
首と首が重なることで力も入りやすくなります。

(3)?対面立位から駅弁

まずは男女で向かい合い、女性が片足を上げてペニスを挿入します。
対面立位の状態ができたら、男性がもう片方の女性の足を抱きかかえ、駅弁の姿勢になります。

女性は片足をあげた状態で挿入するため、バランスを崩しやすく足を捻ってしまうことがあるので十分に注意して行ってください。

また、駅弁の姿勢になると、男性への負荷が一気に大きくなるので、ベッドの上などの不安定な場所では避けましょう。

駅弁は本当に気持ちいい？その魅力とは

憧れの体位として知られている駅弁ですが、実際のところ本当に気持ちいいのでしょうか。
この答えには個人差がありますが、一般的には「スリル感があり気持ち良い」とのことです。そこで駅弁の気持ち良さを中心に魅力について紹介します。

刺激的な体位でマンネリ解消に役立つ

駅弁の魅力は、普通のセックスにはないアクロバティックな体位で得られる深い挿入感と、挿入したまま歩き回るなど非日常感を味わえることです。
また、両足が付いていないので、男性に身を預けるという快感が得られます。新鮮なセックスが楽しめたり、愛情の再確認ができたりするので、マンネリ感の解消にも役立ちます。

奥まで挿入されるので中イキが期待できる

駅弁では、ペニスを膣の深くまで挿入した状態で繋がります。特別、ピストンをしていない状態でもペニスの先端が膣奥に当たるため、子宮の入り口にあるポルチオ性感帯でオーガズムが得やすいのが特徴です。
また、女性は逃げたくでも腰を引けないため、常にグリグリと膣奥を押し込まれるような感覚に襲われます。

密着度が高いのでイチャイチャできる

駅弁は密着度が高く、お互いの表情や声がよくわかるのも魅力です。また、男性は女性を抱えるのに必死で、女性は男性にしがみつくのに必死になります。その必死感が濃厚なセックスへとつながります。
身体も熱くなりやすいので「離れたくない」という感情も起こりやすく、官能的なセックスを楽しむことができます。

ベッド以外で濃厚なセックスができる

駅弁の魅力は、立位であるため必ずしもベッドを必要としないことです。移動が可能であれば、例えば鏡の前や窓際などでプレイをすることもできます。
鏡の前に移動すれば挿入部分が丸見えになりますし、窓際に移動すれば外から見られている羞恥心が得られます。また着衣セックスなどのアレンジも可能です。

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駅弁のバリエーションの一つに、女性が男性を抱える「逆駅弁」という体位があります。

ただし全てのカップルができるわけではなく、体格的に駅弁とは逆になるので、抱えられた男性のペニスが上から膣に挿入される体位です。

体格的に女性が男性を持ち上げられること、ある程度ペニスが長いことが条件となっています。

逆駅弁のやり方

逆駅弁を行う際は騎乗位や座位など女性上位の体位ではなく、対面立位から移行するのが基本です。
具体的には以下のような手順で逆駅弁に移行すると良いでしょう。

1.男性が女性の膣にペニスを奥まで挿入する
2.きちんと挿入できたら男性は女性に抱き着く
3.女性は男性のお尻や太ももを抱えるようにする
4.男性が両足を浮かばせれば逆駅弁へ移行できる

また、逆駅弁でのピストンは「女性が行う方法」と「男性が行う方法」の二種類があります。
女性が行う場合は男性を斜めに動かすイメージでするのがおすすめ。
一方、男性が行う場合女性は動かず、男性だけ骨盤を前後させるように動かします。

逆駅弁のコツと注意点

逆駅弁は前述したように、女性には男性を抱きかかえられるだけの筋力・体力が必要です。
筋力がない女性が無理して男性を抱えようとすると、自分自身がケガをしたり、パートナーを落としたりするリスクがあります。
心配ならまずは挿入せずに抱っこして、安定感があるか、抱きかかえられるかなどを確認しておきましょう。

逆駅弁では、男性のペニスもある程度長さが必要となります。
もし逆駅弁中にペニスが抜けやすいなら、例えば、斜め上に向かって挿入できるよう男性の位置を調整するのがおすすめです。
また、女性も骨盤を前に出して男性がペニスを挿入しやすくすると良いでしょう。それでも抜けやすいなら、無理をしないことも大切です。

駅弁はアクロバティックな体位ですので、ほかのセックス体位に比べると守るべき注意点が多いです。
安全にセックスを行うためにも以下の注意点を守りましょう。

コンドームを装着する

避妊をしたい方は膣外射精ではなく必ずコンドームを装着しましょう。
駅弁の場合にはフィニッシュの一瞬でペニスを膣から抜くのはかなり難しいです。また、そもそも膣外射精では避妊はできないため妊娠を望まない方は駅弁に限らず必ずコンドームを着けるようにしてください。

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転倒に気を付ける

駅弁で部屋を歩き回るなら、あらかじめ片付けをしておきましょう。
女性を抱えている状態だと足元が見えにくいため、転倒など思わぬケガに繋がる恐れがあります。
また、ベッドやソファなどの近くも危険です。ケガを防ぐためにも、比較的広めのスペースを歩くようにしてください。

予想以上に足腰への負担がかかる

体力や筋力に自信があっても、慣れていない駅弁は意外と大変です。
特に足腰への負担が大きく、途中で動くのが辛くなる可能性もあります。そのまま無理して続けると足腰を痛めたり、耐えきれずに女性を落としたりしてしまうリスクもあります。
「もう少し頑張れる」と思った時点で中止するのが良いかと思います。

膣の奥に痛みを感じる場合は避ける

駅弁は膣奥までペニスを挿入できるのが魅力ですが、同時に膣奥に痛みが出る可能性も高いので注意が必要です。
痛みがある状態でセックスを続けると、その後も痛みが続いたり、セックスが億劫になったりすることもあります。痛みがあるなら我慢せずに、パートナーに「痛いから下ろして」と伝えるようにしましょう。

ここまで駅弁について紹介しました。

二人で抱き合った状態で挿入できる体位なので、パートナーとの距離も近く、いつもとは違う刺激を感じられるかもしれません。

「アクロバティックな体位に憧れるけど、どのようにやればいいかがわからない…」「駅弁って難しいのでは」と考えている方も、イラストを見ながらぜひチャレンジしてみてくださいね！