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官能小説 本当にあった物語 5話「カラダの記憶」

カラダのつぶやき

首筋に当たるシャワーのお湯が、胸、お腹を伝って、太ももから足元へと流れ落ちていく。

(物足りない…のかな?最近の私…)

排水溝へと光りながら流れ込んでいくお湯の流れをぼんやりと眺めながら、セックスの直後だというのに、ふと、そう思ってしまう。

結婚して5年。一人娘は幼稚園に通い始めて、日々の生活は平和と愛に満ちていると思う。
ただ…。ただ、セックスに関して言えば、最近の私は物足りなさを感じているのかもしれない。娘を出産する前は、夫が私の中に入ってくると、中の壁も一番奥も、夫が動くたびに敏感さを増していた。そして、奥の奥を突き上げられながら、何度も頂点に達していた。

けれど、産後は、その感覚が、遠ざかってしまった。クリトリスではオーガズムを感じるけれど、中でのそれは少なくなっていた。まるで、耳栓をして音と自分との間にいくつもの層ができたように…。夫が入ってきてくれれば、きもちがいいけれど、あの、空中ブランコに揺さぶられるような。突き落とされながら巻き上げられるような快感は、ぼやけてしまうことが多い。

「贅沢な悩み…なのかな」

小さくつぶやきながらバスルームを出ると、夫の待つ寝室へと向かった。

揺れる心

夫を仕事に送り出し、娘を幼稚園へと送ると、しばらくはひとりの時間となる。
調べ事をしているうちに、なんとなく気になって「産後、セックス」のキーワードで検索をしていると、いろんな情報が出てくる。その中で、自分を磨くためにバイブを使うというコラムにたどり着いた。

バイブで…」

思わず、声が出た。
声とともに、体の中心がキュッと反応し、少し緊張するのが分かる。そのバイブの説明を読んでいると、体温が徐々に上昇し、心臓の動きが速く大きくなっていく。

ゴクリと唾液を飲む音が、はっきりと頭の中に響いたそのとき、洗濯機が洗濯を終えたことを知らせて我に返った。

―――翌日。

夫と子どもが出かけた後、私は、再び同じサイトを訪れていた。昨日は、掃除中や入浴中、ふとあの水色のバイブを思い出しては少しの間ボーッとしてしまっていたのだ。

(でも…、これを買って自分でしたら、物足りないってハッキリ認めちゃうみたい…)

そんな思いが浮かんで、またサイトを閉じた。

決断

しかし、さらに翌日も、また私は、同じサイトを訪れて、同じバイブの説明やレビューを読んでいた。“マリンビーンズ”というバイブの名前まで、もうはっきりと覚えている。そして、その写真を見るほどに、レビューを読むほどに、カラダがうずく…。

(自分を、磨く…)

心の中で言葉にして、私は注文手続きに進んだ。
マウスとキーボードに降れる指先が、妙に熱く感じる。いつの間にか口で息をしていたようで、注文を終える頃には、口の中が乾いていた。

「頼んじゃった…」

窓から差す陽射しの眩しさに、目を閉じる。

次の朝、娘を幼稚園に送り届けると、急いで帰宅して郵便受けを確認する。
小包がひとつ、静かにたたずんでいた。それをバッグに入れると、また急いで家の中に入った。

「よかった」

玄関からベッドルームへとまっすぐに向かい、バッグから小包を取り出すと、安堵のため息と共につぶやく。このパッケージなら、きっと、誰にも気づかれていない。中身が何なのか…。

私は、部屋のカーテンを勢いよく閉めた。

記憶の鍵音

安堵のため息と言葉とは裏腹に、私の指先はソワソワとしていた。パッケージを開けるのに、少し不器用になるほどに。

少しの後ろめたさをぬぐってくれるような、いやらしさとは程遠い丁寧な包装をほどいていくと、ここ何日か写真で何度も見入っていたマリンビーンズが姿を現した。

手に取ると、キュートな色に可愛らしささえ感じて、自分を磨くという言葉が腑に落ちた。

そっと、マリンビーンズの先端を唇に当ててみる。
優しい感触…。

もう1度唇をつけると、少しだけ唇が熱くなっているのが分かる。
さらにもう1度…、もう1度…。水色の優しい感触に寄せるたび、私の唇の熱は上がり、少しずつ唇が開く。

チュパ…

静かに音を立てて、私は、水色の先端を口の中に収めた。
硬くなった夫を口に含んだときと同じように口が開き、ひとりきりなのに気恥ずかしくなる。それでも、その恥ずかしさと同時に、私の体の真ん中はドクンと脈打った。そのまま水色を口の奥まで含むと、さらに強く、跳ねるように脈が打たれる…。

私は、右手で持っていたバイブを左手に持ち替え、何度も口の中を行き来させる。そして、右手でワンピースの裾をたくし上げ、ショーツの上から脈打つクリトリスに触れる。

驚くほどに、熱い。

「ぁぁ…」

湿りけをたっぷりと含んだ息をつくと、私は、ショーツを脱ぐ。
直接触れると、小さなめしべはとろけるほどに敏感になっていた。その先には、熱い泉が溢れている。

もう1度バイブを右手に持ち替えると、私は、水色の先端を、今度はめしべと泉の周辺へと近づける。

そっと…、そっと、まずは愛液が溢れている泉の入口に触れ、少しずつめしべへと移動させて…。また泉の入口へと戻る…。
これは、夫が私によくする愛撫なのだ。「ほら、こんなに濡れてるよ」と言いながら、夫は、夫自身の先端で愛液をクリトリスに運び、絶妙にその小さな粒をこする。そして、また溢れてくる愛液をすくっては、ドクドクと膨張するクリトリスをいじめる。

「あぁぁ…」

私は、いつの間にか、夫にしてもらう愛撫そのままのバイブの動きに没頭していた。
クリトリスは暴れ出しそうに敏感さを増し、泉から溢れる愛液も温度を上げている。

カラダの記憶

少し手が震えながら、私は、水色の先端を泉の入口に当てた。
手が震えたのはその一瞬で、吸いこもうとする泉に素直に従って、水色は私のカラダの中に納まっていく。

「ぁは…あぁ…」

バイブを使ってひとりえっちする官能小説イラスト

奥まで納まると、声が漏れる。
そっと、半分ほど抜き、また奥へ…。今度はギリギリまで抜き、また奥まで…。

(入り口が、まとわりついてる…?)

自分の泉が、マリンビーンズに吸い付いているようで、そして、それがとても心地いい。

私は、そっと、バイブレーションのスイッチを入れる。

「あぁぁ…」

カラダの芯で渦巻いている快感が、バイブレーションに乗って全身を巡っていくような衝撃が、一気に駆け抜けた。

「ダメ…動いちゃう…」

腰も手も、勝手に暴れ出してしまう。泉の奥を突き上げるように。そして、こするように…。
すると、マリンビーンズの何本もの柔らかな突起がクリトリスを包み込む格好になる。

「あぁぁ…いいっ…」

強すぎず、でも弱すぎず、つぶれないようにめしべを包む突起は、クリトリスだけでなく泉の中の快感も急激に高めた。

「そこ…そこ…」

夢中で、バイブの先端で泉の奥を突き、こすりつける。

(これ…この快感…この向こうに…落ちる…)

崩れ落ちそうな泉の底を感じながら、私は、以前の感覚を取り戻していた。

もう1つのスイッチを入れると、カラダの中でマリンビーンズがうねる。

「あぁ…だめ…」

振動にうねりが加わると、全身がしびれるような快感が襲ってくる。

「そこ…い…いく…っ」

泉の奥をさらに深く突き上げながら、私は、泉の底を崩した。

朝の陽射しが、カーテンの向こうにかすかに見える。

ジンジンとしびれる全身をぐったりとベッドのマットレスに預けながら、私は、久しぶりの快感の余韻に浸っていた。

そしてそれ以上に、夫とのセックスで、“あの自分”を取り戻せるという期待が湧く。カーテンの隙間から漏れる一筋の光は、その期待を自信に変えてくれるようだ。

END

体験談

あらすじ

結婚して5年。娘は幼稚園に通い始めて、日々の生活は平和と愛に満ちていると思う。

ただ…セックスに関して言えば、最近の私は物足りなさを感じているのかもしれない。夫が入ってきてくれれば、きもちがいいけれど、当時のあの快感はぼやけてしまうことが多い。

調べものをしていたついでに「産後、セックス」のキーワードで検索をすると、自分を磨くためにバイブを使うというコラムにたどり着いて…。

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